俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0229・太古(時間)02・松井利彦01・2015-05-31(日)
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○「下流より見る鵜篝は太古の火」(松井利彦01)
季語(鵜篝・夏) 「かりゅうよりみるうかがりはたいこのひ」(「俳人名鑑」より引用)
【鑑賞】:1300年ほど前から行われているという長良川の鵜飼。1300年前といえば奈良時代。まさしく「太古の火」といえましょう。悠久な次元である「太古」と小さい次元である「下流」との取り合わせが絶妙です。
○松井利彦(まついとしひこ)(1927~2006)
○好きな一句「出水川まで軒吊りの舟担ぐ」02
季語(出水・夏) 「でみずがわまでのきづりのふねつなぐ」
【Profile】:岐阜県岐阜市出身。俳句評論家、国文学者、俳人。→山口誓子に師事。1954年「風」同人。1960年「天狼」同人。1981年から終刊の1994年まで「天狼」編集長。「天佰」創刊主宰。『正岡子規の研究』により文部大臣賞受賞。