おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

ささやきなら・・

2020-05-31 08:43:00 | Weblog






少し 耳障りな 落とした声

秘め事なら

もうすこし こっそりと

聞かせるためなら

低くても 滑舌をすっきりと

そう、 

秘め事なら

人目をはばかって





五月の若葉の ささやきなら

おおっぴらに

薫風とともに

まっている 恋人のために



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偽善者?

2020-05-30 06:10:00 | Weblog






行づりの知人たちと
しばしの 談笑

笑顔で別れたけれど
何を話したのかさえ 思い出せない

どうでも良いことに
相槌をうち 互いの理解者のように
語りあうのに

その人の 思いに 
何の興味も持てないことを
気づかれないように
笑顔で 話す。

私は 偽善者だと 思う

そう思うけれど
この 接し方を
やめることが できない。

生きていく上での
潤滑油 だと
心が 嘯いている



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空気みたいに

2020-05-29 06:06:00 | Weblog






しずかに 寄り添って
空気みたいに
存在感のない 人



語りかければ 目線で
返事をして
かすかな 微笑を
応諾の 合図とする 人



人ごみの中には 入りたがらず
数歩あとを 遅れることなく
ついてあるく



別れる時は
少し 小首を傾けて
軽いお辞儀を する



大きな声では 笑わず
大きな声で 呼ぶことも無く
手を 小さく 振って
しずかに 去っていく



まるで 皇族の人の
所作 を まねているような
おとなしい人



なにを 考えているのか
わからないけれど
敵では 無いのだと
体全体で 表現している



そんな 人に なりたいと
思った 五月の午後。



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答えを探して・・

2020-05-28 07:38:00 | Weblog






人は 行動を制限されると

従順に従う気持ちと

どこか 抜け道を探す気持ちが

こころの中で せめぎあう




ステイホーム と言われれば

小犬のように 

不要不急を自問しながら

家の中で 所在を探している




とおくの人とは半年以上

あうことを 制限され

県境をこえての 

外出は 不要不急を自問したうえで

あきらめの連続




だれもが 叫びたくなっているのに

叫ぶことすらしない

制限解除の時がきても

新たな 火種になることを考えると

今の暮らしと 変わるような気がしない




どうすればいいのやら・・

どうすればいいのですか




どうすれば後悔せずにいきられるのですか



答えを毎日 探している



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心の棘

2020-05-27 07:58:37 | Weblog






あなたでなければ という



だめなんだ とつぶやく



心の棘(とげ)を 抜くことが 

毎日心を悩ませる




安らかな眠りを過ごしたと

一人 ゆとりをかみしめる時間

気持ちの良い目覚めは

庭木に訪れた 山鳥の

声を潜(ひそ)めた 歌声




夢の中で ささやいた

あなた恋しの 詩のリズム




何気なく開いた 

古いメッセージのページ

仔猫をもらってきた と一言




好きではないと言わなかった私

好きになろうと つとめたこともある

理由を聞かれたら 困ることになる

一方的な わがままな思いでしかなく

蛇を 見たくないほどの 

狂おしいものではない




犬のほうが より好きだと話して

話の矛先(ほこさき)を変え 触れなかった心の棘

世の愛猫家の 顰蹙(ひんしゅく)を買う

脅威(きょうい)におびえて

愛くるしいまなざしは 

すきなのよ とても・・と

心の棘(とげ)を 一つ抜く



今日も・・
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意識の片隅で

2020-05-26 08:10:28 | Weblog





あなたが 微笑みながら 踏みしめた山辺の途を

取り残されたあなたの記憶の中に

二人で肩を並べて座った 語らいの小岩の陰に




私は 数時間 数日間 あるいはもっと・・

探しているのだけれど

あなたの微笑みは 私が作り上げた

空しい映像の繰り返しで




現実のあたたかさも 冷たさも

あなたの息吹の 安心も

何も 伝わっては来ない




秋風が吹いて 小枝がかすかに震えるように

あなたが うなずく素振りだけでも

見逃さずに受け止めようと

あなたの周りを 徘徊しては

あなたの眠りを妨げてしまう




この 眠気はなんだ



現実のつらさから逃れるすべを

眠りの中に 求めるのなら

一番必要なものは

あなたの胸のぬくもり




それこそが 幸せのかたちだと

意識の片隅で ニンフがささやく



世の中は 雨

昨日も あめ、

わたしは 睡魔の手の内で

このまま 目覚めることのない時間を

探している




目覚めて 笑顔で おはよう!

目覚めて 今日も 元気!



何気ない挨拶を 交わせる幸せ

あなたと 分け合いたい 夢



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珈琲色の記憶

2020-05-25 08:29:44 | Weblog






いっぱいの珈琲が 語る

青春の記憶

珈琲色の中に溶け出した

若くて幼い 惑いの想いは

いつの間にか

消えてしまった




青春という言葉を

過去の中に置いてきたときから

惑いの意味も なぜか違う

少しずつ大人の分別が顔を出し

自分を縛る約束事が増え

徐々に 生きづらくなる




楽しいだけではすまない

誰かを好きになる時ですら

何がしかの 縛りの約束事が

判断の基準になる




たとえ 誰かのアドバイスを無視する時ですら

胸の奥に 組み立てた生き様の約束事が・・

しっかりと 縛りの約束事が 登場する




それは 要するに 個人的な

排他的嗜好の根源でしかないけれど




一つの保身の方法であった・・と

珈琲色の回顧



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泡沫の時

2020-05-24 12:38:28 | Weblog





眠りの浅い 夜半は

彼方、此方から 浮かびくる

想いの精霊たちが

名を呼ぶので



闇に目を凝らして

姿を捜し求めるけれど

いたずらに時間だけが過ぎて

何も 見えはしない



一人を感じる時間が

紛(まご)うことなき弱い心に

寸暇与えず 覆いかぶさる



眠ったつもりで 

かたく目を閉じていても

まぶたの裏を 軽くノックする

悪戯好きな 友達



過去の捨てた想いまでが

まとまって 和気藹々と輪を作り

誘い出しにくる



闇の中に なにがあるのだろう

一人かこちて哀しむよりは

誘われて 仲間入りし

朝を迎えることが 

満ち足りた時間だとするならば



夜毎 想いの精霊たちと

泡沫(うたかた)の 時をまどろまん

東の空が 白むまで



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ささやかな生き方

2020-05-23 07:25:00 | Weblog







平凡な庭に

異種の草花がまぎれ咲き

楚々として 可憐なる様をみつけて

幸せを見つけたような

ホッこりした 気分になった午後

温かい紅茶を 楽しみながら

窓越しに ながめて数時間を費やした





数時間を ただ 過去へ押し流しただけの

まったりした 時間が過ぎてみれば

押し寄せる 世事のあれこれに

瞬く間に捉えられて 身動きすらできない

この あからさまな ギャップがある限り

世事から 逃れたいという欲望と

抗い続ける わたし 




それゆえ 静かな時間が 

幸せと思える

ささやかな生き方を 讃えよう

今日も それに尽きる。



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雨の晴れ間の午後

2020-05-22 08:08:00 | Weblog






逝去を知らせるベルがなり

近隣の一人住まいの女性が 

この世との決別を 

一人でむかえた夜は 雨が降っていた





教育者としての生き方を選んで

自身の家族を持たなかったため

その通夜の客は少なく

唯一の血縁者 彼女の甥と

その家族が 席を連ね

あとは、

町内の有志のみの静かな弔いであった





92歳まで 長寿を全うしたが

かつての 職場の同僚、友人たちは

すでに この世にはいない

沢山の逝去を 見届けたであろうに

彼女は この寂しい通夜を 予測しただろうか





突然事故で幼い命が 召されることを思うと

憤怒したり 悲しみを分け合ったり

心かき乱す人は あまりにも多かろう




自分ひとりの ささやかな悩み事に

日常を かく乱したりして

身の置き所なき嘆きなど

贅沢者の たわごとに過ぎない 




誰かが 惜しんでくれることを

期待する 身の程知らずの日常から

誰かの心をうつ詩を

滲ませることは できないと

反省一頻り(ひとしきり)の

雨の晴れ間の午後 




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言葉は 言葉

2020-05-21 07:39:00 | Weblog






ため息を 受け止めてくれる胸

冷えた心を あたためてくれる頬ずり

振り切って歩き続ける私

疲れて たおれるまで

歩き続ける 意地っ張りを

先回りして 待っているあなた




ネイルが 悲しみ色を帯びるころ

小指が痛み始めるから

あなたの言葉を思い出す

どんな時でも一緒だよと

あのとき確かに聞いた呪文

その道が 幸せに繋がると




約束は 約束

言葉は 言葉

愛は 姿もなく

あなたも 陽炎




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私的 嗜好のはなし

2020-05-20 06:15:00 | Weblog





雨の音を 聞いていると

彼方からの ささやきが

運ばれてくる




遠くて 小さくて ささやかで

けれど 

たった一つの真実を

伝えようとするかのようで

時が過ぎるのを 忘れて

耳をかたむけてしまう



伝えたい たった一つのこと

胸の中で 燻り続けている想い



雨の音を 味方にして

しとしと と

じんわりと

飽きることなく



その粘膜質な想いの羅列は

聞き入れば それなりに

つたわるものだけれど



五月晴れのような

あるいは 

灼熱の八月の空のような

からりとした

あっけらかんな告白が・・



そのほうが 

好きなんだけど・・な

わたしは。 



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途上なれば・・

2020-05-19 17:44:18 | Weblog





思いがけない 

望まない贈り物をもらったような

突然の出来事を 

半ば あきらめの感情を持ちながら

受け止めたある朝



心の中で 昇華しつくすまで

たくさんの 時間があり

新たに生まれた 懸念などもあり



持ちきれないほどの 思いを持ちながら

平静な顔をして 友人に手を振ってしまう



その挙句

今度 お茶しようね! などと

軽い調子で 声かけられると

何故か 涙ぐんでしまう 私がいる。



思えば 誰彼といわず 

軽いノリで 声かけあう 付き合い方を

したことがない私が居て



突然の あり得ない お茶の誘いが

本気かどうかよりも

気軽すぎて 戸惑いのほうが大きすぎる



まだまだ 成長しきれない私を

はぐくむ勤めが 私には あるようだ。



傷つきやすくて 引っ込み思案な私とは

長い付き合いなのに



まだ すべてを 理解しきれないで

生きるということの 大きな課題を

果たせずにいる




せめてもの 救いは

こんな私を 側面から少しづつ

理解し 解明して

それでも あきれて投げ出すことなく

理解しようとしてくれる

あたたかい心の持ち主と遭遇できる

有意義な旅を している途上だということ




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少女のように

2020-05-18 07:57:00 | Weblog





足もとの草むらから

ひらひらと 舞い上がった蝶

はねの模様に 

不思議を感じて

なにかしら なくした後のような

空虚な想い

靴先で 小石をけって

ただ、 遠くをながめ

立ち尽くす 

昼下がり

思春期の少女のように・・




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安堵の夢を見ながら・・

2020-05-17 09:22:50 | Weblog





近付くと 

はにかみながら目をそらす

芙蓉の人よ

あなたと同じ思いを胸に

もう 何日を過ごしただろう




あなたの想いは

心の奥深く 忍び込み

やってくる日々の

夢や憧憬を 空模様に描いて

優しく 語りかけてくれる




たとえ 傷ついた心を持て余して 

自暴自棄になる日があっても

あなたの 緩やかな語りは

坩堝(るつぼ)から 救ってくれる



私の冷えた手を さすりながら

語りかける 優しい声

私の冷えた心に 吐息を

吹き込む 温かい思いやり



芙蓉の人よ

あたたかい心の持ち主

あなたに寄り添い

安堵の夢を見ながら

芙蓉の人と ならむ



いつか・・










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