おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

意味の無い涙

2019-02-28 12:23:18 | Weblog





雨が降ると

冷やされた 空気が

隅々まで 忍び込んできて

心のそこまで 冷え冷えとしてくる

何故だろう




ずいぶん前に 届いた手紙を

読み返して 

意味の無い涙を うかべる

不如意な時間




少女は そんな執拗な

時の魔法の悪戯の

度重なる洗礼を 受けながら

少女期を卒業していく




心の襞の 多少の違いで

少女は 多感な傷つきやすい大人の女に

或は 能天気な扱いやすい大人に




涙は ある時は 飲み込み

ある時は 流れるにまかせ

そして

意味の無い 涙さえ

頬を伝うときがあることを知り




心の中から 無意味な悶絶は

速やかに 昇華し

来るはずの 楽しい時間のために

胸を 膨らませる幸せを・・




キンセンカ(金盞花)(カレンデュラ)
花言葉 寂しさ、失望、別れの悲しみ
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微妙な・・

2019-02-27 14:30:53 | Weblog






ほんのり とか

まったり とか

中庸の言葉に 惹かれながら

なんとなく とか

いつか とか

決まりの無い言葉を

人から言われるのは 好まない

なのに・・

ある日 あの人が言った

前世とか 来世とか

思い切り 今とかけ離れた

時空の話は

そうかも・・と

しっかり 

心のそこにしまっている

この 微妙な差は

何だろう



クリスマスベゴニア(冬咲きベゴニア)
花言葉 片思い
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心の旅

2019-02-26 20:23:14 | Weblog








歩くことが 得意でなくなって

むしろ、車に乗る暮らしに 毒されて

旅先に思いを馳せるときは

そのつれづれに 愛車が寄り添う




人を恋うるも 気ままに

人から 遠ざかるのもまた気ままに

運転に疲れての サービスエリアでの仮眠は

充電時間として





されど・・



人に寄り添いたい気持ちのままに

心の旅をはじめると

混雑に煩わされることもなく

ドライブの緊張を引きずることもなく





愛しい人に 遇うことが

唯一の目的で 宙を飛ぶことが出来る

そんな旅人でありたいと 願いながら

私の 心の旅は 

自由に続く






デイジー
花言葉 美人、平和、希望、純潔
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守ってくれる・・

2019-02-26 13:35:26 | Weblog





紫から漆黒に変わる 

夜が過ぎて

薄色にぼやけた朝がきて

わたしの一日が始まる




カーテンを あけると

一番先に 目に飛び込んでくる

逞しい 水仙たち

最初に挨拶を交わすために選んだ場所




雪や霰が 落ちてくる日でも

咲くと決めた日には

厭わず 花びらを緩める

逞しいと 感じてしまう所以がここ




すこしだけ 逞しさを分けてもらって

身づくろいしたわたしは

玄関脇に 夜露の厳しさから

避難させた ビオラの鉢植えに

声を掛けて 優しい心になる 




あなたに会える日まで

優しいままの 私で居たいと思う




体調や 仕事の繁忙や

言い出せばきりの無い 日常に

毒され 蝕まれ

失っていくに違いないものを

惜しむ気持ちが 

わたしを せめる




こうして 

毎日 詩の世界に逃げ込む わたし

たくさんの言葉たちが

わたしを 守ってくれる




ビオラ
花言葉 誠実
コメント (2)
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休日の わたしは・・

2019-02-25 13:46:15 | Weblog






空を眺める

空は そこにある 

いつも






あなたを探す

空の続きの その向こう

あなたの暮らしがある





空を抱く

腕 一杯広げて

胸の扉を開けて





空は 語る

空は 嘆く

空は 歓喜する





空が 落ちてくる

突然 空が暗くなる

落ちてくる空は 嫌いだ




空を 眺める

仕事のように

義務のように




課題のように

結果を求めて 待つ

空は 動かない




いつもそこにある 


 
そして わたし




ルクリア(アッサムニオイザクラ)
花言葉 優美な人、しとやか、においたつ魅力
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馬鹿だなぁ・・

2019-02-24 10:12:42 | Weblog





とおい記憶の中から

急に 飛び出してきたあなた



keiちゃん ちょっと教えて

これ 本物?

本物のわけないでしょう・・



Lineを利用した ホンの悪戯が

いきなり 飛び出してきた理由だなんて

それっきり また なしの礫(つぶて)



Lineのプロフィル写真 変えてみた・・

3億円の札束を 両手に持ちきれない写真なんて

本物なら 公表しないはず



ホンのお遊びなんですよ

それにしても 友情・・ 

苦笑い・・ そして涙



夢の中とはちがうもんだ

難しいなぁ・・



それにしても 

馬鹿だなぁ わたし




ブルビネラ(キャッツボール)
花言葉 試行錯誤、休息
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一度・・

2019-02-23 11:47:30 | Weblog





一度 冷たい言葉を言ってみて

一度 哀しい涙を 落としてみて

一度 怒りの塊を 放り出して

一度 失礼極まりない態度で背を向けて

一度 弱々しい笑顔で 顔を背けて





一度きりの願いだから 聞き入れて





何処か 遠いところ

わたしの知らないところへ

わたしを 放置して





ほんとに 一人ぼっちの哀しさを

感じて・・ 

それでも 生きようとするわたしを

ながめたい




つばき
花言葉 控えめなすばらしさ、謙虚な美徳
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さけぶ わたし・・

2019-02-22 12:07:38 | Weblog





夢の中で 出会うあなたは

影を持たない

影が無いのは 不実の存在?




目を瞑ると 心地よい

揺らめきの 波動に身をゆだね

不実を厭わない 安らぎを手に入れる




早い春先の 白昼夢には

蝶も舞わず 春告げ鳥も

羽ばたかないけれど

どこか はるか遠くのほうから

見つけた春の知らせが 届き

世の中は 平和

心の中も 穏やか




春嵐が 一荒れしなければ

春とは呼ばない 慣わしは

もう忘れ去られたのか




陽射しの まばゆさに

目を伏せて 

膝の上のページをめくると

活字が 羽が生えたかのように

浮き上がって

心の中に 滑り込んでくる




やっぱり 心が落ち着く先は

あなたの 瞳の奥に漂う

愛のメッセージ

それを 見逃さず読み取る

俊敏な アンテナを胸に

春だぁ・・

さけぶ わたし





オキザリス(ハナカタバミ)
花言葉 心の輝き、喜び、あなたと過ごしたい
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近道を・・

2019-02-21 11:05:00 | Weblog





唇からもれる吐息が

可愛い意味を持つと

その背後に 愛が生まれて

出番をまっている




たゆまずあふれ出る 

あなたの言葉に

隠れた意味を見出し

こころ震わす時もある




進んだと見えて

漂っているだけの

深層の恋心を

むやみに 目覚めさせては

場違いな 思い入れに

悩んでしまうことになる




あるがままを認め

なるがままにまかせ

いささかの抵抗さえ見せず

時の流れを 受け入れているのが

幸せへの近道なのかもしれない



ローズマリー
花言葉 追憶、思い出、変わらぬ愛
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響いて溜まる・・

2019-02-20 11:17:19 | Weblog





奇妙な不安と 落ち着かない心

夕暮れの 雨は 

一度に 沢山の負荷をもってくる




人懐かしく 胸が震え

その隙間に 忍び寄る夕闇

声に出して あなたを呼べたら

すぐにでも 駆けつけてくれるのだろうか




人の心は 夫々で

想いは同じと定めても

何の確証ももてないのだから

うつつの 心に戒めを




信じるとは 信じたいの置き換えで

むやみに人を 信じるべきではないと

先達の言葉が 夕餉時の晩鐘のように

心のそこに 響いて溜まる




一筋の光明は あなたの笑顔

無心の 屈託無い未来への誘(いざな)

母が引く手に従った

偽りや 飾り気の無い幼心のままに

今を 生きる



ストケシア
花言葉 追想、たくましさ、清らかな乙女
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果たせないことが多すぎる

2019-02-19 18:00:06 | Weblog




フルムーン

月に向かって 吼えてみようと

心づもりしていた



数日前から 言葉を物色

青白さを責めてやろう



黙ってると 涙が頬を伝う

切ない気持ちを 持て余し



全部 空の上の

あいつのせいにすれば

すこしは 溜飲が下がるだろうと



久しぶりに 心のありったけを

吼えてみたいと

あなたも 思ったはず



雨が 心を萎えさせた

雨が 思いを流していった



思いっきり

吼えてやると 目論んだのに

果たせない

萎えた心では 果たせない



果たせないことが 

多すぎる

生きる道には




オオイヌフグリ
花言葉 愛くるしい
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ある時は・・

2019-02-19 11:26:03 | Weblog





夢の中に もぐりこんで

当分は出てこないつもりだから

そういい残して

もう一人のわたしが 姿を消した




現実のしがらみに

潰されそうになりながら

これが 生きる道だからと

もう一人のわたしは 臍(ほぞ)を噛む




春だ 春がくるといいながら

雨を降らし

底冷えのする 朝のこと




こんな時こそ 笑顔が欲しい

あなたの 優しい瞳の奥を覘きたい

それが 安心という名の

活力源なのを 知っているだろうか




イオノプシジウム
花言葉 さまざまな愛
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秘密のマーク

2019-02-17 16:27:13 | Weblog






もう 春が来るというから

雪が 行ってしまうというから

こころが ざわついて・・




ざわついたこころに 急かされて

出かける仕度を はじめてしまう

行く先もないのに・・




野山へ行けば 土筆が早めに

小川を辿れば

山からの 雪解け水が

やっぱり ざわざわ




もう 春がすぐそこだと

真剣な顔で 伝えてくるから

サンドウィッチなど携えて

籐の篭に保冷シートを

あったかい紅茶を ポットに




ピクニックを 思い描いて

ツートーンのお気に入り

ウォーキングシューズを取り出して・・




カレンダーをながめて

大きなため息

一人じゃつまんないし

一人が 世話が無いし




大きなため息

空白のカレンダー 

薄い黄色で 今度の休みに

秘密のマーク




ウィンターコスモス
花言葉 忍耐、調和、真心
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まったりと・・

2019-02-16 15:55:07 | Weblog



濃い色と 淡い色を比べて

濃い色合いを 選んでしまう季節




春を先取りしたように 

街のブティックのショー ウィンドーに

春色の布を纏った人形がポーズをとる




わざわざ 雪に覆われた村里を訪ねて

万全の防寒着に モコモコ毛皮のブーツ

無彩色 黒と灰色と 

現世の忍者スタイル 




春に先駆け髪を短くしている

年末の多忙を先読みした 

扱いやすいようにという希望がなせる技




すべてが ギクシャク

なんだか チグハグ

そんな中で 変わらないのは

まったりと うろたえない

わたしの 生き様




ハートツリー
花言葉 小さな幸せ


ー画像はWebからの借り物ですー
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時が逝く・・

2019-02-16 08:41:03 | Weblog






それほど 冷たくない と

氷を手にして 笑ってみせる




庭の片隅の 石のくぼみに

辛うじてはった 薄い氷




壊れやすくて

まるで 少女の心のように

繊細で 華奢で




数分の内に 姿を変えて

滑り落ちる 雫の化身




山の池の 土手のあたりに

形を成した 氷をみつけてさえも

さほど 感動しなかった




その 胸の内に

いま 滑り落ちる 雫の化身




大人だなぁ と

何かを ゆるして時が逝く



ダイコンドラ
花言葉 不詳
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