○色彩俳句474・紺9・横井理恵01・2020-04-15(水)
○「紺糸の女人の鎧春の潮」(『天真』2001)(横井理恵01)
○季語(春の潮・三春)(「ふらんす堂」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「女性用の鎧」などというものは存在するのだろうか。そこで電網に入って調べてみた。大山祇神社(愛媛県今治市大三島町)所蔵の「紺糸裾素懸威胴丸」に違いない。伝説の女性・鶴姫が纏ったという紺糸の鎧である。「紺」10回記念。
○横井理恵(よこいりえ)
○好きな一句「月白の森黒々と発光す」02
○季語(月白・三秋)(「二十世紀名句手帖⑦海と山のラビリンス」より引用)
【Profile】:1966年兵庫県出身。1988年、在学中に東京大学学生俳句会本郷句会に参加。→有馬朗人の下で句作に励む。1990年「天為」創刊より参加。1992年「天為」同人。