俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句041・抽象の物質化02・三橋敏雄
○「暗闇を殴りつつ行く五月かな」(→三橋敏雄05)
季語(五月・夏)
この情景は両の手を前方に四方八方探りながら、暗闇を行く人の様子です。それを「暗闇を殴りつつ」と表現したのは、この手柄です。それだけ五月の闇は深い「五月闇」なのです。まるで物質であるかのように。