おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

何処に・・

2018-11-30 15:00:48 | Weblog


歌を忘れた カナリヤは
後ろの山に すてましょか
いえいえ それはなりませぬ

歌を忘れた カナリヤは
背戸の小藪に うめましょか
いえいえ それはなりませぬ

歌を忘れた カナリヤは
柳のむちで ぶちましょか
いえいえ それはかわいそう

歌を忘れた カナリヤは
象牙の船に 銀の櫂
月夜の海に 浮かべれば
忘れた歌を 思い出す
- 西條八十 作詞 -

* * * * * * *
 



なぜか 心さみしくて

昼下がり しばし

ぼんやりしている




とつぜん

くちびるに 浮かんだ歌




子供のころ 

やりきれない 思いを抱いて

唄った歌




意味をかみしめて

なおさら 

哀しくなった記憶



時を経て 今

より切なき 過ぎし日の

幼き魂の 慟哭

語り合える 友よ いずこ


スイセン
花言葉 自己愛、私のもとへ帰って
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わたしの JOURNEY

2018-11-29 12:58:12 | Weblog





あなたを起点に

始まった わたしのjourney

あてどない 物語は

今日も続く





哀しみにくれる日には

水辺の花によせて

零れる涙のしずくを

そのまま 水に浮かべる





あなたの唄う 恋歌綴り

誰を思って唄うのかと

??な 思いが派生





同様な景色が

広がる行く手には

不安が いとも簡単に

湧き上がる





フィナーレは

予測のつかない 色を帯び

名も無き草花を 道連れに

土埃の陰に 朽ちていく


センリョウ
花言葉 利益、祝福、富、財産、
    恵まれた才能、可憐
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イーブンな仲

2018-11-28 14:29:32 | Weblog





自由でいるあなたを

素敵だと思うくせに

それは わたしからも自由でいることだと

知ってしまったとき

自由なあなたを素敵だとは 思えなくなった





いつも 手の届くところでいて欲しいのに

自由なあなたは

思いのままに

するりと 知らない人になる術を

身につけていて

寂しい思いをするのは わたしだけ





あなたとのかかわりが

公平でないから 嫌なのではなく

知らない人になったあなたを

捜し歩く空しさを

砂を噛むような息苦しさを

嫌だと 

心底 嫌だと思うときがあるから





あるとき 突然

二人のあいだに 後戻りできない

亀裂があることに気付くなんて

耐えられはしないから

嫌なものは嫌だと 先に 言っておきたい





本当に 自由人のあなたが

素敵なのを知っているから

ただ 素敵・・と拍手をおくるだけの

存在ならば

何気なく 暮らせるだろうに・・





もし、 わたしも 自由人でいるならば

気楽だろうけれど

自由人でいることが 好きなのには違いないけれど

二人のあいだで 自由を優先するならば

感度の鈍い 感性が 必要になる





これが イーブン ということだろうか

腑に落ちない 心がうめく



スノードロップ
花言葉 希望、慰め
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心の歩み 遅々として・・

2018-11-27 17:48:36 | Weblog






あなたの胸に 去来する

数々の想念に 思いを馳せ 

庭先の シクラメンの鉢花に

あなたを偲び

冬の便りを運ぶ 風を

うとましく 避けながら

できることなら

あなたの傍に 駆けつけ

手をとり 肩を抱き合い

しばし この瞬間の 

愛おしさを 狂おしさを

分かち合うことを

夢見て ひとり

空の彼方を 仰げば

何かしら ふと 聴こえるのは 

あなたの 心の臓腑の動く音かも・・

それほどまでに 近くに居るとは

想いのほかの 出来事なれば

足元にまつわる 無心の

小犬の 無心の戯れに

頬の緩む想いを これまた

分かち合えればなど、など・・

あなたへの 想いは

なお増すばかりの 

日暮れ時

冬の日の 心の歩み

遅々として・・



シクラメン(ピンク)
花言葉 憧れ、内気
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瑠璃色の涙

2018-11-25 12:21:04 | Weblog



わたしが これまでになく

優しい人になれる時



わたしが これまでになく

新しい未来を 大切に思うとき



あなたの指す 指のかなたの

永遠は 現実の色を持ち



その指先から 不思議な音色が流れ始め

昨日の涙が 瑠璃色なのを教えに

去り遅れた モンシロチョウが

行く手に 水先案内をする

初冬の朝




小さな勇気をもらったわたしの心は

躓かないように

細心の注意をしながら

ふわふわと 

蝶の後を追いかける




儚さゆえに いとおしい

ゆるやかな動きは

わたしの 心に似て

壊れそうなのだけれど




自信たっぷりにもみえる

何故か・・




* * * * * * * *

モンシロチョウの生態は?時期や寿命
4月頃にもっとも多く見られるため春の訪れを告げる蝶の印象が強いですが、
実は11月頃までその姿を見ることができます。
ただそれぞれの個体の寿命は長くなく、成虫の平均寿命は10日ほどしかありません。
卵の期間を含めてもその一生は2ヶ月ほど。儚い命だといえるでしょう。
- Web honcierge より -


マーガレット
花言葉 真実の愛、信頼、
    心に秘めた愛
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長い約束・・

2018-11-24 17:44:36 | Weblog






3ヶ月先の 約束を

スケジュール帳に書き加えて

ホッと一息ついた後





宙に浮いたような感覚に

戸惑っている

一日が とてつもなく長く感じられるから

目を瞑って 時計の針の動きを

思い浮かべてみれど

几帳面な動きはしない

気まぐれに 動いてはとまりまた動く





たった3ヶ月が 待てない人だったとはと

呆れ顔で 指さして 笑おうとする

わたしの中のわたし





長い空白の3ヶ月を

何をして 埋めようか





この時代の迷い人は 

確かなようで 不確かな 

現実を受止める術を知らず

カラオケスタジオで大声を張り上げるのか

それが 平穏を保って暮らす

愚かな 逃げ道なのか





長い空白の3ヶ月を

ジグゾウパズルをして 過ごそうか





明日の夜は 一人カラオケで

声を枯らす わたしがいる・・かも



ポインセチア
花言葉 祝福、幸運を祈る、
    私の心は燃えている
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わたしは自由

2018-11-23 19:08:39 | Weblog






窓から 見える空はせまく

小鳥の声が 稀にきこえるだけで

車の行きかう音と

駐車して ドアを閉める音が

時々





閉鎖された 空間は

牢獄のごとくに

私の動きを 閉じ込める





パソコンの画面だけが

どこでもドアのように

広い世界へと

繋がっている





地図さえ広げれば

わたしの心は

ストリートビューのマジックで

見知らぬ街に 降り立ち

ウインドウショッピングなどする





どの街にも 顔見知りはおらず

声かける人もないけれど

孤高のエトランジェとなって

彷徨うことを

咎められることもない





今日は パリの凱旋門をくぐり

明日は ハワイのアラモアナに遊ぶ






現実に引き戻すのは

心無い 労役を課する

人生の 牢名主か 

牢獄の監視官か





ともあれ

心の自由は 束縛されることはない





人恋しい時には

専用の

どこでもドアがある


シャコバサボテン
花言葉 一時の美、美しい眺め
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恋とは・・

2018-11-22 18:55:54 | Weblog






記憶を辿って 遠い日に 

あなたと すれ違ったかもしれない

偶然のなせる 数奇な運命の出会いを

手繰り寄せて 想いにふける日々





この世は 幾万の運命の糸が

絡み合い せめぎあい

その上 夢の中の出来事のような 

デジャブの 生々しさが

時おり顔を出す





耳を塞ぎ 目を瞑って

口を閉じ

手探りで 歩く歩幅は

狭く ひそかで

強烈な 印象を残すものだけが

確実な記憶となって 胸に残る





優しさの繰り返しが

研ぎ澄ました五感を

やわらかなヴェールで覆い

いつしか あなたの語る遠い日の出来事が

わたしの思い出の一部となり





その日から

優しい人になった私は

笑顔と 含み笑いの声を

持ち味だとでも言うように

時おり クッ クッ と

肩を震わせ 幸せ笑いを隠す





こうして・・

恋は いとも簡単に 

始まることがある
 



エラチオールベゴニア
花言葉 片想い、愛の告白、
    親切、幸福な日々
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迷い心・・

2018-11-21 12:52:31 | Weblog





充ちてくるもの・・

期せずして やってくるもの

朝露に濡れた 草花のように

しおらしく 初々しい

切なさをひそめた

あなたへの愛おしさ




遠く離れていればこそ

その瞬間のまぎれない思いを

伝える術もなく

伝えようとする時には

すこし しおれた 

路傍の花の 勢いすらない




時間だけが 過ぎていき

すれ違いの心が

時には 切なさを哀しさにかえ

華やぎを 憂いの色に染める




愛は 信じることだと説く

信じることは 裏腹に もしか・・の心を

隠し持つことでもあり

もしかの中に 

鋭利な愛の危機をはらむことさえある




一寸先さえ 見えなくなる

迷い心は 愛の片割れ


アザレア
花言葉 節制、恋の喜び
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生まれて いきて・・

2018-11-20 17:51:01 | Weblog





名前を呼んでも 振り向かないトム

どうやら すこし聞きづらくなってる

幾度か 繰り返して 呼んでも

素知らぬフリなので

目線の先を 動き回って 注意を引いてみた





その傍で 3歳は若いチィが 目を丸くして

見つめ返してくれる

なんでもないことなのに

涙が 零れておちた




みんな 老いに 追いかけられる




この世に生まれて

心寄せる人と出会い

胸の内に あたためて

こっそり 育てても

その人すら 老いに追われる身である事に

かなしさが いや増す



みんな 同じ方向へ 向かうというのか




大切にするということは 

この気持ちを わすれないことなのだろうと

気持ちを 引き締める


マリーゴールド
花言葉 嫉妬、絶望、悲しみ
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深層の・・

2018-11-19 16:40:29 | Weblog






大きな時間の流れの中に

持ちきれない想いを抱いて

ただ たゆとうように 

静かを維持している





違うだろう それは と感じても

あっ! とさえいわない





言わなかった あっ! は

胸の中に いくつも いくつもため込んで

分厚い層をつくっている




私の 静かは 色んなことに

気づかない様子を つくろって

無難な人としての印象を・・

まことに 無害なかかわり人として

多くの喧騒の中に 存在している




ときおり 気づかせてくれる言葉がある

”偽善者”

もしか 想いとは裏腹に

静かを装って生きているのを そう呼ぶのなら

わたしは 稀代の偽善者




今日は そんな風に自身を分析して

一日が 終わる


ハゲイトウ
花言葉 不老不死、高尚、情愛
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出発はいつも楽しい・・

2018-11-18 12:19:23 | Weblog


11/10(土)~11/11(日)


結婚式に招待されて 
関西空港から 飛行機に乗って 
北九州市小倉のホテルに一泊の 
小旅行をしてきました。

当日 若い二人の門出を 祝う気持ちは
涙に代わり ハンカチを握りしめる数時間でした。

翌日は 晴れ晴れとした気持ちで
大役を果たしたような 安堵感が満ち
ホッコリした気持ちに 門司港周辺の風景が優しかった









コメント (4)
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はしたなき・・

2018-11-17 16:11:56 | Weblog







想いの袋を 背におって

歩く道は 遠く

若者の嬌声が聞こえてくると

腹立たしきものなり




聞く身にすれば

若者の域を卒業して

すでに 久しく




如何様にすれども

心浮き立つことなく

わびしさの勝る 日々なれば




空気の色の違う集いを

眺むれば 

足元から薄ら寒さを感じ




同じ想いを生きる雰囲気を

漂わせる人ならば

抗うことなく寄り添えるものを




同じ想いに たゆとう人を追って

日々を 無駄にすごすことの

哀しさ




こんな 年の瀬は 空しかろうと

背の山から 名も知らぬ鳥が訪れ

ひと時の 慰めを詠わんとす




されど 彼は歌を知らず

朽ち葉の落ち尽くした枝に

おきみあげの糞を 残して去る




今日の日は 斯様に

はしたなきことのみにて 暮れる。



ボケ
花言葉 平凡、早熟、先駆者
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心盗まれて・・

2018-11-16 11:20:26 | Weblog






心を盗んではいけません



ぼんやりのわたしが

遅れて気付いた時

持ち去られた心は すでに 空っぽで

一陣の隙間風が 

通り抜ける音が

妙に 寂しくて

こらえた涙が 滑り落ちるのさえ

つらかった



心は 盗むものではありません


盗人の懐(ふところ)

わたしの心は もだえていますか

今日も



入れたてのお茶がさめて

コップの中に浮かんだ目が

泣き笑いの表情です


アロエ
花言葉 苦痛、悲嘆
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陽炎になって・・

2018-11-15 17:20:25 | Weblog





わたしを 誰かが

なぞっていく

わたしの 言葉を

ひろっていく

わたしは だれで

私の心は だれのもの




わたしは 私で 

他の だれでもなく

一人きりで生きていると 

思いこんでいたのだけれど




それは おおきな間違いで

わたしを生かしているものは

私以外のだれか 或は 何かであると

思ってしまう日には




息を止めて 

周囲の人の振る舞いを

静かに 見守り

わたしは だれかの影かもしれないと




それとも だれかが 影で

わたしは 影を落としているだけの

実体のない風のような




あるいは 風に散った花びらのような

不確かな行く先のない

むなしさなのかも 知れないのだけれど




すべてが 定かでない時であればこそ

わたしを 今日も

誰かが なぞっていくなら

わたしは 実体のない

陽炎になって あなたのそばで 

たゆとうことをえらぶ



エリカ
花言葉 孤独、寂しさ、博愛
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