俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句608「春泥の乾きし犬の乳房かな」(『それでいい』2021)(竹下喜代子)

2023-02-20 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句608・乾感7・竹下喜代子01・2023-02-20(月)
○「春泥の乾きし犬の乳房かな」(『それでいい』2021)(竹下喜代子01)
○季語(春泥・三春)(「→ふらんす堂」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:はじめは犬の乳房には濡れた春の泥が付着していたはずだ。それがあちこちと歩きまわるにつれて体温と外気によって乾いてしまったのだろう。乾いた春泥句として拙句にも「→春泥にゲソ痕乾ききつてゐる」(透次)がある。


竹下喜代子(たけしたきよこ)
○好きな一句「土塊の芯まで乾く暑さかな」(『それでいい』2021)02
○季語(暑さ・三夏)(引用同上)

【Profile】:1940年生まれ。「いには」(→村上喜代子主宰)同人。

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