Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

むしろ前作が再評価できる『メリー・ポピンズ リターンズ』

2019年01月31日 23時22分13秒 | 映画


2019年公開映画15本中2位!

1位か悩ましいところだけど、
個人的には『クリード 炎の宿敵』の方が好きだった。

知らなかったけど、今日前夜祭だったらしく、
浅田真央のスケートが見れた(笑)

さて、本作は54年ぶりの続編(54年ってやばいよな)だけど、
お話の中では前作の20年後の物語で、
当時、子供だったマイケルとジェーンが大人になり、
家庭のピンチに陥っているときに、
再びメリー・ポピンズがやって来るというもの。

夢と魔法を実現したような世界観で、
歌に踊りに幸せな気持ちになれるお花畑ムービー!
特にアニメーションとの融合が秀逸で、
まさに憧れの光景が広がっていました。

ただ、前作は家政婦募集のチラシを見て
メリー・ポピンズがやってきたから納得感あったけど、
今回は割と唐突にやってきたので、
その動機が少し弱いかなとも感じた。

前作は見ておいた方がベター。
そこのエピソードを踏襲しているところがあって、
懐かしくて泣いてしまった(笑)
というより、今回はもうしょっぱなから、
メリー・ポピンズと再会したシーンで感極まって泣いたし、
まったく泣く映画じゃないのに何やってるんだ自分と思ったり(笑)

今回、この映画を見たことで、
改めて前作の1964年版が再評価できると思った。
CGが普及していない時代に、
あの手この手でアニメーションとの融合や魔法のシーンを実現していて、
さらに当時から今と変わらずディズニー魂を発揮していたのはすごい。

前作はかなり昔なので、
ほとんどの人が他界している中、
当時、煙突掃除のバート役および
銀行の頭取であるミスター・ドース・シニア役を演じたディック・ヴァン・ダイクが、
今回ミスター・ドース・ジュニア役で出演していたのがうれしい。
唯一の前作からの続投である。
(ジュニアが20年経って当時のシニアと同じぐらいになっているので、見た目は同じw)

本当は前作でメリー・ポピンズを演じた
ジュリー・アンドリュースにも出て欲しかったけど、
彼女は断ってしまったようなので残念である。

ちなみに、原作はエピソードがまだあるようなので、
続編の可能性もあるとかないとか。

なぜ山Pはこれに出たのかという『サイバー・ミッション』

2019年01月30日 22時40分03秒 | 映画


2019年公開映画14本中14位。

超絶つまらない映画だった。。。
これは、ひどい。。。(笑)

サイバーテロを題材に悪役の山Pの野望を阻止する映画だけど、
まず本編に入るまでが長い。
映画が始まる前に配給会社や製作会社のロゴが入るけど、
それが多すぎてなかなか始まらないのだ。
ここですでに不満が。

でも一番ひどいのは中身。
まず山Pの目的は「ユーロの暴落」だけど、その理由が不明。
しかも「そんなんで暴落する?」っていう手段の謎さが腑に落ちない。

他にも場面が急に変わりすぎるし、アクションは拙いし、
さらに8bitなBGMが映画の世界観とミスマッチで、
危機感のカケラも感じられなかった。。。

途中からスマホ一台で、
ネットワークに繋がっているように見えない車や電車を
リモートコントロールしまくるという何でもアリなチートさも、
もはやなんだかなあ、と。

銃撃戦やカーチェイス、ロマンスなど、
アクション映画に必要な要素はあるものの、
元がダメだとまったく魅力的にならないんだなと痛感。

唯一意外だったのが、
山Pの英語の発音が思ったよりよかったこと(笑)

今後、山Pが俳優として世界進出するかはわからないけど、
もしその第1弾としての位置付けなら、
なかなかに、、、悲しい。。。

リディアン・ヴォーンはポスターで見ると
トム・クルーズみたいな顔してたけど、
動いてるところ見るとそうでもなかった。
(それでもちょっと似てるw)

『セカチュー』感ある『愛唄 ー約束のナクヒトー』

2019年01月30日 17時37分40秒 | 映画


2019年公開映画13本中7位。

ちょい泣き、、、ぐらいかな(笑)
病気と闘いながら、自分の人生を懸命に生きるというまるっと『セカチュー』的な映画。
邦画の純愛映画はどっちかが病気ってことが多いけど、今回もまさにそれ。
(世代的に『セカチュー』挙げただけで、もっと前から同じような映画あるかもしれないけど(笑))
ただ、今回は主人公もヒロインも両方病気だから、そこが違うかな。

一昨年の『キセキ-あの日のソビト-』はGReeeeNの『キセキ』が生まれるまでの物語だけど、
今回はそのメンバーが実際にあったエピソードを元に作ったらしい。
だから、GReeeeNは直接関係ない。

こういう映画は必ず病室から連れ出してやりたいことやるシーンがあるけど、
『セカチュー』見た頃の自分は、特に後ろめたさも感じなかったし、
もっとやれやれーって思ってたけど、
今回見たら、「リスク高くない?」「なんかあったとき責任取れんの?」
「親や医師の許可取ったんだっけ?」とか考えてしまったので、
つまんない人間になってしまったなと(笑)

ラスト号泣かなと思ったんだけど、
キャストが歌う『愛唄』が微妙すぎて、
出てきた涙が引っ込んでしまった(笑)
あまりこの歌を知らない人ならともかく、
GReeeeNの『愛唄』がド世代だった身からすると受け入れがたく。。。(笑)

そして、横浜流星は長時間見てると、
山崎賢人と吉沢亮と藤ヶ谷太輔と横山裕を足して4で割った顔に見えてくるし、
清原果耶は川口春奈と芦田愛菜を足して2で割った顔に見えてくる。

予告詐欺感が否めない『天才作家の妻-40年目の真実-』

2019年01月30日 17時20分56秒 | 映画


2019年公開映画12本中7位。

予告に引っ張られすぎたかな。
ノーベル文学賞を受賞した作家が、
実は妻が書いているんじゃないかという疑いを持たれる話だけど、
サスペンスってほではなかった。
特に真相究明とかもなく、どちらかといえば、ヒューマンドラマに近い。

アイディアを出せる人と、
それを組み立てられる人は別モノということがよくわかる内容だった。
もちろん、どちらも一人で出来るに越したことはないけれど、
使う頭は違うと個人的には思うから、現実世界でも、
組織やパートナーにおいては、両方のタイプがいるといいなと思ったり。

あとは、この夫婦の仲の良さがわかりづらかったな。
けっこうガチなケンカしたかと思えば、
すぐベタベタしるし、特に妻の本音が見えづらい。
人としての夫への想いと作家としての夫への想いといろいろ複雑。

「作家は呼吸するように書くべきである」という旨のセリフが印象的。
自分はそこまではできないから(笑)
(呼吸するように映画は見てるけどw)

しかし、原題すごいな。
“The Wife”って。
『妻』だけじゃ、どんな映画かまったくわからねえ(笑)

ある意味キラキラ青春映画だった『チワワちゃん』

2019年01月26日 21時04分25秒 | 映画


2019年公開映画11本中3位。

これ普通に面白いわ。
『クリード』も『Fate』も好きなシリーズだったり趣味だったりで
今のところトップ2に入ってるけど、
ピンで言ったらこの『チワワちゃん』が一番面白い。

要はパリピの青春ムービー。
クラブ行って、酒飲んで、パーティーして、キスして、セックスして
というパリピ界隈に、彗星の如く現れたチワワちゃん(吉田志織)が、
ある日突然バラバラ遺体として見つかるというダークテイストな話。
でもサスペンスじゃない。
ある意味、キラキラ青春。
でもよくある学園モノとはまったく様相が違うのがポイント。

事件の後、門脇麦がみんなにチワワちゃんについて聞いてまわりながら、
当時の思い出を回想していくって流れなんだけど、
チワワちゃんを中心とした人間関係が面白かった。

結局は、誰が誰を好きで、その間に誰と関係持ってて、みたいな、
誰のまわりでもよくあるような話なんだけど、
登場人物の知り合ったきっかけが、
ナンパだったり、友達が連れてきてとかだったり、
学校や部活といった同じコミュニティ同士のつながりじゃないところが、
今の自分の友達関係と重なってリアルだなと(笑)

そして、明言はしないのだけど、
門脇麦のチワワちゃんに対する
嫉妬や憧れみたいなものが滲み出ているがゆえの言動とかも、
2人の関係性を見る上で面白く感じた。

でもこの映画ですごく好きなのはお話よりも、
キャラクターや表現のところなんだよね。

やっぱり成田凌はいい。
チャラ男からへなちょこ男、頭のおかしい犯人役など、
かなり幅広い役者だなと思うけど、
個人的にはこういうパリピ感ある役が一番しっくり来る(笑)

あと浅野忠信がずるいよねー。
けっこうえげつないカメラマン役なんだけど、
ああいう役似合うんだよな(笑)

表現のところだと、
乱交シーンにおいて比喩として用いられる差し込み映像もたまらなく好き(笑)

予想してた内容とはだいぶ違ったけど、これはいい青春映画でした。

ゆるゆるゾンビ映画『がっこうぐらし!』

2019年01月26日 20時58分43秒 | 映画


2019年公開映画10本中10位。

これは、、、危機感をまったく感じない茶番ゾンビ映画だな、、、(笑)
まあアイドル×ゾンビだからな。
ゆるいよな(笑)
『彼岸島』が丸太アクションなら、こっちはシャベルアクション。

もはやなんでゾンビが蔓延してるのかもわからないし、
気づいたら一掃されてた。。。
グチャミソ感もないし、ゾンビなら何でもええやろ感満載。

学芸会や学生の自主制作映画なら納得できるけど、、、
という感じで、今年のワースト3に入りそうな予感(笑)

びっくりするぐらいストーリーに起伏のない『日の名残り』

2019年01月26日 20時54分52秒 | 映画


「午前十時の映画祭9」にて。
1993年のイギリス映画。

とある屋敷で働く執事(アンソニー・ホプキンス)が、
人手不足を解消するために、
かつてその屋敷で働いていた女性(エマ・トンプソン)に会いに行くがてら、
昔を思い出す話。

カズオ・イシグロの小説が原作のようだけれど、
映画はびっくりするぐらい盛り上がりのない内容だった。
屋敷の日常が淡々と描かれていて、
ストーリーの起伏がほぼないから、
個人的にはあまり面白いとは思わず。

ただ、アンソニー・ホプキンスの執事のプロ意識の高さはすごかった。
他人のプライベートには一切踏み込まず、
自らも父親の死や想いを寄せていた女性の結婚には動揺しつつも、
淡々と業務をこなす姿はすごい。

まあその意中の相手がエマ・トンプソンだったりするわけだけど、
これもびっくりするぐらい何もない。
「多分、、、この二人、、、好き同士、、、?いや違う、、、?」
ってぐらいの距離感(笑)

当時33歳のヒュー・グラントや34歳のエマ・トンプソンが
今の自分と同い年だけど、自分よりはるかに大人に見えたわ。

あと俺がすごい好きな俳優、
クリストファー・リーヴが出ているのもポイント。
彼は1970年代〜80年代にスーパーマンを演じて、
小さい頃ものすごくハマったし、かっこよかった。
俺がスーパーヒーロー映画好きになったきっかけの人!

若者の死生観たっぷりな『十二人の死にたい子どもたち』

2019年01月25日 23時37分20秒 | 映画


2019年公開映画9本中4位。

予告から受ける印象とはだいぶ違ったな(笑)
謎を解明していく過程はけっこう見入ってしまうけど、
最後まで見ると「あ、そーゆーw」って。

そもそも原作読んでないから中身知らなかったけど、
もっと殺戮の限りを尽くす
ギットギトのグッチョングチョンな映画かと思ってた。
あれだけ旬な若手俳優が出てて、
ダークな世界観を提示されると、
どうしても『バトル・ロワイアル』みたいなのを期待してしまう(笑)

自己存在の意義とか、死ぬこととか、
アニメやゲームの影響でそういう死生観に浸ってた10代の頃の自分なら、
もう少し身近に感じたかも?(笑)

吉川愛は超絶かわいい。

コスプレイヤーのチャンバラ映画『映画刀剣乱舞』

2019年01月25日 08時28分29秒 | 映画


2019年公開映画8本中7位。

日本刀の名刀をイケメン男子に擬人化した
PCブラウザゲーム『刀剣乱舞』の実写映画。
リリース当初やったけど、
「これはゲームじゃねぇw」と開始後30分でドロップし、
以降はまったく触れてなかった(笑)

映画は、歴史を変えようと企む時間遡行軍と戦う話だけど、
特にファンでも何でもない身からしたら、
コスプレイヤーによるチャンバラ映画にしか見えなくて、
正直そんな面白くはない(笑)

異形の形をした敵が大量に攻めてきて、
最後は敵の親玉をみんなでタコ殴りする構図は、
戦隊ヒーローに似ているなと思った。

個人的には殺陣をもっと派手でかっこよくして欲しかったけど、
多分それはこの映画でやることではないんだろう。

刀剣男士の「ファンデばっちり塗りました!」
と言わんばかりの肌感と、時代錯誤な衣装が、
歴史モノとあんまり合わないかなと思ったけど、
原作の世界観を現実にしたら、あれはマストなんだろうな。
特に、短パンで戦うの危なくない?ってずっと心配してたわ(笑)

ファンにとってはたまらない映画だと思うけど、
そうじゃなければ特に見なくてもいいかな(笑)
館内、99%女性だったし。
各映画レビューサイトの評価高すぎるけど、
これはファンが釣り上げているんだと思う(笑)

しかし、一昨年の『本能寺ホテル』しかり、
織田信長はこういう歴史改変モノのネタにされやすいね。
「のんちゃん、あんた500年後の未来でメッチャネタにされるよ」
っていつか伝えてあげたい。

ちょっと不親切な映画だった『マイル22』

2019年01月23日 23時56分42秒 | 映画


2019年公開映画7本中7位。

典型的なドンパチ映画だけど、これはちょっと不親切。

大量のセシウムのありかを知る人物が、
その情報と引き換えに亡命させてくれと言うので、
マーク・ウォールバーグ率いる特殊部隊の面々が
空港までの22マイルを護送するというもの。

なんだけど、
オープニングの敵のアジトの襲撃シーンは
目的がよくわからなかったし、
その後にセシウムを探すために
コンテナにガサ入れするところも、
突然始まるから最初よくわからなかった。

まあそこは無視してもあまり問題なく、
途中から「ああ、これは護送ミッションがメインの映画なんだな」
とわかったら、今度は中身がスッカスカで、
とにかく撃って撃って殴って撃って撃って蹴るという、
もうカオスなぐらいの銃撃打撃シーンの連続。

この映画の評価できるところはむしろそこぐらい。
そして、けっこうエグい。
至近距離からの発砲や、腕を逆に持っていってボキッと折るとか。

しかし、イコ・ウワイスのアクションがすごいわ。
ベッドに片手を手錠で繋がれたまま、敵2人倒しちゃうからね。

ラストは、オープニングシーンが活きてくる終わり方で
ちょっとびっくりなんだけど、
かなり中途半端な感じで終わったから、
続きあるのかなと思って調べたら、
続編あるらしい(笑)

ちなみに、監督のピーター・バーグと
主演のマーク・ウォールバーグは
これで4回目のタッグらしい。

2019年1月-3月期のドラマの第1話を見終わって

2019年01月23日 23時23分16秒 | ドラマ
今期こんな感じかなー。
全体的に前期より劣る気がする。
最低、上2つさえあればいいかも(笑)

1.初めて恋をした日に読む話(TBS)
2.イノセンス 冤罪弁護士(日テレ)
3.グッドワイフ(TBS)
4.3年A組 ―今から皆さんは、人質です―(日テレ)
5.トレース 科捜研の男(フジ)
6.家売るオンナの逆襲(日テレ)
7.メゾン・ド・ポリス(TBS)
8.スキャンダル専門弁護士 QUEEN(フジ)
9.後妻業(フジ)
10.ハケン占い師アタル(テレ朝)

弁護士モノが3つ、刑事モノ2つ。
だいぶ前から「恋愛モノや学園モノは刺さらない」
みたいなことをネットとかで見るようになって、
今や弁護士、刑事、医者などの職業モノが多い。

普段自分とは違う世界で働く人たちの話だから、
興味深くてつい見ちゃうけど、
1話完結型で、ほぼ同じパターン。

最近は、
・主人公が幼い頃にトラウマあり
・客観的な事実しか信じない
という設定も散見される。

そんな中で、コッテコテのラブコメがあると、
逆に目立っていいよね。
だから『初めて恋をした日に読む話』はよかった。

別にラブコメというジャンルが好きというわけじゃないし、
深キョンのファンっていうわけでもないけれど、
自分と近い年齢の女性が自らの人生を振り返りながら、
未来ある若者を東大に合格させるべく奮闘するという設定は面白い。

てか、深キョンは『下克上受験』にも出てたから、
受験と縁のある女優だなと思う(笑)

あとは、1話完結型のドラマよりも、
連続したドラマの方が、
登場人物の成長やら心境変化がわかりやすいから、
最終回まで見たときの達成感が大きい。

てなわけで、
今期は『初めて恋をした日に読む話』
を強く強ーく推したい。

木村佳乃の大阪のオバサン感がすごい『後妻業』

2019年01月23日 00時17分47秒 | ドラマ


木村佳乃が後妻業をやる話。
前に大竹しのぶと豊川悦二で映画やってたよね。
そのドラマ版かな。

ああいうことやる人は心痛まないのだろうか。
自分の親とかもいずれ老いて亡くなるのに。
とか、そんなリアルなことをふと考えてしまった(笑)

木村佳乃のやかましい声と顔芸、
ゴリゴリ来る大阪のおばさん感がすごい(笑)
過去に何かありそうだけど(てか今期のドラマ、主人公がみんな過去にトラウマあるな)、
それは今後明かされていくのかな。

あとは木村多江と伊原剛志も、
今後なんかありそうな予感(男女的な意味で)。

あんまりピンと来ないドラマだけど、しばらく様子見。

ホテルマンの仕事の大変さがよくわかる『マスカレード・ホテル』

2019年01月20日 18時53分40秒 | 映画


2019年公開映画6本中4位。

サスペンスの面白さよりも、
ホテルマンの仕事の大変さが目立つ映画だった(笑)

3つの殺人事件との関連から、
次の犯行現場となるホテルに潜入捜査した木村拓哉と、
フロントクラークの長澤まさみがタッグを組んで事件に挑む話。

原作読んでないから、映画とどう違うのかはわからないけど、
最初はいがみ合っていた2人がだんだん打ち解け合いながらも、
真相に近づいていく流れは王道で、
映画としては可もなく不可もなくといった印象。

小日向文世や松たか子がいるもんだから、
メンツ的に『HERO』や『コンフィデンスマンJP』、
『THE 有頂天ホテル』を彷彿とさせる。

あと、明石家さんまがどこにいたのか見つけることができませんでした(笑)

スーパーヒーロー"でありたい"人の映画『ミスター・ガラス』

2019年01月20日 18時52分38秒 | 映画


2019年公開映画5本中4位。

M・ナイト・シャマラン監督が贈る
「スーパーヒーローでありたい人」映画。
設定は面白いけど、
話として面白いかと言われるとなかなか難しい。
いわゆる「よくも悪くもこの監督らしい」という、
内容の評価が難しいときに使われるフレーズがピッタリくる感じ(笑)

本作は2000年の『アンブレイカブル』、2017年の『スプリット』の続編。
『アンブレイカブル』は、
まったくケガやキズを負わない体かつ、
触れた相手の罪を見通す力を持つデヴィッド(ブルース・ウィリス)と、
生まれつき骨が弱く、
ちょっとぶつかっただけで骨折してしまうが、
高いIQを持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)の話。
『スプリット』は24の人格を持つジェームズ・マカヴォイの話。

「スーパーヒーロー」と言ったけど、
特殊能力を持ち、悪と戦うという、
最近流行りのマーベルやDCのような感じではない。

話としては、常軌を逸した力を持つ彼らが精神病院にぶち込まれ、
「スーパーパワーとかないから。思い込みだから」と、
その力ををまったく信じようとしない人々と、
スーパーパワーは実在するから
それを広く知らしめたいミスター・ガラスとのすったもんだがメイン。

特徴的だなと思うのは、ヒーローの定義。
マーベルやDCは、自らヒーローであると宣言することはなく、
まわりの人々がヒーローと認知していることが多いと思うけど、
この作品はミスター・ガラスが
自分を含めた特殊能力を持った人々をヒーローに仕立てたい
という想いありきなところが他と大きく異なる。
自己顕示欲というか、
自分の考えるコミックの世界観やヒーロー観を知らしめたい欲が強い。

コミックやヒーローを独自の視点で切り取り、描き切るというところで
すごくユニークな映画ではあると思うけど、
過去作見てないとまったくわらかないと思うので、
見るなら少なくとも『アンブレイカブル』だけは見ておいた方がいいです。
そこに出てる子役が成長して今回も出ているので。

ただ、設定といい、終わり方といい、
今回いろいろツッコミどころがある内容ではあった(笑)

『99.9』らしさを感じる『イノセンス 冤罪弁護士』

2019年01月20日 02時32分23秒 | ドラマ


今期3本目の弁護士ドラマ。
正直もう食傷気味だよ、、、と思ったけど、これが一番面白かった。

『QUEEN』や『グッドワイフ』のような設定の異色さがなく、
王道そのものなので、一番安定した弁護士ドラマと言えそう。

これはタイトルにもある通り、
冤罪の人々を救うために、
坂口健太郎が事実のみを客観的に判断し、
逆転無罪を勝ち取るというもので、
雰囲気は違うけど『99.9』に近しいものがある。
だから、スカッとするんだよね。

坂口健太郎と草刈正雄の親子関係も何やら問題ありそうだし、
これは今後も期待できそう。

杉本哲太と正名僕蔵、同じ弁護士事務所にいるけど、
この2人は『HERO』第2シーズンで
同じ検察事務所だったよなあ、と(笑)