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朝鮮総連に627億円の支払命ずる判決、仮執行を宣言 総連財産の差押が可能に…東京地裁

2007-06-19 02:54:56 | Weblog
破たんした在日朝鮮人系の16信用組合から不良債権を買い取った整理回収機構が、在日本朝鮮人総連合会
(朝鮮総連)に約627億円の返還を求めた訴訟の判決が18日午後、東京地裁であり、荒井勉裁判長は「全額が
朝鮮総連への融資だったことに争いはない」と述べ、全額の支払いを命じた。

 判決確定前に、財産の差し押さえもできる「仮執行宣言」が付けられた。一方、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁
長官(73)が代表取締役を務める「ハーベスト投資顧問」と朝鮮総連は同日午前、中央本部の土地・建物の売買
契約を解除し、朝鮮総連からハーベスト側に所有権が移転したとの登記を抹消する手続きを取った。ハーベスト側が
35億円の購入代金を調達できなかったためで、朝鮮総連側に所有権が戻った。

 この訴訟は、破たんした旧朝銀東京信組などから不良債権を買い取った機構が、焦げ付いた融資のうち、個人、
法人向けとなっていた約390件、計約627億円分が、実質的には他人名義や架空名義を使った朝鮮総連への
融資だったとして、起こした。判決に仮執行宣言が付けられたことで、朝鮮総連が支払いに応じられない場合は、
中央本部(東京都千代田区)の土地・建物などが差し押さえられる可能性も出てきた。

 ただ、朝鮮総連は法人格がないため、実質一体の合資会社「朝鮮中央会館管理会」名義で不動産を登記している。
敗訴した被告と登記の名義人が異なる場合は、差し押さえが通常認められないが、両者が一体であることが明らかで
あれば差し押さえも可能だ。朝鮮総連は同管理会と一体であることを自ら認めているため、機構側の申し立てに
基づき、差し押さえや競売も予想される。

 これに対し、朝鮮総連の代理人、土屋公献(こうけん)弁護士(84)は、いったん控訴し、実際に競売が行われる
までの数か月間に機構と和解を目指したい考えだ。

 「差し押さえ逃れの仮装売買ではないか」として、問題視されていた朝鮮総連とハーベスト投資顧問の売買契約の
解除については、土屋弁護士が東京都内で記者会見し、明らかにした。

 土屋弁護士は冒頭、「誤解もあり、世間を騒がせた」と謝罪。同弁護士によると、出資予定者は当初、複数いたが、
最後の1人となった投資家の男性も出資しないことが確定的となり、売買が成立しなくなった。

 今回の取引について、東京地検特捜部は、差し押さえなど強制執行を妨害するため虚偽の登記が行われた疑いが
あるとして、電磁的公正証書原本不実記録の容疑で捜査している。土屋弁護士は、判決前に移転登記を抹消したのは
強制執行を妨害しないためと強調、「決して架空売買ではない」と述べ、電磁的公正証書原本不実記録にはあたらない
とした。

 また、代金が払われていないのに移転登記を先行させた異例の手続きは、投資家の要求だったことを明らかにした。
同弁護士は、この投資家と面識はないが、「極めて信頼に値する」という緒方元長官らの言葉で安心していたとしている。

 緒方元長官は18日午後、会見を予定している。

 一方、東京都は近くハーベスト投資顧問に不動産取得税約8000万円の課税通知をするが、所有権が朝鮮総連に
戻ったことが確認できた場合は、朝鮮総連にも課税通知する方針だ。不動産取得税は、相続を除き、土地・建物を
有償・無償にかかわらず取得した場合に課税される。

(2007年6月18日13時46分 読売新聞)

朝鮮総連はこれで倒産してしまいそうな?まあ、法人格がないから理論的にそういうことにはならないだろうし、法の抜け穴を巧みに利用しそうな気がするが・・・。

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