俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句0228・根源行動=飯を食う08・木山捷平01・2015-05-28(木)

2015-05-28 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句0228・根源行動=飯を食う08・木山捷平01・2015-05-28(木)

【→方法俳句-索引01方法俳句-索引02 →俳人一覧()】

 

○「夏の雨飯食ふ程にやみにけり」『群島(合同句集)』(木山捷平01)

季語(夏の雨) 「なつのあめめしくふほどにやみにけり」(「現代俳句集成別巻一」より引用)

【鑑賞】:「飯を喰う」という日々の行為であるからこそ背景になるものが安らぎを持ってきます。それとなく見ていた縁先の雨がいつのまにか止みました。食事は静かに続けられます。

 

木山捷平(きやましょうへい)(1904~1968)

○好きな一句「蛙鳴きやみ月光よ静けさよ」『同上』02

季語(蛙・夏) 「かわずなきやみげっこうのしずけさよ」(引用同上)

【Profile】:岡山県出身。作家・詩人。東洋大学文学部中退。赤松月船主宰の詩誌「」の同人。1933年、大鹿卓太宰治らと同人誌「海豹」を創刊。翌年太宰治・檀和郎らの「青い花」同人となったが、間もなく保田与重郎の「日本浪漫派」と合流。『大陸の細道』で芸術選奨。

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