おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

恋が消えたとしても

2020-07-31 06:23:00 | Weblog






雨に濡れて

傘もささずに たたずむ乙女

思いがあふれて言葉にならず

目には大粒の涙が

今にもこぼれんとして




雨は 降り続き

傘を持たない乙女は

夕暮れの雨に冷えたか

肩が震えている

その視線の先は 海で

絶え間ない思いの去就が繰り返され

立ち去ることすらできないでいる




乙女よ

初めての恋を 失くしたか

その人は 海の向こうに去ってしまったか

人が生きて出会う恋は 一つだけではないのだ

すべてをなくしたように嘆くのはやめて

明日の日の出を 祈るがいい




顔をあげて 涙をぬぐって

笑顔を 見せておくれ

胸の痛みは 雨とともに海に返そう

わたしたちは こうして

いくつかの恋をなくしながら

また きっと いい恋に巡り合えると

信じるから 日常の 耐えられない苦痛も

我慢できるのだよ




いたいけない乙女よ

初めての恋が消えたとしても

あなたの人生を変えるに値するほどの意味はない


画像Webより拝借
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ささやかな生き方

2020-07-30 06:47:00 | Weblog







平凡な庭に

異種の草花がまぎれ咲き

楚々として 可憐なる様をみつけて

幸せを見つけたような

ホッこりした 気分になった午後

温かい紅茶を 楽しみながら

窓越しに ながめて数時間を費やした





数時間を ただ 過去へ押し流しただけの

まったりした 時間が過ぎてみれば

押し寄せる 世事のあれこれに

瞬く間に捉えられて 身動きすらできない

この あからさまな ギャップがある限り

世事から 逃れたいという欲望と

抗い続ける わたし 




それゆえ 静かな時間が 

幸せと思える

ささやかな生き方を 讃えよう

今日も それに尽きる。


完成したジグゾウパズル
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ひみつの Last Will

2020-07-29 07:44:00 | Weblog







詩の世界に

迷い込んで 

長い年月が過ぎ行き



私の中で存分に

根を伸ばし 葉を増やし

新しい芽ばえも 

みえたかもしれないのに



何一つ これぞという実を

手にした記憶がない



惑い 彷徨い

生きた足跡を残せるならばと

書き続けて



どこへ辿り着きたいのだろう



また独り言のように

胸の中で 小さな言霊が

息吹はじめると



いぶかしがることもなく

恥ずかしげもなく

自分の言葉に置き換えてしまう



私の詩は ひみつの Last Will


完成したジグゾウパズル
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心の道路標識

2020-07-28 06:14:00 | Weblog







思いのままに あてもなく

車を走らせると

沢山の標識が 動きを阻む




心に従うと

とまれといわれても

とまれないこともある





傾斜○○%の急勾配道路

くだりなら さらに突っ走れ

のぼりなら どうぞお先に




踏み切りあり

列車と競争するのもスリルだ

未知のときめきがおどる




転回禁止 なんのその

心のままに

ユーターンだってできる




動物が飛び出すおそれあり

いいじゃない

鹿と ルンバも悪くない 




心の道路標識は

私がきめる

自由人であるために


ジグゾウパズルより
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欲張っている自分

2020-07-27 06:38:00 | Weblog







意にそぐわないことが

時として

進んでしまうと

その収拾に 心煩わせ

口を閉ざして

迷宮に 入り込み

静かな人としての印象が一人歩きする



私は 饒舌ではないと思う




物事を 歪曲して伝えるのは

とても苦手で

ストレートすぎるかもしれない




柔らかい言い方で

傷つけないように話すことの

むつかしさを 感じると

必要以上に 無口になってしまう





思いつくままの気持ちを

相手にかかわらず 話題にし

話し弾ませる話術の人が

うらやましいと思う




誰とでも

旧知の人のように 語れる人は

きっと 天性のものなのでしょう




対面であろうと

メールであろうと

そして 詩を書く時ですら

読む人を 意識すると

人見知りの性格が 顔を出す。




詩を書くときは

自分の中の世界に 入り込むことが

必然的な ことになってしまう




それでもなお

独特の 風情を残したいと

欲張っている自分を

大切にしていたい。


ジグゾウパズルより
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厄介なもの

2020-07-25 12:28:32 | Weblog








行動と 心は

必ずしも 一致しない

心ほど 厄介なものはない

道理を 道理として

承知していても

その反意を 

どこか片隅に持っていて

行動をそそのかし

あらぬ方に

伴ってしまう




かつて見た景色が

とても好きだったからといって

その景色の中に

違う気持ちでたつ時は

まったく違う感じ方をしてしまう。





好きだったところが

嫌いな場所となったり

二度と思い出したくない場所になったり





また

ちいさなことにこだわり

大切なことを

見逃してしまうことも多い





かつてのころと

同じものが

残っていることのほうが

すくなくなる

思いも 景色も





すべて 承知の上で

変わらないことを

誓ってしまう

これもまた

人の性(さが)でしかない


ジグゾウパズルより
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今ほしい・・

2020-07-24 13:26:16 | Weblog







ひどく 心が波打ち

まるで 

伝染病に感染したように

かがみこんでしまう

そのとき 何が起こったのか

言葉に尽くせない





誰かと 悩みを 共有するような

空間を 泳いではいけない

知ろうとしてはいけないことが

万とあることは 

知っているけれど





知るのは怖い

怖いものほど知りたい

この悪循環の中で

もだえる 純真な心は

徐々に 穢れ(けがれ)ていく





かげを追いかけて

永遠に追いかけるままの

哀れな姿を 思い浮かべると

どこかで 踵(きびす)を返して

居心地のよい場所をと・・





人は 

迷いながら

愛を見つけるために

生きている。





信じたら

迷わない つよい

穢れない心を 

もっていたい





若くて純粋だった

あのころと同じ心が

今ほしい

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揺れ動く

2020-07-23 06:31:37 | Weblog







切ない思いは

風に揺れ動く 

草木に似て



ざわ ざわ と



いつとはなく 

はじまり



いつともなく 

ふと、とまり



そして



いつまでともなく 

揺れ動く



ざわ ざわ と



切ない思いを

断ち切るほどの

思いがけない 出来事を

まっている日々



生きると いうこと。


完成したジグゾウパズル
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目を背けないで

2020-07-22 05:57:12 | Weblog







まるで

柱時計が 時を刻むような

正確な 鼓動に 耳を傾けながら

明日を語るとき




裏切ることのない 約束が

心の宝箱に 収まり

タイムカプセルさながらに

次の時代の 到来を待つようだ




人の心の 移ろいやすさは

だれもが 知っているから

その部分には触れないでおこう




決して 

移ろうことは

罪ではないのだから

目を背けないで 見つめていよう





山川や 海や島を

花や 木や 愛する動物たちを

語るときの目は かがやき

大きな 自然の営みの恩恵を

まさに 感じる瞬間であることを

覚えておこう





同じように 

巡り合ったことへの

感謝を 

語り合うときのために


完成したジグゾウパズル
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怠惰な思い

2020-07-21 07:56:00 | Weblog






あのとき 

無限の未来が広がりをみせ

言葉のいらない時間が

確かにあったと 思うのだけれど




過ぎてみれば

ただの希望でしかなく

自己満足の時間を

過ごしただけなのだと

認めたくはない




自己愛の塊となって

傷つくことを恐れるあまり

確かめの時間を放棄して

それぞれの世界に回帰する




そうではない

そんなはずはない

あれは幻ではなかったのだと

呪文のようにひとり言しながら




何の手立てもないまま

跡形もなく崩れていくのを

見過ごしている時間の

恐ろしく怠惰な思いよ




完成形を見ることもなく

投げ出した

彫刻家の作品のごとく

無念だけが 空間に漂う


完成したジグゾウパズル
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戻れるなら

2020-07-20 08:03:00 | Weblog







愛について

滔々とかたる人に

うなずきで答えると

それは 了解の証となり

とまるところ知らず

曖昧なうなずきは

誤解のもとになる事を

知った




十八歳に満たない頃の

貴重な学習で 

地の果てまでもと思いつめる

恋をできなかった




今考えると

それは 

惜しい事なのかもしれない




愛しているといわれれば

愛してしまったような

錯覚に包まれてしまう




老練な狩人である男は

そのまやかしの瞬間を捉えて

次の手段に進むだろうし

未成熟な女は 

言葉の魔法で舞い上がってしまうだろう




舞い上がる恍惚を

経験しておけばよかった

惜しい事をしたなどと

今だから言える




人の言葉の

裏側に潜むなぞの存在を

屈託の無い経験から学習できる

若い世代に戻れるならば

あえて

魔法のまやかしに身をまかせて

違う生き方をしてみれば

などと

昼のうつつに思い遊ぶ


再掲
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壊れかけのエレベーター

2020-07-19 15:32:42 | Weblog







ふうっと 奈落に落ちるような感覚

古い設備のエレベーターに乗った時の

胃袋が きゅうっとせりあがってくるような

不快な気持ち

似てないかしら



信頼する人の 心変わりは

生きてきて 

幾度か経験したけれど

そのたびに 自分が間違っているのかもと

自分を責める気持ちが先にたつ

わたしは 


かなり重症な思い込みに取り付かれて

迷える羊となってしまう。



それが 奈落へ墜落する感覚

壊れかけのエレベーター



過ぎてしまえば 笑えることもあるし

理解できることもあるけれど

どう悩んでも 理解するには程遠い

絶望的な 喪失感も ある。



囚われから 心を解放する方法

長年かかっても あみ出せない


旅行に出かけるとか 映画を見るとか

気のおけない友人と

ばか話を するとか

浴びるほど飲むとか


飲めない身では

そんな時

一人になってはいけないことだけは

経験ずみ



思うことは

何もいわずに 抱きしめてくれる

大きな胸と腕

これ以上の治療法は無いということ


(再掲)
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蝶の悲しみ

2020-07-18 21:13:00 | Weblog






雨が 降り止まない日には

空を見上げて

ため息を 一つ

また 一つ





それが 誰への合図でもない

体の中の

むずかる心を

落ち着かせるための

子守唄




紫陽花は雨を受け止め

久しく会わなかった恋人のように

喜々としている




黙々と働く蟻たちは

葉陰の秘密の道を辿って

家路を急ぎ




濡れた翅(はね)を閉じたまま

じっとしている蝶は 

何を思っているのか




恋人は今頃 どのあたりか

どこで 彷徨っているのか

蝶の悲しみが

ひとしきり 雨を降らす


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虚しさのむこうへ

2020-07-17 16:43:02 | Weblog






小さな 雨粒が

切れ間なく 雲の彼方から

こぼれ落ちてくる 

今日も



すべてを 受け止めて

途方に暮れる 嘆きの人々が

涙つぶと まじりあった悲しみを

泥水に 溶かして

川にもどす



泥と向き合う むなしい時間を

取り戻す 術などない



昨日まで ともにあった愛も情も

虚しさのむこうへ

潜んでしまったように思える



人の存在の このうえなき頼りなさを

知らされて 浅い眠りにつく


画像Webより拝借

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とてもしあわせです

2020-07-16 16:23:52 | Weblog







さわやかな 朝が

久しぶりに 庭にやってきた

片隅の クチナシが

喜びを隠せない

葉艶の良さは 

長雨のおかげだけれど

楚々とした 美しさ

香りとともに 風に乗せて

控えめなのに 目を奪う



傍らで 詩集を膝において

お茶する たのしさ

堪能する ひとときの

しあわせを あなたにも

おくりたい


花言葉は ”とてもしあわせです”


完成したジグゾウパズル

多少あきれて ご覧いただいている方も
おられるようなので あえて 告白いたします。
実は ジグゾウパズルに はまっておりまして
コツコツ 画像を選り好みしては 毎日欠かさず
数時間 ジグゾウパズルと 会話しております。
一種の やったぜ! 感を 味わうために・・
変ですか?
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