■三重城(ミーグスク)■
真鶴は女である最後の一日を三重城の頂で
海を眺めて過ごすことにした。
雨上がりの景色はどこまでも澄み渡っている。
那覇港の入り江のほとりにある三重城は
航海安全を祈願する王国の拝所である。
真鶴は風を受けて東シナ海の水平線を見つめた。
今日、男として二度目の性を受けた。
もちろんこの決意に悔いはない。
胸に突き上げてくる熱い思いは、
昨日までの塞がった苦しさとは全く違う。
開いたばかりの胸は果てしない夢、
明るい未来を思う存分に拡げてくれる。
「進貢船が清国に旅立っていく」
「テンペスト上 32-」より (池上永一著/角川書店)
那覇港に向かう途中、
寧温は三重城の頂で不思議な人影を見つけた。
まるで芍薬の花のように
上半身をふわりと浮かせた佇まいの男が立っている。
あんなに軽やかに立てる男は琉球人ではない。
寧温はなぜか彼の後ろ姿に惹かれて三重城の頂に登った。
「テンペスト上 144-」より (池上永一著/角川書店)
テンペストでの重要なロケ地、
三重城(ミーグスク)です!
でも実は本物の三重城ではありません。
本物の三重城(那覇)は、こちらです。
テンペスト行脚でも既に紹介しておりましたが、
(なので引用部分、ちょっとかぶってます)
本物の三重城は当時の姿形が全くなく、残念な姿。
そこで、当時の三重城の姿を復元したのが
あるんですね~( ´艸`)
先日の、「護佐丸・阿麻和利ツアー」のときに
ランチで訪れた読谷村のある場所。
ランチを早めに済ませて、散策しちゃいました!
テンションMAAAAAAAX!!!
(つづく!)
記事や写真がお気に召しましたらぽちっと応援お願いします♪
真鶴の髪もなびかせた海風が、こちらにまで吹
いてきそうです(^^
空の青、雲の白、海の青・・・素晴らしいお写真を
ありがとうございました☆
…あっ、こっちから引用すればよかった…
っていう三重城の場面を思い出しました(´∀`;)
(寧温君の最初の最大のピンチと、最初の快進撃のトコロです)
しばらく古琉球尽くしで、テンペストの幕末琉球からちょっとブランクができてたので
すぐに思い出せなくて不覚…(´Д`;)
ロケ地を知ってから読むとまたイメージが広がって楽しいですよね♪
琉球王国の下級士族だった曾祖父は読谷の親志(戦前の親志で今は基地の中になっています)にわずかな土地を与えられて首里から追い払われたそうです。
来月も読谷に行きます。
座喜味城からみる朝日は最高です。
ここに行ってみたいです!ぜひ、場所を教えてください。お願いします。
是非是非楽しんでくださいね!
参考までに、こんな記事を書いたこともありますよ↓
読谷村「古琉球偉人草紙」map
http://blog.goo.ne.jp/wa_gocoro/e/0061dbc452d3fbc1e99fcb85e52b3f3e
ちなみに、記事の復元・三重城は「Gala青い海」という施設の海辺にあります。
「むら咲むら」の裏が「Gala青い海」です。
http://blog.goo.ne.jp/wa_gocoro/e/987b5db03ba3a6a11e5d3286dc3db74d
晴れた日に訪れるとホントに気持ちがいいですよ♪
よい沖縄旅行になりますように(^^)
Gala青い海
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E127.43.5.764N26.24.18.471&ZM=5
(あっ、地図を拡大するとちゃんと復元三重城のアウトラインが…(笑))