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 巷間の話題をだらだら論評。

複数客が出発前に「中止した方がいい」とガイドに 出発後も「引き返したほうがいい」

2009-07-20 08:55:41 | Weblog
北海道大雪山系トムラウシ山(2141メートル)で8人が死亡した遭難事故で、パーティーが前泊
した避難小屋を出発する前に、悪天候や沢の増水、疲労の蓄積などを不安に思った複数のツアー客が
「中止した方がいい」とガイドに申し出ていたことが北海道警への取材でわかった。出発後も
「引き返した方がいい」「救助要請を」と訴えたツアー客がいたという。

 道警は、ツアー客が悪天候で身の危険を感じつつ、ガイドの判断を信じた可能性があるとみており、
関係者からさらに事情を聴く方針だ。

 ツアーは旅行会社アミューズトラベル(東京)の主催で、14日に旭岳温泉を出発し、2泊3日で
四十数キロを縦走するコース。予備日は設けられていなかった。遭難時は55~69歳の15人と
男性ガイド3人という構成だった。

 捜査幹部によると、一行はひんぱんに風雨に打たれ、15日はヒサゴ沼避難小屋で眠ったが、16日
早朝はかなり疲れが残っている客がいたという。さらに小屋の外は激しい風雨で、当初午前5時ごろの
出発を約30分間遅らせた。

 この際、複数のツアー客が、ガイドに「今日は中止した方がいいのではないか」と申し出たという。
しかし、ガイドは午後から天候は回復すると判断し、午前5時30分ごろ出発したという。

 出発してしばらくすると、「体調が非常に悪い」と訴える人が出て、それを聞いた他の客が
「引き返した方がいいのではないか」「救助を求めた方がいいのではないか」とガイドに訴えたと
いうが、ツアーは続行。昼前には山頂に近い北沼付近で女性1人が低体温症で歩行困難となり、
さらに男女4人も進めなくなった。この北沼付近には客5人、ガイド2人の計7人が野営することに
なったが、このうち4人が凍死した。

 アミューズトラベルの松下政市社長は19日記者会見し、16日の出発時のツアー客の体調について、
ガイドから聞き取った話として「みなさん問題ない。歩き始めるときに、体力的に今日は疲れたから
歩けないとか、そういう方はいませんでした」と話した。

▽朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0719/TKY200907190369_01.html

 結局、ガイドがツアーを強行した結果の惨事としてしかこの報道では見えない。かなり油断があったのか強行することを迫られる要素でもあったのか??

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