俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○色彩俳句0164・さくら色01・中村和弘01・2014-03-05(水)
さくら色#FEEEED(ソメイヨシノなど、日本産桜の花弁の淡紅色)
○「啓蟄の蹄削ればさくらいろ」(中村和弘01)
○季語(啓蟄・仲春)
【鑑賞】:「さくら色」は初登場です。馬はひづめが伸びすぎると正しい姿勢が取れず、定期的に削る必要があるということです。削ったあとに馬の生身の色「さくら色」があらわれました。
○中村和弘(なかむらかずひろ)
○好きな一句「馬の尻の綺麗に割れて菫咲く」『中村和弘句集』(2009)02
○季語(菫・三春)
【Profile】:1942年静岡県生まれ。1968年→田川飛旅子に師事、飛旅子の紹介で→加藤楸邨に学ぶ。「陸」に入会、編集を担当。2000年に「陸」を継承主宰。第47回現代俳句協会賞受賞。
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中村和弘掲載句
03空蟬を滂沱と垂らし蜜柑の木(空蟬・晩夏)〈方法593・形容動詞効果4滂沱(ぼうだ)と〉2022/7/28