俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句593・形容動詞効果4滂沱(ぼうだ)と・中村和弘03・2022-07-28(木)
○「空蟬を滂沱と垂らし蜜柑の木」(→中村和弘03)
○季語(空蟬・晩夏)(「俳句界201303別冊・平成名句大鑑」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:形容動詞の「滂沱」とは。雨の降りしきるさま。涙がとめどもなく流れ出るさま。汗・水などが激しく流れ落ちるさま。などの意味を持つ。よくよく観察してみると蜜柑の一樹に夥しい数の空蟬を見つけた。
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■Pickup他の「滂沱」俳句3句(2022-07-28)
→「汗滂沱薬缶の口に口つけて」(「末黒野」201510)(汗・三夏)(松本三千夫1)(五体288汗1)
→「赤富士に露滂沱たる四邊かな」(『古稀春風』1957)(露・三秋)(→富安風生8)(色彩346赤23)
―「大手毬抱きたいほどの花滂沱」(「二十世紀名句手帖③花と樹木の饗宴」)(大手毬・初夏)(→瀧井折柴3)(例句)