Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ミュージカル×コメディ×ワイルド・スピード=『ブルース・ブラザース』

2019年07月31日 00時01分25秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1981年のアメリカ映画『ブルース・ブラザーズ』。

メッチャ面白いな、これ。
まさに、ミュージカル×コメディ×ワイルド・スピード。

とある2人の兄弟が自分たちの育った孤児院を救うために
バンドやって金を稼ぐって話なんだけど、
全編を通じて兄弟がクズなのが笑える(笑)

言葉遣いは悪いし、嘘はつくし、
金は踏み倒すし、モノは壊すしのやりたい放題。

でも、まったく憎めないし、
むしろキュートだと思えてしまうキャラの作り方がうまいなと思った。

それは、冒頭で兄が出所して弟が迎えに行くところから、
すでにコメディ感あったからというのもあるけど、
陽気なミュージカルって要素も大きいと思う。

しかも、レイ・チャールズやキャブ・キャロウェイなど、
音楽界のレジェンドを起用しているから歌がマジで素晴らしいんだ。
とにかく声量がヤバかった。

で、ミュージカルかと思いきや、
ものすんごいアクションもあるのが個人的にはツボ。
終盤のカーチェイスのシーンとか
『ワイルド・スピード』以上に
おびただしい数の車がどんどん廃車になっていくのが圧巻。

CGだって一部のSF映画にしか使われない時代だから、
本物の車しか使ってないんだろうけど、
「そんなクラッシュの仕方ある?!」ってぐらい、
次から次へと大破していくのが笑ってしまう。

キャリー・フィッシャーが
謎に重火器ぶっ放してるのも好き(笑)

これは往年のファンがいるのもわかるわー。
いやー、いい映画だった!

しかし、兄役のジョン・ベルーシが
薬物により33歳の若さでこの世を去っているのがショック。。。

“オモ写”+“トイ・ストーリー”=『マーウェン』

2019年07月28日 20時02分21秒 | 映画


2019年公開映画117本中58位。

見た目はまさに“オモ写”すぎる映画なんだけど、
内容としてはシリアスな『トイ・ストーリー』と言った感じでした。

あの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
のロバート・ゼメキスが監督っていうので、
かなり期待したんだけれど、
さすがにその域までには達しなかった(笑)

バーで5人の男に暴行された
マーク・ホーガンキャンプ(スティーブ・カレル)は、
瀕死の重症を負うも、一命は取り留める。
ただ、事件前の記憶はほぼ失われ、
襲撃の後遺症(PDSD)に苦しむ彼はまともな治療も受けられず、
セラピー代わりにフィギュアの撮影を始めるという話。

自宅の庭を存分に使って、
第二次世界大戦中の架空の村をミニチュアで作り、
フィギュアの写真を撮りまくるのとか、
マジで“オモ写”だなーと。
さらに、そのフィギュアが動き出すってんだから、
もはや『トイ・ストーリー』だろうと。

動き出すといっても、フィギュアに命があるわけではなく、
あくまでも主人公の妄想という形で動いてるだけなんだけどね。

いいことでも悪いことでも、
現実で何かあるとすぐにフィギュアの世界にそれを反映させ、
自分のオリジナルストーリーに沿ってフィギュアたちを動かす。
オタク気質な人からしたら、共感できる部分はありそう。

でも、この映画はフィギュアの世界の話だけで完結するわけではないんだよね。
現実世界においても、
暴行した犯人たちの量刑裁判のために
怯えながらも出廷しなくてはならなかったり、
向かいに越してきた女性にフラれたりと
、主人公に降りかかるストレスはかなり大きい。

その逃げ場としての役目もフィギュアの世界にはあるんだろうけど、
現実の辛さをカバーできるほどかというと、
ちょっと怪しい(笑)

一応、フィギュアたちの応援もあって
(ゆーても自らの妄想だから、ある意味自己暗示っぽいけどw)、
勇気を出してビビってた裁判にも臨めるようにはなるものの、
フィギュアの世界の話と現実世界の話に乖離がありすぎて、全然リンクしなかった。
もっとその2つの軸がうまくかみ合っていたら面白かったと思うんだけど、
どうだろうか。

なお、物語の最後には、
そのフィギュアの写真展を開くことになるから、
まさに今SNSで盛り上がってる“オモ写”を強く感じる締めくくりでした。
この映画の主人公のように、
自宅の庭をふんだんに使ってオモ写できたら楽しいだろうなー。

二重三重にも楽しめる『アルキメデスの大戦』

2019年07月27日 21時47分57秒 | 映画


2019年公開映画116本中22位。

原作は読んでいないけど、
想像以上の面白さでした~。
まさに超数学エンターテインメント!
これから、数学科だった人みんな
「アルキメデスのパイセン」って呼びたいわ(笑)

この映画、冒頭の戦争シーンがすんごい迫力で。
邦画の戦争モノで、ここまで迫力あったの初めてかも。
CGのクオリティがとにかくヤバいんだ。
普段からハリウッド映画のVFXを見慣れている身からしても、
この映像には息を飲んだ。
さすが、白組出身の山崎貴監督である。

話としては、帝大数学科出身の菅田将暉が、
数学を駆使して戦争を止めようとするもの。

なんだけど、元を辿れば、
海軍内で新しい戦艦建造の話が持ち上がる中、
山本五十六演じる舘ひろしが
「これからは航空機の時代だ!」
と空母建設を主張し、
軍内で対立が起こったのが始まりなんだよね。

そこで、戦艦建造を主張する側の見積もりが
あまりにも安すぎるってんで、
それが正しいかどうかを調べろと白羽の矢が立ったのが、
数学会において100年に1人の逸材と言われた菅田将暉。

軍は機密事項が多くて、
相手の情報が何もわからなくてね。
とはいえ、何もしないわけにはいかないから、
とにかくやれることを見つけてひたすら行動。

実際に別の戦艦に乗って、
自ら巻尺で寸法を測って、
素人ながらもそれを設計図に書き起こしたり。
民間の協力者を得て、
材料費や人件費を計算したり。
2週間という限られた時間の中で、
「小さなことを全力でやるんだ」というセリフがね、
まさに世の働く人々に共感されやすいんじゃないかなと思った。

何事も、小さなことから、やれることからやるしかないからね。

予告では、「戦艦大和の欠陥を数式で解き明かす」とか言ってたけど、
その前段として相手側の見積もりの妥当性の検証から始まり、
その後もまさかの展開が待ち構えていて、
二重三重と楽しめる構成でした。

ちなみに、僕はもう昔から算数・数学がダメダメで(笑)
「そもそも掛けるって何?割るって何?」
という概念のところからよくわからなくて、
完全なる数学コンプレックスなので、
劇中のように難しい数式をスラスラ書けて、
どやっとできる人に憧れがある。

もっと数学を楽しめるように教えてくれる人がいたらよかったなと思うので、
いつかアルキメデスのパイセンに教えを請いたい(笑)

2019年7月-9月期のドラマの第1話を見終わって

2019年07月25日 08時25分33秒 | ドラマ
今期のドラマ。
もう日曜夜だけでいいやっていう(笑)
韓国ドラマのリメイクが3本もあるのが特徴。

1.ノーサイド・ゲーム(TBS)
2.あなたの番です-反撃編-(日テレ)
-----------<見えない壁>-----------
3.TWO WEEKS(フジ)
4.凪のお暇(TBS)
5.ボイス 110緊急指令室(日テレ)
6.偽装不倫(日テレ)
7.サイン―法医学者 柚木貴志の事件―(テレ朝)
8.ルパンの娘(フジ)
9.監察医 朝顔(フジ)
10.Heaven?~ご苦楽レストラン~(TBS)

昔見た人なら楽しめるであろう『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』

2019年07月25日 08時10分43秒 | 映画


2019年公開映画115本中50位。

劇場版ポケットモンスター第22作品目
(『アベンジャーズ/エンドゲーム』と同じ!)。
そして、1作目のリメイク。

実は、ポケモン映画を見るのは生まれて初めて。
1998年当時、中学2年生だった僕は、
ゲーム(赤・緑の初代ね)はかなりやり込んでいたものの、
アニメの方はほとんど見ていなくて、当然映画もノータッチ。
(一応、予習のために3日前にオリジナル版を見たけど)

話としては、ミュウから生まれたミュウツーが自分の存在意義に悩み、
自らを生み出したすべてを憎むというもの。
子供向けの映画にしては重いテーマだし、
サトシとピカチュウのやり取りに泣いたわ。。。

オリジナル版よりも無駄なところが削ぎ落とされているから
話のテンポはよくなったし、全編3DCGで描かれているから、
バトルも奥行きが出ていてよかった。

改めてすごいなと思ったのがピカチュウで、
「ピカピカ」しか言ってないのに、
そこに感情を込められる大谷育江の演技が圧巻すぎた。
しかも、22年も同じ役をやり続けているなんて。。。

今回見ようと思ったのは、1作目のリメイクだから、
初代しかプレイしていない自分の知識でも
カバーできるだろうと思ったからだけど、
当時この映画を見た人なら、
思い出補正も入ってもっと楽しめると思う。

ただ、今からハマるかと言うと、
僕はそうではないかなー(笑)
子供の頃だったら、
もっとハマったかもしれないけど。

それと、この映画は腑に落ちないところがあるんだよね。
ミュウツーは「すべてを憎む」と言いながら、
大量殺戮みたいなことはせず、
限られたポケモンマスターを僻地へ招いて戦うのみという優しさ(笑)
(まあ、子供向けだし)

続いて、なぜか途中から本物とコピーの
どちらが優れているかという話になってて、
それが逆襲とどう関わるのかが、ちょっとわからない(笑)
それを通じて、命の大切さも伝えようとはしているんだろうけど、
なんか違和感あるなーと。

あとは、CGがちょっと古い気がする。
特に人間がかなりいびつ(笑)
あのキャラクターデザインだと
ああなるのかもしれないけど、
CGとの相性が悪いのかな。。。
無理に3DCGにしなくてもよかったのでは感。

個人的には、ポケモンよりデジモンの方が好きかな。
デジモンの方が、お互いにパートナー感あるし、
登場人物の対立や葛藤が強く描かれていて、
よりドラマらしい。

ちなみに、ポケモンの映画は
この1作目の興行収入がいまだにシリーズトップだそうです。

高橋一生のクズ役が痛快な『凪のお暇』:第1話

2019年07月20日 00時21分16秒 | ドラマ


最初の20分はクソ面白かった。
とにかく、主人公をどん底に突き落とすのが辛すぎて。

人の顔色ばかり伺って言いたいことも言えないポイズンな黒木華。
でも、実はこっそり社内の人気社員である高橋一生と付き合ってて、
それが自分の唯一のマウンティング要素。
なんだけど、同僚だけでなく、実はその彼にも
「都合のいい人」扱いされていたと知り、
ショックで過呼吸になり、病院へ。
そのまま、スパッと会社を辞めて郊外へ引っ越し、
お暇をいただく話。

原作は読んでないので、勝手な想像で、
弱っちいキャラが実は切り札として強い武器(人気者の彼氏)を持ってて、
所々で嫌なやつをぎゃふんと言わせる内容かと思ってたんだよね。
最初の20分はそんな雰囲気もあって面白いと思ってたものの、
後半は黒木華が郊外へ引っ越し、
そこでの新しい出会いに翻弄されていく内容で、
想像とはだいぶ違う方向に(笑)

今後は、引っ越し先の人間関係を通じて
黒木華がどう変わっていくのかがお楽しみポイントかなー。

高橋一生は、ああいうちょっとクズな役が僕は好きです(笑)

20年前の自分だったらドハマリしてたと思った『天気の子』

2019年07月19日 23時35分12秒 | 映画


2019年公開映画113本中49位。

祈るだけで天気を晴れにできるX-MENなヒロインと、
家出少年の触れ合いを描いた
甘酸っぱさとスリルが入り交じる青春映画。

新海誠ワールドの、
少年少女の青春を
独特の世界観でまとめあげる構図は
さすがだなと思うし、
天気という身近な現象を
こんな形で物語にできる才能はすごい。

現実の中にうまくファンタジーを入れ込んでいて、
中二感とはまた違った感覚を覚えるから、
高校生のときにこういう出来事が本当にあったら
すごく楽しいと思う。

さらに、『君の名は。』を見ていると、
「あ!」と思うシーンが散りばめられているのは、
ファンにはうれしいだろう。
歌もよかったしね。

が、、、
「20年前だったらかなりハマったと思うんだけどなあ」
と言うのが正直な感想。
個人的には『君の名は。』の方が面白かった。
『君の名は。』を100とすると
『天気の子』は60〜70ぐらい。

なんか、登場人物に感情移入できなかったんだよね。
主人公の家出の背景がわからず、
ひょんなことから出会ったヒロインに
そんな惚れるポイントあった?って。
それぐらい、2人の絆が深まってそうには
見えなかったんだよなあ。

小栗旬が演じてるおっさんの方が、
自分と年齢が近いせいか、まだ共感できた(笑)

これやっぱり青少年向けだよね。
若い子には刺さりそうなのはわかるし、
そこをピンポイントに攻められるのもすごい。
そういう方向性になるのは、監督が新海誠だからなのか、
プロデュースが川村元気だからなのかはわからないけど。

ただ、50年後も『アラジン』や『となりのトトロ』は見るけど、
多分『天気の子』は見てない気がする(笑)
心にピンと来る層が限られている気がするのが、
ディズニーやジブリとの違いかなって思う。
まあ、僕の勝手な意見なので、
大人でも好きな人はいるし、
若くてもハマらない人はいると思うけどw

あと、新海誠作品に出てくる女性は、
なんか独特というか、
監督の好みがすごい出てそうな印象を受ける。
いろんな願望が詰まった感じ(笑)

それは、宮崎駿もそうだとは思うんだけど、
そっちはうまくオブラートに包んでいるものの、
新海誠はけっこう出ちゃってる(笑)

今期3本目の韓国ドラマのリメイク『TWO WEEKS』:第1話

2019年07月16日 23時55分32秒 | ドラマ


まさかのこれも韓国ドラマのリメイク(笑)

殺人の濡れ衣を着せられた三浦春馬が、
白血病の娘への骨髄移植までの2週間、
逃避行を繰り返しながら娘の元へと向かうドラマ。

誰が彼をはめたのか、
そのサスペンス感ある設定と、
警察から必死に逃げまくるハラハラする展開は
今後の面白さを期待させるなあ。
登場人物同士のいまだ語られぬ過去の関係が気になる。

『14歳の母』からもう13年。
三浦春馬も8歳の娘がいる設定になりました(笑)

しかし、韓国ドラマのリメイク流行ってるな。

後半はいいけど前半が退屈なウェスタン映画『ゴールデン・リバー』

2019年07月15日 20時41分46秒 | 映画


2019年公開映画112本中90位。

久々のウェスタンモノ。
いわゆる、ゴールドラッシュ時代における
金の採掘が題材となっている映画です。

殺し屋兄弟のジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックスが
依頼主からの命令で、偵察係のジェイク・ギレンホールを通じて、
化学者のリズ・アーメッドを探して始末しようとする話。

なんだけど、そのリズ・アーメッドが、
金を1発で見分ける“預言者の薬”なる、
ネーミングが中二病全開な秘薬を開発していて、
それを川に蒔けば、みんなでウハウハ!ってことで、
依頼主はひとまず置いておき、4人で組もうという流れになる。

女っ気のまったくないおっさんだらけのむさ苦しい中、
ドンパチありーの、
金に目が眩んだツケがラストにやってきーので、
後半はそれなりに見れるんだけど、
前半がかなーり退屈。

そもそも殺し屋兄弟と偵察係は離れたところにいて、
まずはそこから合流しなくちゃならないのだけど、
連絡手段は手紙、交通手段は馬、
という時代だから、ここがかなりモタついた印象。

さらに、登場人物の関係性がわかりづらいのと、
化学者がなぜ命を狙われているのかもわかりづらい。

ウェスタン映画は『荒野の七人』(1960)や、
『荒野の用心棒』(1964)、
『マグニフィセント・セブン』(2016)のように、
ふらっとやってきたガンマンが悪いやつらをこらしめるのが好きだな。
って、それらも元は『七人の侍』や『用心棒』の影響を受けて作られたのだけど。

紳士すぎる銀行強盗ってアリ?!な『さらば愛しきアウトロー』

2019年07月15日 17時39分49秒 | 映画


2019年公開映画111本中89位。

ハリウッドで初めて
「演技と製作の双方で地位を確立した映画人」
と言われたロバート・レッドフォードの引退作品。

僕の場合は、あと30年ぐらいしたら、
この映画のよさがわかるかなという印象(笑)

実在する強盗犯を題材にした映画で、
主人公は人生で16回も脱獄に成功した驚異のジジイ。
今作でも74歳にして、
銀行強盗しまくりのクズ野郎なんだけど、
とにかく紳士過ぎるのがウリ。
優しい笑みで支店長に近づき、
「こんなものでどうでしょう」
とジャケットの裏に隠した銃をチラリ。
誰も巻き込むことなく、
静かにお金をいただく手際のよさはたまげたもの。
被害に遭った人たちも口を揃えて「紳士でした」と。

金を強奪する明確な理由もなく、
単に楽しんでいるだけ。
だから、捕まってもいつも笑ってる。
そんな、頭のネジが飛んでるジジイは、
ある意味魅力的でもあった。

銀行強盗モノだと、
1975年の『狼たちの午後』、
2000年の『スペーストラベラーズ』、
2017年の『ジーサンズ はじめての強盗』、
『ベイビー・ドライバー』
などが記憶に新しいけど、
大体は犯人が興奮気味だったり、
派手なシーンがあったりするのだけど、
ここまで静かに優しい銀行強盗モノは初めてかも。

それだけに、僕の好みのジャンルではなかったけど。
自分がジジイになったら感じ方変わるだろうか。

でも、ロバート・レッドフォードがカッコいいんだよ!
もう82歳なんだけど、まだ60代に見えるぐらいの若々しさ。
ひょんなことから知り合った女性とのロマンスもあるのだけど、
あのウィットに富んだ会話術は、大人の余裕を感じさせる。

あんなジジイになりてー。

ザ・アメリカンな青春映画『愛と青春の旅だち』

2019年07月14日 23時34分55秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1982年のアメリカ映画。

男女の絶妙に異なる恋愛観が
最高に面白い青春映画だった。
個人的に、
80年代のアメリカ映画の醸し出す
ノスタルジー感が好きなんだけど、
それを差し引いても
日本じゃ5000%お目にかかれない気がする(笑)

とにかく、当時32歳のリチャード・ギアが若い!
若いけど、渋い!
僕の2個下には見えません。。。(笑)

海軍の士官学校に通うザック・メイヨ(リチャード・ギア)が、
懇親パーティーで知り合った製紙工場で働く
ポーラ・ポクリフキ(デブラ・ウィンガー)
と愛を育んでいく話。

ザックは幼い頃の環境ゆえに、
女性に対してどこか本気になれないところがあって、
最初は軽い気持ちでお互い付き合ってたけど、
ポーラの方が「今後の人生どうするの?」って感じになってきて、
改めてザックが自分の気持ちと向き合うようになる流れがよかった。

さらに、ザックの親友である
シドに訪れる悲劇が悲しすぎて泣いたわ。。。
これは、その彼女のリネットがどうなのって気がするけどね!

シドは懇親パーティーでリネットと意気投合して付き合うんだけど、
しばらくして、「妊娠したかも」とか言うから、
シドは士官学校を辞めてまで婚約指輪を渡してプロポーズするのに、
「あたしパイロットと結婚して外国に行きたかったから、
 学校辞めたあなたは用無し!」つって。
その後、彼はショックのあまり、、、。・゜・(ノД`)・゜・。

海軍の士官学校に通う人ってのが、
どういうポジションなのかはわからないけど、
その妻になることを夢見て
ビッチな格好でパーティーに繰り出す女性がいるってことから、
相当にモテるのかなと。

現に、出会ったときはシドとリネットは
対面して10分足らずで合体してたからね(笑)

日本だと青春モノの映画はほとんど高校生に限られるし、
がんばってがんばってキスするかしないかだから、
アメリカのこういう大人な感じはすごくエロくてかっこよく見える(笑)

この映画、今の日本に置き換えるとなんだろう。
自衛隊って感じはしないから、、、
なんだ、IT社長とか商社マンとの出会いを求めて
夜な夜な飲み会に参加する、、、的な?
なんかそんなドラマありそうだけどな。

タイムリミットボイスサスペンス『ボイス 110緊急指令室』:第1話

2019年07月14日 00時10分00秒 | ドラマ


これ面白いな。

韓国ドラマのリメイクだそうだけど、
2月に見た『THE GUILTY/ギルティ』にも似てる。

このドラマのキーとなるのが「声」。
緊急司令室にいる真木よう子が被害者からの電話を受け、
電話の向こうの声や音を頼りに、
実働隊の唐沢寿明たちに指示を出し、
現場の特定および犯人捕獲を行っていく。

第1話は、
誘拐された被害者がもうすぐにでも殺されそうな状況の中、
現場の特定がなかなかできず、
メッチャハラハラしたんだけど、
ようやく判明したところで、、、次週!
というものすごい引っ張り方(笑)

さらに、3年前に唐沢寿明の妻が殺された事件の
真相解明も含んでいるから、
日々の事件と合わせてダブルで楽しめそう。
唐沢寿明はこの時間帯だと
『THE LAST COP/ラストコップ』に次いでの刑事役か。
今回はもっとシリアスな感じだけど、
鬼気迫る表情の演技とかすごく引き込まれる。

今日は、土曜のこの時間のドラマにしてはめずらしく、
若い女性がボコボコにされていて、
けっこう痛々しいシーンだったな。
最近注目している女優の吉川愛なんだけど、
ここんとこけっこうドラマ出まくってる上に、
キャピキャピのJKから殺人犯まで、
役の幅が広い気がする。

おっさんのシンクロ!『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』

2019年07月13日 20時42分31秒 | 映画


2019年公開映画110本中15位。

おっさん版『ウォーターボーイズ』。
これは笑えるし泣けるしでいいコメディ。

主人公はうつ病のおっさん。
2年間引きこもって家族からも疎まれていたある日、
たまたま地元の公営プールで男子シンクロメンバーの募集を知り、
家族を見返すためにシンクロを始めるというもの。

まわりのメンバーも人生半分終わろうかとしているおっさんばかりで、
いまだにバンドマンを夢見ている人や、
会社の経営がうまくいかない人、
短気な性格ゆえに妻と子供から逃げられた人など、
めんどくさいやつらのアベンジャーズみたいな感じw

さらに、コーチもくせ者で、
かつては世界レベルのシンクロ選手だったものの、
酒に溺れ、今は妻子ある男性にしつこく迫るこじらせおば、、、姉さんと、
車椅子に乗った言葉遣いの悪いスパルタコーチという、
これまためんどくさい2人(笑)

そんなめんどくさいやつらが、
男子シンクロの世界大会に向けて奮闘するってんだから、
面白くないわけがない!

洋画のコメディならではのブラックジョークは笑えるし、
最後は感動だしで、いい話だった。
話はオーソドックスだけど、
出てくるキャラクターが面白くて、
まさにキャラ勝ちな映画。

ちなみに、この映画は実在するスウェーデンの
男子シンクロチームの話を元にしているのだけど、
9月にもそのチームを題材にした
『シンクロ・ダンディーズ!』という映画が公開予定らしい(笑)

ウッディの不変の志がかっこいい『トイ・ストーリー4』

2019年07月12日 23時38分38秒 | 映画


2019年公開映画109本中9位。

ピクサー長編映画第21作品目。
そして、『トイ・ストーリー』シリーズとしては、
第1作目から実に23年半の歴史に幕を閉じました。

23年半は長い。
僕も小5から、おっさんになりました(笑)

前作『3』でアンディからボニーへと託されたウッディたちが、
ボニーの作った新しいオモチャであるフォーキーの捜索をしていく中で、
「オモチャにとっての幸せ」について考えていく内容。

個人的には、アンディとの別れを描いた『3』が一番感動したけど、
今作もそれとはまた別の感動があってよかった。

とにかく、ウッディの不変の志がものすごくかっこいい。
これはシリーズすべてを見ているとより強く感じるんだけど、
ウッディのスタンスは常に一貫してて、
「オモチャは子供を喜ばせてこそ」という考え。
それだけは何があってもずーっと変わらなかった。

生きていると、いろいろ変えること・変わることがよしとされることも多い中、
逆に変わらないことの価値や生き方をこの映画は教えてくれる。
だから、ラストシーンは非常に考えさせられるものでした。

これまで、子供部屋の中だけで持ち主を喜ばせることを考えてきたウッディが、
外の世界を知ったボー・ピープの生き方や、
子供に愛されることを知らなかったギャビー・ギャビーの言葉、
そして、自らの立ち位置を踏まえた上で出した決断は、
大きな変化だと思う。

その変化は、『カーズ/クロスロード』の
ライトニング・マックィーンに通ずるところがあるなと感じる。
ウッディもマックィーンも、
最初は自らが目立つことばかりを考えてきたのに、
やがて他者へと目を向けられるようになるからね。

これは、かつて『トイ・ストーリー』を見た子供たちが
23年半経って大人になったことを考えると、
人生の教訓とも言えそう。

いい映画でした。

それにしても、『トイ・ストーリー』は
本当にいいシリーズだと思う。
そもそも、ディズニーの素敵なところは、
普段の日常生活でよくあることを、
オモチャや動物など、
人間以外のものがトレースすることで、
共感させやすくしているところだと思ってる。

『1』は、バズがやってきてアンディを取られてしまったことで
ウッディが嫉妬してしまうなんて、
現実世界で普通にあること。

『2』は、博物館に展示されて永遠を生きるか、
子供に遊ばれてなんぼか、
というオモチャ視点での
「オモチャの存在意義」を問うていたけど、
これも普段の生活で
「自分がどうありたいか」っていうことだと思う。

『3』は、『2』で出した結論も影響しているだろうけど、
ウッディはオモチャとしての幸せのために、
大学に進学するアンディとの決別を選択するけど、
自らの選んだ答えによって、
別々の道を歩むっていうのも普通にある。

『4』は、『3』に似ているけど、
自分が幸せを感じてきたことを、
他人にも分け与えようとするのは、
人生のフェーズが一段上がった感じだと思う。

もし、これらを普通に人間がやってしまったら、
直接的になりすぎて、
むず痒い感じになってしまう気がするんだよね。
人間以外がやるからこそ、
「あれってどういうことだろう」と考えたくなっちゃう。

そして、このオモチャってところがまたいいんだよねえ。
オモチャって、小さい頃はみんな遊ぶと思うし、
その頃の思い出って美化されやすいから、
大人になって心がくすんでしまっても、
夢と希望に満ち溢れていた純粋な頃の気持ちを思い出すことで、
懐かしさや共感を得やすいと思う。
「オモチャに意思があったら」って妄想することもあったし、
その憧れを映像化することによって、
共感と憧れのバランスが絶妙な感じになるんだと思う。

明言はされていないけど、
もうこのシリーズはここで終わりだろう。

自分に子供ができたら見せたい映画です。

いろんなドラマの要素が入りまくってた『ルパンの娘』:第1話

2019年07月12日 00時50分28秒 | ドラマ


いろんな要素が入りすぎたてんこ盛りドラマ。

泥棒一族の深田恭子と警察一族の瀬戸康史の禁断の恋愛モノ、、、
というほど恋愛感はなく、
コメディ要素の強いアクションモノで楽しい。
日テレの土曜22時枠っぽい作り(笑)

深田恭子が敵をボコボコにするのは、
『奥様は、取扱注意』のときの綾瀬はるかみたいでかっこいい!
でも、格好は完全に『ヤッターマン』のときのドロンジョである。
ひと暴れする前に瀬戸康史が手刀で眠らされるのは、
もしや毎週のパターンなのか(笑)

個性の強いキャラが多い中で、
イチオシは大貫勇輔の役だね。
セリフがほとんどミュージカル調で
いちいち動きがやかましいのがウケるw
ああいう顔が2枚目で頭がお花畑っぽいキャラ、
好きなんだよなあ。
山崎育三郎っぽい感じがする(笑)

泥棒と警察つったら、
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』を思い出すし、
泥棒の彼女と警察の彼氏だと『キャッツ♡アイ』も彷彿とさせる。

さらに、かつて仮面ライダー1号だった藤岡弘と
仮面ライダーキバだった瀬戸康史が
祖父と孫の関係ってのも笑える。

血縁で言ったら、
この前の時間帯にテレ朝でやってる
『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』の大森南朋を見た後に、
このドラマを見ると、父親の麿赤兒が出ているというね(笑)

けっこうおふざけ路線だと思うので、
息抜きにちょうどよく見れるドラマかと。