がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

イビの御嶽

2011年05月20日 | ・琉球歴史/文化風景

南城市のイビの森にある
イビの御嶽。

写真には写っていませんが、
香炉もちゃんと置かれています。

新里の守護神が祭られている御嶽だそうです。

イビの森には、このイビの御嶽だけでなく、
馬天御嶽などの拝所が集中してあります。

というか、馬天御嶽のほうがメインですが、
この大木に惹かれてこちらを先にご紹介。

…とは言っても、今年1月の撮影です。

なんともパワフルで神々しい姿であります

 

沖縄の御嶽は、このような樹木や岩を崇拝しているように設置されていますが、
樹木や岩そのものを拝んでいるというのとはちょっと違うようです。

沖縄の神様は、
海の向こうからやってくる(ニライカナイ)というものと、
天から降りてくる(オボツカグラ)という信仰があって、
天から降りてくる神様は、このような樹木をハシゴにして地上に降りる、
と考えられているのだそう。

なので、その神様が降り立つところ、
という意味で拝所となっているのそう。

なので、このような神様のハシゴである樹木を剪定することはないんですって。

だから、首里城の首里杜御嶽や、京の内の木々も伸ばし放題だそうです。

 

こういうのは色んな説もあるでしょうし、
追求するとかなり深いものだと思います。

ワタシも↑は聞いた話なので、かなりざっくりした文章だと思いますが
ご容赦くださいませ~

 

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生活の中の手ぬぐい+手ぬぐい日和

2011年05月19日 | ・手ぬぐい活用術など

今ではすっかり琉球歴女なこのブログですが、
もともとは手ぬぐいブログだったんです。

ブログのタイトルも「和心、この頃 手ぬぐい日和」でした。
(だからブログのURLにwa_gocoroって入ってるんですヨ)

記事としては今ではすっかりフェードアウトしてしまったんですが、
ワタシ自身は今でもしっかり手ぬぐいユーザー(手ぬぐぁ~)です!
(最近はあまり新しいものは買わないようにしてますが、所有枚数300枚以上デス…

一人暮らしが始まってからは、
ハンカチ代わりだけでなく、
暮らしの中にも手ぬぐい大活躍なので一挙ご紹介!

まずは目隠しカバーとしての手ぬぐい。

左のカラーボックスは漫画棚です。
(帰省したときに選び抜いて持ってきました)

このボックス収容以上の漫画は…増やさないように、
…しよう…かな。
(自信なさげ(笑))

PCしたり裏のオシゴトしたりするのは座卓&座椅子。
座卓にはつっぱり棒をかませて
豆絞りの手ぬぐいでカフェカーテンのようにしてます。

中は細々とした文具ボックスやPC関係の紙やインクやCD、
コンセントやDVDなどが入ってます。

プリンタースキャナーにも手ぬぐいでカバーをしてます。

ニトリで買ったマガジンラック。

ワイヤーだったので、
手ぬぐいで覆ってます。

京都で買った愛用の舞妓さんうちわもチラリズム

全身鏡のカバー。

千鳥のフォルムが好きです
(ケータイストラップも千鳥♪)

台所。

アジアンショップで買った3段駕籠。

調味料とか根菜類とか乾物なんかを入れてます。
伊右衛門サロンで買った手ぬぐいでカバー♪
(1番上はにじゆらさんのドッド虹手ぬぐい

結構、豆絞り=水玉模様である程度の統一感を出すようにしてます。
豆絞りにも色んなバリエーションがあるしね

レンジにもカバー。
こういう表面しか見えないカバーは
注染じゃなくてもOKなので、濱文様手ぬぐいとかを使ってます。

ゴミ箱。

蓋付きの籐駕籠ゴミ箱は生ごみ(=燃えるゴミ)用。

隣は資源ごみ用。

生ゴミ(=燃えるゴミ)よりも、
この資源ごみのほうがすぐに溜まる…。
(ビニール、プラスチック系)

このゴミ箱は料理するときとかに集中して使うので
普段は手ぬぐいカバーで中が見えないように…。

洗面所。

伊右衛門オマケ手ぬぐい。

小さいサイズなので水周りをさっと拭く用のミニタオル代わり。

お風呂場のドア。

乾燥のために時々開けるので
とりあえず暖簾代わりの1枚絵手ぬぐい。

かまわぬ代官山店のオリジナルデザイン手ぬぐい

 

言わずもがな、
洗面所やトイレ、台所などのお手拭は全て手ぬぐいですよ。
(バスタオルはバスタオルだけどネ)

ほか、玄関には手ぬぐい暖簾。
前の部屋でもやってたのとそんなに変わらないです。

 

 

さて、なぜ突然手ぬぐい記事を書いたかと言いますと、
ちゃんと理由があるのです

今年もアレが開催されるようです!!

 

『手ぬぐい日和』

 

キターーーーーー(゜∀゜)ーーーーーー!!

  

5/21(土)・5/22(日)
11:30〜21:00

 場所:珈琲屋台ひばり屋の庭
(那覇・パラダイス通り 「理容たかまつ」裏)

≪出店≫
MITSU PRINT/Doucatty/琉球ぴらす/眞水/ヤギセイ/雑貨屋[そ]

 

 

去年の記事(地図付き)はこちらから!

小規模のイベントではありますが、
密度が濃くて、すごく楽しかったですよ

今年は行けるか、実はちょっと微妙なんですが…
手ぬぐゎ~としてせめて告知せずにはいられなかったのですよ!!

この機会にお気に入りの1枚を見つけて、
あなたも手ぬぐいを生活の中に取り入れてみませんか?

 

 

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Green Tea

2011年05月19日 | ・沖縄のcafe、お食事処

昨日、超早寝したぶん早く目がさめちゃったので朝ブログ。

先週、カフェタイムしてきたときの写真。

場所は名護市名桜大学入り口近くのGreen Tea.

前ショクバの同僚から、北山に転勤になったワタシにオススメ…
と教えてもらったお店です♪

一階が手作り雑貨屋さん、

二階がカフェになっています。

雑貨屋さんは基本的にカントリーやナチュラル系なんだけど、
一部和雑貨や琉球系もあって、
数は少ないけどかまわぬの手ぬぐいも取り扱っています。

カフェは11:30-から。

この日は鶏肉のおろしポン酢炒めのプレートをいただきましたよ。

炭火焼のように香ばしくておいしくいただきました。

ワタシの一人暮らしライフ。

一応ちゃんと(?)自炊してますよ。

でもおかずもご飯も週末にまとめてうわーーーって作って、
冷蔵や冷凍して、
平日はそれを暖めて食べる…って感じですが。

なので、このようなカフェで品目も多く、

“ていねいに作られた”

ご飯を食べるのはほっこりしちゃいますね。

こじんまりとしたカフェでしたが、

器とか、内装もステキでしたよ。

本も色々置いてあって、
数冊読みながらのんびりできました。

 

またご飯たべにいこうかな♪

 

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GREEN TEA

住所 沖縄県名護市為又1219-243
電話 0980-53-2020
営業 11:00~19:00
URL http://greentea.pupu.jp/


琉球HEROS-玉城朝薫-

2011年05月18日 | ・琉球史散策/第二尚氏

久しぶりにこのシリーズ。
(とは言っても、2ヶ月前の絵を再利用してるだけですが…)

 

玉城朝薫、

何度かこのブログでも取上げてはいますが、
改めて。

 

現在、ユネスコの世界無形遺産登録もされている
「組踊」の創始者。

彼自身も若いうちから王府勤めをし、
(ちなみに由緒ある名家の生まれ)
江戸上りなどを経験しながら本土の芸能(歌舞伎、能、狂言)に親しむ。

1718年、34歳の時に二度目の踊奉行に任命され、
尚敬王の冊封に際して、冊封使をもてなす新しい芸能「組踊」を創作、
初上演いたします。
(『二童敵討』『執心鐘入』)

結果は大喝采の大成功。
その後も『女物狂』『孝行の巻』『銘苅子』など名作を次々と生み出していきます。

 

彼自身も芸能をたしなみ、愛する人だっただろう…ということで
容姿端麗な涼しい系の顔で描いてみました♪

 

ところで、琉装男子の大帯。

この間、その結び方の手順を習いました。
予想よりもかなりながーーーい帯だし
予想よりもかなりぐるぐる巻いてます。

結びも結構複雑(…に見える)で、
結構大きくてごっつい仕上がりです。

(結構重いんじゃ…)

↑の絵の帯はまだまだです(笑)

 

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こんな時に限って、

2011年05月16日 | ・徒然日記

印刷機や

プリンターの類って、

 

忙しいとき、

急いでいるときに限って、

 

壊れるからムカツク…( ̄△ ̄


梅雨だからか?

ああもう、どうしてくれよう…
数千枚単位の印刷物が…しかも至急…

 

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ラジオ小説「月下に語る」まとめのページ

2011年05月15日 |   …… 「月下に語る」

 


FMよみたんプレゼンツ ラジオ小説 『月下に語る』

 ―――1458年 勝連落城。
その時、勝連城主・阿麻和利は、そして王軍総大将・大城賢雄は…。
読谷村にある、阿麻和利のお墓といわれる謎の史跡をモチーフにしたラジオ小説。 

2011. 5/3(tue)→5/8(sun)  15:45→16:00 FMよみたん(78.6MHz)

 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 最終話


【ダイジェスト版】
 


CAST
現代版組踊塾Teamシンカヌチャー
●大城賢雄(山城滉生)  ●阿麻和利(叶信之)  ●津堅(前堂篤輝)  ●ナレーション&百十踏揚(友井理代)  ●赤犬子(渡久地雅斗)
●部下・兵士(當山遼)(福地海斗)(當山恭平)  ●尚泰久(特別出演/松堂義史)

原案/和々  著作/月下プロジェクト(シルフ+和々)  絵/グロスケ、和々

テーマソング/『月照らす涙星』(song by 愛~カナサ~) 

協力/TAO Factory  制作/FMよみたん



★原作・創作琉球小説 『月下に語る』は、
こちらから
★ラジオ小説化に伴う『月下プロジェクト』関連情報や舞台裏などは「月下に語る」カテゴリにあります♪

 

 

≪追記≫

「月下に語るonステージ(朗読劇)」 (2012年4月1日 鳳ホール公演)

幕開け前の赤犬子 

本編

 

新たな演出を加えたステージ上の朗読劇。
阿麻和利最期のシーンでは、多くの人が涙した…!?
(ブログレポート→
キャストも若干変わっているのでラジオ小説版と比べてみるのもまた楽し(*^m^*)

出演/現代版組踊塾Teamシンカヌチャー、愛~カナサ~
演出/藏當慎也(TAO Factory)

*メインキャスト*
阿麻和利/前堂篤輝   大城賢雄/山城滉生  津堅/渡久地雅斗
百十踏揚/金城奈々美  ナレーション/友井理代  赤犬子/福地海斗



 

ラジオ小説「月下に語る」 

画像をクリックすると動画配信ページへジャンプします。

第1話~勝連落城~

第2話~護佐丸・阿麻和利の乱~

第3話~宿命の戦~

第4話~勝連討伐~

第5話~阿麻和利の最期~

第6話~終焉の地~

 

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カメラ女子モード

2011年05月14日 | ・徒然日記

1週間前は北山グスクめぐりで藪に埋もれていたワタシ。

嘉陽グスクに向かう車中での会話。

「この辺って来たことある?」

「この先のお花畑とかに写真撮りに来たことあります」

「お花畑…!?」

「…あっ、一応ワタシ、カメラ女子なんデスよー
なにもグスクとかお墓とかばっかり撮っているわけじゃ…(苦笑)」

というわけで、

今日の午前中はカメラ女子モードでお花畑(笑)と、
のんびりカフェタイムしてきました

ああ、この感じ、

めっちゃ久しぶり…

カメラ女子らしく、カメラのバッテリーが切れるまで
たくさん花やら雫やら撮ってきました~

カメラ女子な写真もちょこちょこ出していこうと思いま~す

雫に写りこんだ、紫陽花畑。

雫写真、なかなか理想通りに撮れなくて苦戦。

思ったところになかなかピントが合ってくれないし、
思った範囲をぼかすことができない…

一体どうやれば…。
(独学の限界?とほほ…

でも、家に帰ったら、
すぐに琉球歴女モードに戻って鎧やら関連本に埋もれているんだけど…。

(『百十踏揚』部分で読み返してる!やっぱりおもしろい~☆)

完全に

琉球歴女 > カメラ女子

ですな

部屋は一応、普通に女子っぽいよ。
所々にオタクグッズは“隠れてる”けど、パッと見はフツー(笑)

ムラサキセンダングサ。

ありふれた雑草も、
マクロレンズで撮ってみたらちょっと新鮮に写るから不思議。

 

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御礼-80万アクセス感謝-

2011年05月14日 | ・徒然日記

 

 「がじゅまるの樹の下で。」
80万アクセス突破しました


いつもありがとうございます!

これからも100万目指してガンバリマス

 

どうぞこれからもご贔屓に
ゆたしくうにげ~さびら~
 


― 和々 ―

 

 

70万ヒットの時は震災直後で記事にしなかったので、
約4ヶ月ぶりのアクセス感謝記事です。

この阿麻和利イラスト↑は2ヶ月前のちむドンフェスタ用に描いたものを
文字アレンジした代物。

使いまわしです…

そういえば、この琉球偉人シリーズのポストカード
ばら売りもあったんですが、
1番売れたのがやっぱり阿麻和利でした~。
(ついで尚巴志)

大城賢雄がないんだよね(笑)
(惜しいことに偉人10名に選ばれなかった…)

 

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名護グスクと名護按司

2011年05月13日 | ・琉球史散策/グスク時代

北山グスク巡り。

最後は名護グスク。

…が、名護グスクは過去にもUP済みなので(こちら→
写真はこの3枚のみ

堀切とか見た。

すごーい深いの。

…うーん、でもやっぱり萌えないなぁ、名護グスク…

……って終わるのもあんまりなので

名護グスクの城主、名護按司のエピソードを紹介★

 

時は1416年、

尚巴志軍、北山討伐。

 

その北山討伐のきっかけは、

北山エリアの諸按司たちの進言(と投降)。

羽地按司が中山の尚巴志(尚思紹)にこんな進言をします。

 

「北山王(※攀安知)は兵馬を整えて中山を討伐しようとしております。
どうか機先を制して兵を進めていただきたい。
もし、手遅れになればとりかえしがつきません」

(参/蔡鐸本中山世譜/原田禹雄訳注)

 

そして羽地按司だけでなく、国頭按司、名護按司も駆けつけてきて(投降して)
尚巴志軍に就いた。

ということ。

北山王を見切って、尚巴志軍に就いた、

名護グスク名護按司のエピソードでした(笑)

 

羽地グスクも、そのうち行ってみたいな~

 

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今週1週間頑張った~
やっと休みだ~~~
新ショクバ環境、未だに慣れず、緊張の日々です。
毎朝目が覚めるとチムわさわさ~なのだ…
(特に何かあるって訳じゃないけど…気ぃ張っててストレスが…)


程順則×4

2011年05月12日 | ・琉球歴史/文化風景

北山グスク巡りレポ。

嘉陽グスクに向かう時に通った、
名護の「ながどうはし」

 

……!?

橋の両端に何か座ってる!!!!

 

程順則(名護親方)かよ!!!(爆笑)

しかも、両端左右の計4体のミニチュア程順則(笑)

シーサーとかは分かるけど、
同一人物4体って…(笑)

名護にまつわる偉人、程順則以外にいないのか?

ちなみに、程順則銅像親分はこっち

脇には一応、程順則の紹介がありました。

親分のところにある案内文より詳しく書かれてました。


↑クリックすると拡大して読めます

 

…でもさぁ、なんでこんな所に?( ̄△ ̄;

この場所が、程順則のゆかりの場所とかなら分かるけど。

 

そんなツッコミ所満載の、
ながどうはしの程順則像でした(笑)

 

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嘉陽グスク

2011年05月11日 | ・琉球史散策/グスク時代

GWに行ったマニアック北山グスク巡りレポその3。

山田グスク(内部)の次は、
名護の嘉陽グスクに向かいました!

嘉陽グスク。

初めて聞いたし、初めて行きましたよ。

「このグスクにまつわるドラマって何かありますか?」

と聞いてみたら、

「特にない」

とのことです(笑)

特に何もない、平和でのどかな嘉陽グスクだとか(笑)

 

嘉陽グスクへの道のりは、

山田グスクほどではないけれど、
結構急斜面で、雨でぬかるんでいて滑りやすくなっておりました

 でも、「道」があるからまだいいよね(笑)

あっ、

緑のトンネル♪

上りきると、鳥居が登場。

手が届くほどの低い鳥居。

どうやら、戦前(昭和初期?)のものらしい。

神社のような感じになっている、平場。

拝殿も、戦前の面影。

 

石臼とかあったり…、

屋根には電球が飾られていたり。
(完全に装飾としてのものっぽいです。戦前の電球)

うーん、これはこれですごい貴重な「史跡」では。

拝殿前の広場。

やしの木の根元に水が溜まっていました。

当時は井戸だったりしたのかな。

さて、ここまでは多少の急斜面などはありますが、
ちゃんと「道」が存在しているので、
一人でも来れる道のりです。

 

でも、案内してくれたグスク専門家さんが
ここまでで満足するはずがなく(笑)、

……裏に行っちゃいますか!!(笑)

 

っていうか、裏こそが主郭があるエリア。

この拝殿のあるエリアは主郭ではないのです。

 

…その裏の主郭こそが、昨日記事にした
道なき道を行き、緑に埋もれるエリアでした。

山田グスクの内部と違って
調査などもほぼされていないらしく、
掘ったら何かでてくるはず、だそうです(笑)

嘉陽グスクは特にドラマもないのどかなグスク、

とのことでしたが、

その構造は完全に軍事的構造なのだとか。

クランク状の正殿エリア入り口とか。
堀切もあったりしました。

(こういう山中の写真ってうまく遠近感が出ないので写真はナッシングです

 

う~む、こんな田舎の、マイナーな小さなグスクであっても
軍事的な構造で築城せざるを得なかった時代、

ということなのでしょうか。

 

まさに戦国の世。


拝殿横にあった、古い古い御嶽。

苔むして朽ちた石の表情に、

時の流れを感じます。

なんだかとても不思議な雰囲気をもつ、

嘉陽グスクでした。

嘉陽グスク、遠景。

 

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緑に埋もれて、

2011年05月10日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

なんか急に暑くなりましたね……

蒸し暑い……(´Д`;) (´Д`;) (´Д`;)

帰りに扇風機買って帰りました。

 

 

昨日から記事にしているマニアックな北山グスク巡り

雨が降ったら厳しいプランでしたが、
ものの見事に行く場所場所はお天気に恵まれました。

(その場所に向かう途中は雨降りであっても目的地は晴れ、みたいな)

「ワタシ、晴れ女かも

 

でも、

「ここで運を使っているから、クジ運が悪い」

という結論になりました(笑)

山田グスク(内部)の次に向かったのは、

嘉陽グスクです!

写真の通り、こちらも山田グスク同様緑豊かな道(笑)を行きましたよ。

 

(つづく)

 

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護佐丸が育った山田グスク(マニアック裏コース)

2011年05月09日 | ・琉球史散策/第一尚氏

ラジオ小説「月下に語る」の記事がずーーーっと続いていたので、
すごく久しぶりな史跡めぐり記事です!

おととい、北山グスク巡りに行ってきました!

しかも、グスク&琉球史の専門家さんお2人に案内してもらったという、
超贅沢なグスク巡り

専門家さんですから、
ただのグスク巡りじゃないですよ。

 

…さすがのワタシも一人じゃ絶対無理!!!!
(色んな意味で(笑))

 

っていう超マニアックな場所に連れて行ってもらいました!

まず行ったのが、恩納村の山田グスク。
(…えっ、山田は中山だって?おっしゃる通り(笑))

実は山田グスク界隈は過去に行ったこともあったのですが( )、
そんな誰もがいける表の山田グスクじゃない。

鎌を手に、草を刈り、枝を切り落とし、道なき道を行く、
山田グスクの内部に潜入です!!
(でも前行くお二人が伐採して道を作ってくださったのでワタシは楽させてもらいました

こちらが山田グスクのとりあえずの入り口。

入り口らしいでしょう?

でもコレは帰りに撮ったものなので、
草が刈られて道らしくみえるのです。

最初は絶対入り口だと気付かない、草ぼーぼーエリアでした(笑)

 

草を掻き分け内部に潜入すると、

どーんと現れたのはトップ写真、ガジュマルの下に高炉が置かれた御嶽。

立派なガジュマルでした。

で、その裏が主郭、正殿跡地エリア。

山田グスクといえば、そう、

護佐丸ですね!!

護佐丸といえば、読谷の座喜味グスクや中城の中城グスクが印象が強いですが、
もともとは山田グスク生まれ。

今帰仁城主(監守)となる20代後半までの護佐丸が暮らしたであろうエリアなのですネ!


※護佐丸27歳くらいの時、尚巴志軍の北山討伐に参加
その武功を認められ北山城主攀安知亡き後の北山(今帰仁)監守に任命されます。

正殿跡地エリアはそんなに広くない印象。

でも、攀安知の住んだ今帰仁グスクの正殿もそんなに大きくないから
こんなものかもね。

グスクらしい痕跡といえば、石垣でしょうか。

わずかではありますが、
ちゃんと残っていましたよ!

主郭を囲っている石垣跡。

 

分かりにくい?

ではこちらをどうぞ。

山田グスクの石垣は、
実は護佐丸が後に座喜味グスクを築城する際に、
山田グスクの石垣を崩して、その石を運ばせた、
という話があります。

その故か、石垣の下の、根石のような部分だけが見えます。

中城グスクのような、首里城のような、

細長い全体図を持つ山田グスク。

主郭の奥のエリアに進むとまたぽっくりと平場が登場。

ちょっと安慶名グスクの二の郭裏のエリアみたいな雰囲気。

↑本当はあたり一面ツワブキでした

城壁がきれいに残ってる。

…が、この城壁が護佐丸の時代のものかどうかは微妙だそうです。

主郭隣の城壁にしては石が小さすぎるのだとか。

なるほど、確かに。

さらに奥に進み、のぼったり降りたりしながら行くと、

…おっ!城壁が崩れたあとだ!

しかも、石が白いのを見ると最近っぽいよ!?

もしかして、アノ2月の地震の時だったりして?

この石は、城壁表面の石ではなく、

城壁の中に埋め込む、
ナントカっていう石だそうです(名前忘れた…)。

ああ、確かに勝連グスクの城壁復元工事なんか見てると、
城壁の内部にこういう石をぎっしり詰めてますね。

そんなこんなの山田グスク内部潜入でした!!

この後、護佐丸父祖の墓参りもして2時間みっちり山田グスク。

それでも散策したのは半分だけでした。

 

(つづく)

 

*おまけ写真*

たけのこゲット!(笑)

 

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FMよみたんプレゼンツ ラジオ小説「月下に語る」も
引き続き宜しくお願いします♪

トップ記事はもうしばらく月下バージョンで提示させていただきます(*^―^*)


「月下に語る」最終話~終焉の地~ネット配信URL

2011年05月08日 |   …… 「月下に語る」

FMよみたんプレゼンツ ラジオ小説
月下に語る』

最終話 ~終焉の地~

http://www.ustream.tv/recorded/14561922
(USTREAMのURLです。クリックすると配信画面へジャンプします。視聴は無料です)
 

 

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 はこちら。

イヤホンして聞くと、奥の音まで聞えるのでより楽しめますよ

 

 

いよいよ最終話となってしまいました、はい~。
(BYアカインコ)

 

……終わっちゃいました…!!

なんか、センチメンタルな和々です

6日連続で放送された、ラジオ小説『月下に語る』

いかがだったでしょうか。

 

6話、トータルすると80分余りにもなる
思っていた以上の大作になってしまいました(!!)

ノリで始めたこの創作小説が、
これまたFMよみたん社長の思いつき発言をきっかけに、
タオファクトリーの全面協力を得て
ラジオ小説という新しい「作品」として命を吹き込んでくれたことに
改めて感謝いたします

 

振り返って聞きながら、
次はこうしたい、ああしたい、と思っている自分がいます(笑)

「まずはやってみよう」

という試行錯誤の中の、実験的な試みではありましたが、
また感想等いただけると嬉しいです♪

 

 

では、6話の制作裏話(笑)


小説にはない、最後の最後の阿麻和利の“天の声”

6話に阿麻和利が一言も登場しないのはどうよ…
ってことで、
エピローグの津堅の場面に天の声、もしくは回想として登場させようか、となりました。

 

―――が、どうもセリフが浮かばない。

キャスト&スタッフ、総出で考えるもどうも浮かばない…


そんな熟考の末、今回のセリフを提案してくれたのが
津堅役の前堂君でした。

キーワードは「太陽(ティダ)」です

ということで、
小説にはない、阿麻和利の“天の声”もしっかりお聞きくださいませ

 

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月照らす涙(ナダ)星

2011年05月08日 |   …… 「月下に語る」

FMよみたんプレゼンツ ラジオ小説「月下に語る」

昨日、阿麻和利が死にました。

最後の終わり方、よかったですね♪

最期の効果音にエコーかかったらもっとよかったかも?(笑)

 

さて、今日はテーマソングでもある
「月照らす 涙(なだ)星」の話。

この曲は「愛~カナサ~」が「月下に語る」のイメージで
作ってくれたありがたい曲でございます。

サビの部分に、

こんな歌詞があります。

 

 

風よ 波よ 

2人をつなぐ月よ

永久(とわ)に さざめく星よ 

この涙(なだ)を届けて

 

 

聴いたとき、

浮かんだのがこの5話の、阿麻和利最期の場面でした。

小説版の「裏話」でも書いているのですが、

実はこの阿麻和利が斬首される時に月を見上げるシーンには
首里の百十踏揚と月を通して互いの想いがシンクロする、
という裏設定があったのです(笑)

 

カナサがここまで知っていて、
もしくはここをイメージしてこの歌詞を作ったかどうかはわかりませんが、

でも小説(文章)では表現しきれなかった部分を
歌としてうまく表現してくれたな~と、
勝手に思っております
(なんか、泣けるよね)

 

さ、今日はいよいよ最終話!

今日はこのテーマソング「月照らす涙星」も
いつもより長く(最後まで?)聴くことができますよ!

歌詞にも是非注目してみてくださいね☆

 

 

 USTREAM配信について 

リアルタイムで聞きたい!という方はこちら↓
「FMよみたん USTREAMページ」
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昨日の北山グスクめぐりで、
やっぱり筋肉痛(笑)