おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

時間の経過

2017-04-30 11:45:57 | Weblog
逢いたい という気持ちは
どこから 沸いてくるのか

突然 胸のあたりに
溜まりはじめた 
なにか

不確かな 感覚が 
しばらくして 
やわらかい 痛みのような
思いに 苛まれ

それは 
大切にしていたものを
橋の上から ふとしたはずみに
落してしまって
ひらり ひらりと 落ちていくのを
目で追いながら
哀しみにくれた 思いに似て

取り返しの付かない
時間の経過さえ うらめしい



子供のころ
ヤブツバキが ぽとりと
突然のように 落ちるのを
木の下で 待ち構えて
受け止めようとした
あの日の 気持ちにさえ
似ている と 思う



行きつ 戻りつしながら
一人で この思いを抱いて
明日になるのを
待つのだろう



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寸劇

2017-04-29 17:17:03 | Weblog
ちょっと 瞬きをするあいだに
心の隙間から 抜け出した
わたしは

ふわっとした 薄羽根をひろげて
風に乗って セーリング


通りすがりの 青年の
肩に乗って 
時代の波を 冒険のセーリング


桜も散ったし、
花見の酔客も いないし


おおらかな 春の風に
心許して 

されど


行き着くところは 
元の 窮屈な 
わたしの心の隙間


小さな 瞬きの間の
がんばった 寸劇は
あっという間に
フィナーレで

カーテンコールも
ありません




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妙な癖

2017-04-29 13:21:42 | Weblog
わたしは 妙な 癖があるらしい
友人の 家で 子猫をもらった時
数匹の中から 一番 寂しそうな子を
えらんで この子が好きと
抱きしめた


ブリーダーの 家に
仔犬を 見に行った時も
その中の 一番ひ弱そうな子を
選んだ


それが 今まで 
重ねてきた わたしの
第三の家族を 選ぶ 基準


つれて帰ると
皆が そこのところを 
指摘して 
小さい時から ずっと そうだ
どうしようもないと
呆れ顔 される


わたしにも 言い分はある

わたしが つれて帰らないと
この仔は 最後まで 残ってしまう
きっと 誰にも 見向きもされなくて
幸せ薄い 一生を送るに違いない


それは・・・
わたしの 妙な癖だと
わたしが 一番知っている




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朧月の夜

2017-04-28 13:22:10 | Weblog
その色は
わたしの 色では なかった
その歌は
わたしの 好みでは なかった


あなたの 好む色をまとい
あなたの 選ぶ歌に
身を預けて


楽しいとは 思わないが
心は しずかにうけいれた

時間が ながれ
多くが 過去になっていった


足跡を たどると
わたしが いない
わたしは 
あなたの かげ


われに返った わたしは
あなたの かげから
卒業を 決意した

春の 朧月の夜


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平穏な日常

2017-04-27 18:38:34 | Weblog
何事もなく すごした日は
なんと 退屈な 
つまらない 一日だった と
記憶から 
切り捨てられるか・・・


何事もなかった 一日の中で
わたしの心は 揺れ動き
行き惑い
本を 手にしても
読むことに 没頭できず


果ては かつての 思い人の
顔を 思い浮かべたり


逝ってしまった 母の
言葉を 反復したり


わたしの心は
穏やかな なにもない
一日に なることは ない。


ただ 取り立てて
だれかに 伝える出来事が
なかった と 
いうだけのこと 




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猫の散歩

2017-04-27 14:10:37 | Weblog
老いぼれた 猫が
路地裏から 
ゆるゆる あるきでて
車道を 横切り
小旅行に出かける

今日の 旅立ちは
思いつき の 旅立ちか

いつものように 荷物をもたず
一人旅のようだ

目的を持った 若者のような
そぶりで しかし
ゆるゆる とした 足取りで
一人を 楽しんで
歩いていく

時には たちどまり
なにかを 探すようだ

春だからなぁ

一人旅も 
いいなと思う



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夢想人

2017-04-26 15:31:00 | Weblog
あなたの おおらかさを
好んで 愛し
あなたの 優しさを
自分自身の 優柔不断と
置き換え
あなたを 非難し

そして
あなたの おおらかさを
やはり また
好んで 寄り添いたいと思い


わたしたちの 時間は
過ぎていきます


わたしは わがままな
夢想人 でしかなく
あなたは 現実の中で
戦う 戦士


たくさんの 時が
過去になった あと
わたしは 安らかに
憩える あなたの 傍に
たどり着きたいと 
思い続けています。

きょうも・・・




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誕生日の贈り物

2017-04-25 18:53:27 | Weblog


-谷川俊太郎詩選集-より

生き続けていると
やがて 愛に気づく
郷愁のように 送り所のない愛に・・・・・

人はそれをつかってしまわねばならない
歌にして 汗にして
あるいはもっと違った形の愛にして




Happy birthday !!

5月が近づくと
たくさんの メッセージカードが
あなたは また
年を重ねるのですよと
語りかけてくる

拒否できない 接近を
仕方なく 受けいれるが
ああ と
心の中で ため息をつく

大抵は 見ず知らずの
企業がらみの メッセージ
こころばかりの プレゼント

単純に うれしがれない
わたしが いる。

玄関のチャイムが鳴って
扉をあけると
黙って 小さな包を手渡し
姿をけした人

かつては そんな 
ドラマチックな人も いた


谷川俊太郎の詩集から
自分に ささやかな
贈り物を 今年は

Happy birthday !






Birthdays are among the most celebrated events of our lives. It is always very special, and comes with a lot of gratitude, good wishes and hopes of better days ahead.

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出雲路を疾走

2017-04-24 23:57:14 | Weblog

快晴の一日
気がかりだった 愛車のお祓いを 済ませました。



道中 大山を 一枚


足立美術館 立ち寄りは 5~6年ぶり
日本一の日本庭園を 堪能しました。






作品は撮影禁止

河井寛二郎の陶芸は いつもずっと 眺めていたい。
熱い気持ちを 誰かに伝えたくなります。

赤い 私のプリウスは 充分期待に応えてくれ、
なめらかで 快適なドライブでした。

まもなく日付が変わる 先ほど 帰宅。
明日から また 仕事がんばります。


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握手

2017-04-23 19:21:31 | Weblog
さりげなく
握手した手の
感触が

数時間経過したあとも
手のひらに残って

なぜか
胸騒ぎのような
不安な 思いが
まとわり付く

何気ない 
目線の交錯が たしかに
存在した

わけを さがしては
いけない気がする。


そんな 不確かな出会いを
忘れるために

何か 夢中になれるものを
さがして
あたふたとする わたしは
あやしい 人だと


そう 思う。



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不文律な関係

2017-04-23 02:18:47 | Weblog
街の通りに
久しぶりの 
弾む 気持ちを隠して
あなたと 
肩を並べる


街路樹は 春の芽吹きをおえ
小枝は 葉をすり合わせ


鼻歌を 口ずさみたい 気分で 
軽やかな 足音を
石畳に まき散らす。


何も話さないのに
沢山の 物語を 語りあったような
満足感が 心に満ちている


ふと あなたの腕に 手を添えようと
すこし 近づいた瞬間
逸らす様に あなたは 手をあげ
髪を撫ぜる 仕草をする


そうだった
あなたとは 一度も 腕を組んで
歩いたことがない


手をつないで 歩いたことなど
さらに ない。


街を歩くとき わたしの
ウキウキした気持ちを
吹き飛ばす あなたの癖を
わすれていた。


風にそよぐ 若葉をみあげ
きもちの わだかまりを
その向こうの 空間へ
投げだして 
そしらぬ素振りで 
歩き続ける。


いつものように



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靴音

2017-04-21 22:21:56 | Weblog
ヒールで コツコツと
歩く音が 好き

自分の 靴音を ききながら
歩くのが 好き


最近 足音がしなくなった

自分が 歩いていることを
確かめる音が なくなった


車ばかり 乗るので
靴は ローヒールの
コツコツ いわないものばかり



コツコツ と 鳴ると
生きていると 感じられて
好きだった



車ばかり乗るから
今は 好きな音を 聞けない




音はしないけれど
私は 生きている



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ほんとうの話

2017-04-21 11:10:57 | Weblog
なんでもない と 言うと


何かあるだろう と
追いかけられ


それ以上は 話したくなくて

黙り込む



すると

さらに 追求のまなざしに
追いかけられ


もう いっそ、

なにか 
とんでもないことを
告白したほうが
納得してくれそうな 空気


ほんとうの話
なんでもないんだけど・・な


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芍薬の花の約束

2017-04-20 13:14:48 | Weblog
庭の
土の中から

いつも そこに居たことを
忘れて いるのに
気温の 約束に促されて
顔を 必ず 出してくれる

何もなかった 土の中から
あらわれて
春の 息吹を さがすように
すくすくと 育っている
芍薬の 芽 


去年の 麗しい 姿を
おもいだして 
優しい気持ちになる

容姿は牡丹に似て
牡丹ほど 華やかではなく

すがすがしい 思いを
呼び起こしてくれる

いつからか その存在を
愛している



花のその時

ふくらみをおびた
花弁に
眺めるめも 優しい目になる

花のその日を 
ひたすらに
待つ



他のことは 
気にならなくなってしまった

恋のはじめのように 


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わたし

2017-04-19 11:59:13 | Weblog
甘ったれな わたしと
強がりな わたし

泣き虫の わたしと
笑い上戸の わたし

まじめな わたしと
調子はずれな わたし

夢見る わたしと
現実的な わたし

根暗な わたしと
社交的な わたし

懐疑的な わたしと
楽天的な わたし

建設的な わたしと
行き当たりばったりな わたし

満ち足りた わたしと
たりない わたし

いっぱい いっぱいの
わたし たち

よく考えると
なんと 賑やかなこと

すべて わたし

今日も 
昨日も

たぶん 明日も









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