俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句082・此岸(超次元)01・三橋敏雄・2012-06-17

2012-06-17 00:00:05 | 次元俳句

●次元俳句082・此岸(超次元)01・三橋敏雄・2012-06-17


○「手をあげて此世の友は来りけり」(→三橋敏雄07)

季語(無季)

やあ、と手を挙げて友は自分の部屋を訪れました。「此岸(しがん)」という言葉は、「彼岸」に対したもので、「この世」という意味ですから、「超次元」の範疇にはいります。つまり目に見えるこの世の友は、目に見えないあの世の友を引き連れて、この部屋を訪れたのです。なにしろ、この作者は生前から「→僕の忌の畳を立ちて皆帰る」のように死後の風景をもみることができるのですから。

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