醤油庫日誌

やかんの映画ドラマ感想文。

「マルサの女」

2007年02月15日 | 【ま行】タイトル
1987年、東宝。
税務署さん、ご苦労様です。
納税者にボロクソに罵られ、可燃ごみ処理場で証拠書類を漁り、降っても照っても尾行張り込み。
いろいろなご苦労があるんですなぁ。
それにしても、できる上司、頼りになるそのまた上司、仕事熱心な同僚……いい職場ですな。
……現実は往々にしてそうはいかないところが、その、つらいですな。
それはともかく、国税局査察官の手腕とチームプレーに、見ていて胸がスカッといたしました。
寝癖おかっぱの宮本信子がかわいらしかったです。
悪徳経営者役の山崎努を見て思ったのですが、中年男性は大笑いした表情がいいと、はっとさせられますね。
とくに普段があくの強い悪人面だったり、むっつり気難しそうだったりすると、その落差ゆえに印象に残ります。
あら、案外かわいらしいわね、とか、意外とこの人中身は純なのかも、とか。
……ま、オヤジの中身なんて確かめないほうが吉。


コメントを投稿