妻を追ってタイへ(タイ田舎暮らしの日々)

サザエを追って日本からバンコクの北500キロの所にあるルーイヘ来て、妻の仕事を手伝うマスオがブログでストレスを発散を。

中国は変れるのか・・・・

2016年07月15日 | 日々の暮らし
南シナ海における実行支配を続ける中国の主張は否定された。


6カ国・地域が領有権を主張する南シナ海を巡る初の国際司法判断は、実効支配を強める中国の主張を真っ向から否定する内容となった。
想定された判断でしたが、かなり明確に否定する表現となっています。

中国の実効支配を支える根拠は、南シナ海全域をすっぽりと囲うように中国が独自に設定した境界線「九段線」。1953年から「歴史的権利」と主張してきた。これに対し、仲裁判断の結論は「歴史的権利を主張する法的根拠はない」。つまり、中国の主張の根幹が崩れたことになる。

中国は国際仲裁裁判所の判断は無効で拘束力はない。
判断に基づく一切の主張と行動を受け入れないと強気の姿勢を貫いていますが苦しい立場に立たされている。
中国には国際ルールを簡単に受け入れられない国内事情があるようです。

中国では経済格差が広がっておりそれに対する国民の不満が高まる中、主権や領土といったナショナリズムに関わる問題で譲らない姿勢をみせることで、中国共産党の求心力を高めようという狙いがある。
「国内の不満を外に向ける」狙いです。
いつまでも日本の戦争責任を言い続ける理由と同じですね。
それと軍事的、経済的な狙いがあるのはもちろんですね。


「Record China」さんの一年前ほどの記事に面白いものがあった。

「中国人はなぜルールを守らないのか?3000年前の石碑が伝える真実―中国」

25日、新華毎日電訊は記事「中国人はなぜ道理に従わないのか」を掲載した。ルールを守らず、道理に従わない中国人。その背景には数千年間変わらない社会の構造があるという。


ある友人が列に並んでいると、割り込もうとする一団にでくわした。「恥ずかしくないのか」と問い詰めたところ、「今のご時世、恥なんか気にするものか」との反論。中国ではこうした話は日常茶飯事だ。誰も道理に従おうとしないのだ。

いつから中国はこうなったのだろうか?興味深い話がある。陝西省から発掘された、約3000年前の石碑に次のような記録が残されている。ある下級官僚が上司が不正に自分の財産を奪っていると、上級政府に訴えた。政府は事件を解決するためにある官僚を派遣したが、不正をただすどころか、上級政府に訴えた下級官僚の越権行為を批判し罰金を取ったのだった。この「勝利」を喜んだ上司がわざわざ石碑に話を残し、現代にまでこの物語が伝わっている。

問題があっても裁判など調停による解決ができない。お上に頼っても公平な裁きが得られるとは限らない。数千年間続く中国社会が中国人特有の思考を作り上げている。道理を正そうとせず、無実の弱い者に面倒を押し付けてしまうのだ。そうであるがゆえに、自分の間違いを認めるわけにはいかない。公正な裁きがないのに自分から間違えを認めても損をするだけだ。

文明と知識は歴史とともに蓄積されていくもの。今の中国に蓄積がないのは私たちの責任ではなく、ご先祖のせいだと言えるかもしれない。だが今積み重ねを始めなければ、未来の中国人は現在の中国人をののしることになるだろう。(翻訳・編集/増田聡太郎)


タイでも旅行に来ている中国人のマナーの悪さが問題になっているが、3000年の歴史があるマナーの悪さはそう簡単には直りそうもありませんね
しかし、人口的にも経済的にもそして軍事的にも世界に影響を与える国の中国、いろんな面で国際的なルールを守る国に変ってももらいたいと思います。


PS

行動派の友人さん、コメントメールありがとうございました。
返信メールをしましたが、送ることができませんでした。
気をつけて行って来てくださいね。




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