質草の値上がりと支払い利息

新年になり、生活費が不足して先日、質屋に借り入れをした。

質屋はもちろん貴金属。給料日までの半月の借り入れを予定している。

最近は、安倍政権の円安政策のために、貴金属も大幅に値上がりを続けている。

貴金属を売り払って生活費を調達するより、質屋に担保に出して借り入れをした方が良い。

支払う予定の利息より、借り入れ期間中の質草の値上がりの金額の方が大きいのだから。


来年は消費税も上がる。貴金属と言う質草の価値も上がるだろう。

質草を利用して資金を調達したり、質草の値上がり益を確保出来るのも、質屋と言うシステムならではである。

もっとも、質屋の貸付利率が低利でなければいけないが。

複雑な利息計算をする質屋

あまり気にしていなかったが、一部の質屋は、多段階の利息計算をしている。

ほとんどの質屋は、例えば、１０万円借りたら、月利４％だとしたら、１ヶ月４千円の利息なはずであるが……

多段階の息計算を採用している一部の質屋は、例えば、３万円の部分まで７％、５万円の部分まで６％、１０万円の部分まで５％とすると、

この複雑な利息計算をする質屋は、１０万円を１ヶ月借りたら、利息は５８００円になる。

多段階の利息計算をする質屋かどうか？

是非とも店頭の掲示板にて確認するべきである。

ごく一部の質屋が採用していると思われる。

ただ逆に、分割返済が出来る質屋の多くは、分割返済によって、元金が少なくなると、月々の利率が高くなり、元金が減っているにもかかわらず、逆に支払う利息が増えてしまう。そうした質屋は、意外にも多いので注意。

もちろん、分割返済で元金が減っても、利率が上がらない良心的な質屋も存在するし、そうした利点をホームページなどでアピールしている質屋もある。

多段階の利息計算をする質屋を利用するのは、しっかりとした注意が必要である。

年末年始の質屋

販売が中心の質屋（そうして質屋は、もはやリサイクルショップとあまり変わらないと思うが）は、年末年始も営業していることだろう。

私が利用している某質屋は、１月２日から開店のようだ。

初売りセールをやるらしい。

融資業務中心の質屋は、年末は２８日までで営業を終え、新年は、ほとんどが７日からである。

中には４日から営業を始める質屋もある。

郵貯銀行は、お正月三が日は休みのようだが、質屋も融資業務中心の店も休みである。

お正月に、急にお金が必要になる場合もあるだろうが、三が日が休みでは、どうにもならない。

正月に必要な現金は、年末までに確保するのが良いのかも知れない。


逆に、お金など使わず、外出もせず、家で寝正月に徹するのもいい。


質屋をはじめとする初売りに期待して、お金をたくさん使ってしまう場合もあるだろう。

そうしたら、次の給料日まで質屋の世話になる。

だから、新年こそ、しっかりと営業して欲しいと、私は勝手な願いをしてしまう。