毎週土曜日に届く日経プラス1に次週のテレビ番組表が載っているので、そこから選んで娘に録画してもらうというのが、私のテレビドラマ鑑賞法である(ペダル踏み運動をしながら観ることは前にも書いた)。 今年は生誕100年ということで、清張作品が多かったのでたすかった。 そういうものがないと、『相棒』だけになってしまう。この作品は水谷豊さんの相棒が寺脇康文さんから及川光博さんにかわって、ドラマの雰囲気も変わったが、脇役(山西淳、六角精児、川口和久、岸部一徳~のみなさん)がよいので、あとは、その回ごとの脚本次第。 ところで、「夏に続編を作ります」とNHKが前宣伝していた「白州次郎伝」はどうなったのか。これもおもしろいドラマだった。そして、これ以上に見ごたえがあったのが、渡辺謙さん主演の『刑事一代』だった。 大河のドラマの直江兼継は観なかった。来年は福山雅治君の坂本竜馬だそうだが、竜馬を久山君のような優しそうな美男がどう演じるのか。 週日の午前10時半からテレ朝で『暴れん坊将軍』という時代劇の再放送をやっている(たぶん、再々、再々々であるだろう)。将軍だから、黄門様同様、毎度必勝である。そんなもの、誰が観るのか(視聴率は1パーセントあるか)と思われる方もあるだろう。 15年前、私は脳梗塞で半月間入院治療した。病室の2ツとなりに女性用大部屋があって、その前の廊下を通るとき、部屋の中からボリュームをあげたテレビ音が時代劇であることが伝わり、開かれたドアから5,6人のおばあちゃんの、テレビ画面に見入る姿も垣間見た。 そこからの連想であるが、たぶん、『暴れん坊将軍』にも、薬品会社や保険会社などのスポンサーがつくのかなと思ったりする。