俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●特集俳句0165・数詞の一(いち)04・塩野谷仁01・2014-03-14(金)

2014-03-14 10:48:33 | 特集俳句

●特集俳句0165・数詞の一(いち)04・塩野谷仁01・2014-03-14(金)

 

○「紙一枚摑みそこねる春の夜」(塩野谷仁01)

季語(春の夜)

 渡されて掴み損ねた一枚の紙がひらりと床に落ちました。それ以外は不明です。何の紙であるかは説明していません。電話番号を書いてもらったメモ用紙か、あるいは35点の化学の答案用紙…。無限の可能性をひめた句です。

 

塩野谷仁(しおのやじん)

代表句「地球から水はこぼれず桜騒」(『全景』(2009)02

季語(桜騒さくらざい・春)

1939年、栃木県生まれ。→金子兜太の「海程」創刊以来の同人。1983年海程賞受賞。1999年同人誌「遊牧」創刊、代表。2007年現代俳句協会賞受賞。→俳人一覧(


塩野谷仁掲載句

 

2015/01/30          03一月の全景として鷗二羽(一月・冬)〈特集・数詞の二〉

 

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