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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句039・負の発見03・三橋鷹女

2011-05-05 02:43:01 | 方法俳句

方法俳句039・負の発見03・三橋鷹女

 

○「ふらここの天より垂れて人あらず」(三橋鷹女01)

季語(ふらここ・春)

「→鞦韆に腰かけて読む手紙かな」(→星野立子)の「鞦韆」もブランコのことですが「ふらここ」ともいいます。人のいないブランコが真っ直ぐに垂れています。

 

三橋鷹女(みつはしたかじょ)(1899~1970)

代表句「白露や死んでゆく日も帯締めて」02

季語(白露・秋)

千葉県成田市生まれ。千葉県立成田高等女学校卒。はじめ→原石鼎に師事して「鹿火屋」に拠ったが、のち「鶏頭陣」「紺」に移り異色の女流として台頭、当時は東鷹女と号した。「紺」廃刊後は十数年結社に属さず、戦後は「薔薇」「俳句評論」に加わり後進に影響を与えた。

 

三橋鷹女掲載句

2010/07/19          03死ぬも生きるもかちあふ音の皿小鉢(無季)〈五感・聴覚〉

2013/07/12          04夏深く我れは火星を恋ふをんな(夏深し)〈特集・天体(火星)〉

2014/04/07          05春雨やくらげはものの淋しき味(春雨)〈五感・味覚〉

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