空山 基 (そらやま はじめ)
1947年(昭和22年) 2月22日 -
日本のイラストレーター。愛媛県今治市出身。
愛媛県立今治北高等学校を経て、1965年(昭和40年)、四国学院大学文学部英文科に入学する。大学時代は英文学とギリシア文学について学ぶ。1967年(昭和42年)には、美術を学ぶために中央美術学園に入学。1969年(昭和44年)に学校を卒業し、広告代理店に就職。1971年(昭和46年)にフリーランスのイラストレーターとして独立した。以後、エロティックかつメタリックな質感およびメカニカルな造形で女性を描いたイラストレーションは、世界的に高く評価されている。また、ソニーが開発したエンタテインメントロボットである AIBO のデザインも手がけた。
( wikipedia )
挿絵作家とイラストレーター
木の板などに彫って摺る。
江戸時代にもなると、読み本とかが隆盛になって、硬い漢字の文章の中に、挿絵とか口絵と呼ばれる絵もはさまれる。
欧州でも同時代には印刷技術が、一般にまで普及して挿絵作家が生まれることとなった。そして読み物とは独立して、絵としてだけ鑑賞するために、石版画とか木版の浮世絵が人々の間に流行することとなった。
昭和を現代というならば、このころから近代の職人芸「印刷」から、普通の印刷技術が発達して、何万、何十万部という、それこそ読み散らかすほどの、印刷物が世に溢れることとなった。
一番極端な例では、広告である。
広告は只で、つまり無料で、なんとなく見るものだ。
ところが、広告こそ其れの制作には、多くのコストがかけられる。
そして空山基とか、野田 弘志 のような、「写真よりもリアルに描く」つまりハイパーリアリズムの作家が生まれることとなった。まず、彼らの絵は、作品そのままを鑑賞するのではなく、その作品をもととして印刷する。あるいは、テレビなどのモニター画面に映し出される。
たとえば、画集となって出版されて、はじめて彼の絵が完成する。
近代絵画は。絵そのものが商品だったが、現代の絵画は、印刷とかモニター画面に映されて、はじめて商品となる。