質屋の定休日に注意しよう

質入れして、必ず返済したいなら、質屋の定休日には注意が必要です。

返済期限ギリギリに返済しようと思っていても、質屋の中には定休日が流質期限の場合、その前日の営業日を期限とすると決めている質屋も有ります。

その定休日が、土日や祝日だったり、毎週水曜日だったり、質屋の語呂合わせで、7日17日27日だったりする。

例えば、27日が定休日の質屋だと、25日が給料日で、直ちに質屋へ流質期限の延長の為の利払いをしようと思っても、給料日当日か翌日までに利払いをしなければ、猛暑、台風、豪雨、雷雨、大雪などの天気だと、質屋に行けずに流質期限切れになる可能性は有る。

逆に、27日が、家賃の支払い期限とか、クレジットカードの口座引き落としの日だと、質屋の定休日と重なると支払いのための資金調達がうまく出来ない。

このように、質屋の定休日、流質期限と定休日の関係を知らないと不利益になる。

売却または質入れする品物を厳選しよう

質屋で品物を売却または質入れする場合、やはり、価値の低い品物だと、取引を断られたり、当然にして値段が安い。

質屋の利用が恥ずかしいと思っているなら、なおさらである。

質屋の出入りが恥ずかしいなら、自宅や職場から遠い方がいい。しかし、時間はかかるし、何より交通費がかかる。価値の低い品物で、高い交通費がかかったり、ましてや、質屋から取引を断られたりしたらムダが出る。

宝石、貴金属、ブランド品の時計、バッグなら、大半の質屋では取引ができるだろう。しかし、その他の品物は、質屋によって取引できる店、そうなっていない店に別れる。マイナーな品物なら、事前に質屋にメールか、電話でもして、取引可能かどうか聞くべき。

カメラ、パソコン、スマホ、着物、楽器、扱う店と扱わない店に別れる。

ましてや、上記以外の品物を売りたいなら、質屋のみならず、ネットオークションで売ることも考えた方がいい。オークションで売るリスク、トラブルを避けたいなら、オークション代行業者を探すのもいい。但し、代行業者もしっかり事前に調べないとトラブルのもとです。

価値が低い品物を質屋に持参して、買い取り、質入れしても大したお金にはならないし、恥ずかしいはもとより、必要な金額の調達には間に合わないと思う。

地方の質屋

地方に出かける用事が有ったので、ついでに質屋を見に行った。

地方だが、県庁所在地の都市である。しかし、私が探し足りなかったのか、４店しか見付からなかった。しかも、大手チェーン店以外は、サイトを設けてはいなかった。

この地方の質屋は、別に昔ながらの質屋では無く、一見、リサイクルショップのような外観だった。

サイトを設けてはいなかった質屋の一部は、NTTの広告を利用していた。店の自社サイトは無いが、広告は見つかった。そこには、質入れの利息の説明が書いて有ったのだけれども、利息の利率は、地元の質屋組合の申し合わせた利率によると有った。

つまり、大手チェーン以外の質屋は、組合が示したラインによって決まっていて、利息の差がないという感じである。

利息面の競争が無いのだから、融資掛け目の差は有っても、どの質屋に行こうとも変わらない訳で有る。

県庁所在地の質屋がそうなのだから、更に小さい都市や地方の質屋は、店の数が少ないとか、そもそも質屋が存在しない場合も珍しくは無い。

地方での質屋利用は、なかなか厳しい。仕方ないのだろうけど。