おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

輪廻のように

2019-10-31 07:53:42 | Weblog





そのとき

足元の 石ころを 蹴っていた

言葉が つまって

もどかしく 

解けた靴紐を なおすこともなく

ただ 足元の石ころを蹴っていた




そのとき

空を見上げて 雲の動きに夢中になった

胸の中から 空気が抜けていく音がした

どこからか 

誰かが呼ぶ声が 三度響いた




そのとき

涙が こぼれるのを見た

涙に 月がうつっていた

何も見なかったかのように

大きな声で 歌を歌った




大人になるための関所を

いくつもいくつも 通り過ぎて

それでもなお

同じことが 襲ってくる

輪廻のように







シーマニア
花言葉 繁栄
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ため息

2019-10-30 14:18:50 | Weblog





下書きの そのまた前の 下書きを

ため息つきつ ひらきて眺む





体調の すぐれぬ日には 一息の

ゆるやかにして 過ぎし日おもう






クジャクソウ
花言葉 一目惚れ、可憐
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良しといえるか・・

2019-10-29 12:26:48 | Weblog






何かしるしがあれば

目印が約束されていれば

道に迷うこともないとおもう



目印が間違った情報の場合もあり

知らず知らずに迷宮にはいり

苦悩することもある



母に手を引かれて歩む頃は

母に全幅の信頼あればこそ

迷い子にならずにすんだ



大人になってみると独り立ちが

得意になり 意気込みから

間違った道を歩みそうになったこともある



いま辛うじて迷子にならないのは

今までの生き方に良しといえる

経験からの自信のせい



残りの年月を数えると

これからも さらに良しと

いえる日々を送れるだろうか



沢山の後悔を積み重ねて

室に閉じ込めた時間の経過が

ずっしりと重たい毎日となる






コキア
花言葉 恵まれた生活、夫婦円満、忍耐強い愛
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終わりのない 旅

2019-10-28 09:37:42 | Weblog





旅をしている

あてどない 旅をしている


旅の途中は 浮き草の心





夕日が沈む時には

涙をながす


涙の意味は 言わないのに

一緒に涙を流す 人がいる





朝日が昇る時には

手をかざし 幸せな顔をする


幸せな顔は 知らない人も

幸せにする





終わりのない 旅の途中は

心のふるさとを 思い出さない


ふるさとで待つ人を

忘れようとする旅なのかもしれない





あなたの

心のふるさとは 何処・・










イブキトラノオ
花言葉 洗練
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ゆくりなき・・

2019-10-27 06:37:44 | Weblog





ゆくりなき 時の流れに 操られ

ビオトープの君 病むと知りにき




朝夕に 秋来ぬとばかり 首すくめ

きみが想いに 添わんとぞ嘆く






ハケイトウ
花言葉 不老不死・気取り屋・情愛・粘り強さ
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結末の見えないまま

2019-10-26 06:11:51 | Weblog





この世でおこることは

すべて この世で

解決できるというけれど

結末の見えないまま

抱いている思いの多さ




いつまでも 優柔不断な

あきらめの悪い 私と

折り合いつけて

過去に決別しなくては

明日のことを 

語る唇が 寒すぎる






コムラサキ
花言葉 知性
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そしてまた・・紡ぐ

2019-10-25 07:43:19 | Weblog





言葉で成り立つ 世界に住んで

言葉が 独り歩きし始めると

置いてけぼりの 心は

どうやって 紡げばいいのだろう




寂しい時は 

寂しいと 言ってもいいのだろうか




別れ際の またネ は

さらに 寂しくなるプロローグのようだ




どれだけの言葉を紡げば

心みたされる時を過ごせるのだろう
 





ウインターコスモス
花言葉 淡い恋
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胸のしずくを・・

2019-10-24 09:57:08 | Weblog






便りなき 友を想いつ 指おりて

暮れの日々待つ わびしかろうに




ひとことの 胸のしずくを 告げるなら

君は千里を 駆けてくるやも






ハマギク
花言葉 友愛、逆境に立ち向かう、単純な美
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いつも ほしい・・

2019-10-23 18:49:17 | Weblog





人は 

迷いながら

愛を見つけるために

生きている。





信じたら

迷わない つよい

(けが)れない心を 

もっていたい





若くて純粋だった

あのころと同じ心が

いつも ほしい






リナリア
花言葉 この恋に気づいて
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花びらいとし

2019-10-23 07:26:12 | Weblog






朝さむの 覚めやらぬ目に 映りしは

けなげにのびし 春植え若木





約束の 花びらいとし 山茶花の

きみのねぐらに 一枝をとや






サザンカ
花言葉 ひたむきさ、困難に打ち勝つ
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気づくだけでよかった・・

2019-10-22 08:27:27 | Weblog





心 許せる人と出会うのは 

砂の中のダイアモンドを見つけるほどの

困難なのに

砂の中から 取り出して

掌にとることが できるだろうか




砂を 掘り返す 




私の海岸には

掘り返した跡が 無数で

その作業の むなしさが

わたしの 体になっていく




イミテーションの輝きを

見間違えて 有頂天になり

この世での この労役は

終わりを見たと 思うことが




わたしを怠惰にする




海岸に 立ち寄ることをやめて

ダイアモンド 持たない人を

冷ややかに眺め

心に一線を引き

微笑みすら 惜しむ




ある朝 目覚めると

突然 鉛色に代わった石を

呆然と見つめて

不明の心を悔やみ

うなだれて 海岸に向かう




海に向かって 叫ぶ




ほしいものは 何?

必要なものは?

ないと困るものは 何なの?




わたしがわたしであるために

心を ふるいにかける作業が始まる




ジィ- ジィ- 

ジィ- ジィ- ・・  ・・




砂浜の 掘り返した後は

波が きれいに元に戻してくれた

何もなかったように




いつからか定かでないけれど

わたしは もう 持っていた




ただ 気づくだけでよかった





アングレカム
花言葉 いつまでもあなたと一緒
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小さな心

2019-10-21 07:55:43 | Weblog





言葉の遊びに

定かでない 思いを乗せて

風が 枝葉を揺らす

細やかな 仕草さえ

愛おしさを 隠しきれず




自然の 恒久の営みにすら

明日なきことを 危ぶみ

生きている間の

小さな 夢と 憧れと

何にもまして 人恋しさを

心に もてあます時には




風よ 吹け

雨よ 降れ

太陽よ 何処へ

山は 怒り

川は 嘲り



すべてが 様相を変えようとする

その日には

何もかも 脱ぎ捨てて

心のままに

生命の存在を 

此処にも 此処にも と

雄叫び上げてみむ



宇宙の中の 

たった一つの 小さな心が

いかほどのものかは知らねど






コーテイダリア
花言葉 乙女の真心
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書きかけの・・

2019-10-20 06:18:00 | Weblog




いくたびか きみがこころに とどけよと

ふみとどまりし 書きかけの文(ふみ)





君しのび 病葉(わくらば)うかぶ 水たまり

かけることばの 乏しきを知る






ツワブキ
花言葉 謙譲、愛よ甦れ、先を見通す能力、困難に負けない
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あらまほしき・・

2019-10-19 07:52:07 | Weblog





雨が降って

たくさんの雨が 降って

車が通るたびに

水しぶきを 立てる音が

責めたてるように聴こえてくる。




パソコンのキイをたたく指が

おのずと 早いリズムになっている

車を降りた人が 傘を斜めにして

駆け込んでくる




気持ちのせかれる 夕暮れ時

その 脅しには 乗らない と

反発の心を 

ようように 静めながら




それでも ああ、

こんな雨の日は

はやく 仕事を終えて

熱いお茶など 飲みながら

静かな時間の流れにたゆとうて

夢想の世界に 遊びたいと




またまた あらまほしきと

古語の引用を 遊び

伝わるもの、 

受け止めるものも

いないことをなげく




やはり まだ

雨が 降り

雨の上にも 雨がふり

心の中にも

雨が降って




闇の帳(とばり)を つれてくるまで

こころに 帳がおりるまで






ムクノキの花
花言葉 用心深さ
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愛にあえる・・

2019-10-18 08:18:41 | Weblog





角を曲がると 愛に あえる

その角を曲がると 愛が いる

懐かしい微笑みを浮かべて

ずっと 待っていたように




ためらいや 恐れなど

何もなかったかのように

朝 東の山の向こうから

太陽が現れるのと 変わらない 

当たり前の表情で




そして 

愛は 語り始める

見てきたことを

友や 母や 恋人たちのことを

持ちきれないほどの 思い出の話を




愛は もうどこへもいかないという

これ以上は 他のものは見たくないという

尋ね歩くのは もうやめるという

落ち着く場所を 決めたという




愛は そこにねぐらを定め

わたしが来るのを 待つという




角を曲がると 愛にあえる

その角は 遠い




角を曲がると 愛がいる







ソラナム・ラントネッティ
花言葉 秘めたる想い
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