俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0152・聴覚045・和田久太郎・2013-12-09(月)
「冬空や獄屋の笛のかすれがち」(和田久太郎01)
季語(冬空)
限られた範囲でしか行動できない獄舎。五感はとぎすまされていきます。そのなかの聴覚。監守の吹く笛もかすれがちです。
○和田久太郎(わだきゅうたろう)(1893~1928)代表句「隣でも手錠を鳴らす冬の壁」02季語(冬)兵庫県生まれ。16歳の頃、→河東碧梧桐に心酔する。20歳の頃、俳誌「紙衣」を発刊。27歳の時、大杉栄・近藤憲二らと労働運動社を起す。1913年、震災当時の戒厳司令官・福田雅太郎を狙撃するも失敗。秋田刑務所にて自殺。→芥川龍之介は「刑務所の中にも天下の一俳人のゐる」と賛辞した。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)
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