ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

『地球(テラ)へ…』スカパー課題アニメ映画2017年10月号

2017-10-09 22:17:12 | アニメ・特撮系
お待たせいたしました。

今回からようやく新企画始動です。といっても古いアニメ映画の感想を書くだけなんていままでもやってきたことなんでやってることは基本同じですね。ただし、スカパーで放送されるアニメ映画の中から月に一作品を選び、なおかつ放送日よりも前に記事を書いておいて、これから観ようって人の参考にしてもらおうって企画なんです。

というワケで早速、本題へいきましょう。

今月の課題アニメは「女性チャンネル / LaLa TV」で放送される『地球(テラ)へ・・・』です。

なぜ、この作品を選んだかというとまず、初回の放送日が10/20と月の中旬以降と比較的遅く、すでにソフト化されていて、ワタクシが視聴済であったからです。初めての試みなので時間が欲しかったということです。ちなみに作品への思い入れはあんまりありません。

作品紹介
竹宮惠子による同名のSF漫画を原作に作られ、1980年4月26日に公開されたSFアニメ映画です。監督はアニメを制作した経験のない恩地日出夫(ドラマ『傷だらけの天使』の監督の一人)、キャスティングは主要キャラに有名俳優を起用と、今ならこれだけで大批判を喰らいそうですね。またウィキペディアによると”主要キャラクターはコスプレをしながらアフレコを行なった”とのこと。なんじゃそりゃ?(「地球へ… アフレコ」でgoogle画像検索すると何かヒットするかも?)ちなみにワタクシ、原作は読んでませんのであしからず。

同年の他のアニメ映画としては『ドラえもん のび太の恐竜』、『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』、『ヤマトよ永遠に』などなどがありました。


あらすじ
地球(テラ)の環境が人類によって住めないほど悪化したため、環境の回復を地球自身に任せ、人類は地球を出てSD体制というコンピューターに完全管理、統制された社会を構築して生きながらえた。それと同時に生まれるようになった超能力をもつ新人類”ミュウ”。人類は”ミュウ”を受け入れず迫害し抹殺した。そんな未来世界の話。14歳の成人検査で”ミュウ”と判定された少年ジョミー・マーキス・シンは迫害から生き残った”ミュウ”たちの長ソルジャー・ブルーからその才能を見出され、ブルーの遺志を継いで”ミュウ”たちの新たなる長となり、敵対する人類との和解と共存に悩みながら地球(テラ)を目指すことになる。一方、人類側のエリート、キース・アニアンは人類を管理するマザーコンピューターの忠実な僕だったが、ある時”ミュウ”が人為的に生まれている事実に気づく。その疑問を抱えつつ”ミュウ”との戦いに身を投じ、マザーの期待通りに人類の代表にまで上り詰めるキース。地球(テラ)をめぐる両者の攻防は激しさを増していく。果たして人類と”ミュウ”の未来はどうなってしまうのか?

感想
今見るとさすがに古い作品ですね。まぁ40年前近い作品ですからね~。当然目新しさは期待するだけ酷ですね。まぁ今では使われなくなったSEとかも聞けるから一周まわって面白いかもしれませんが。

話は30年くらいの長い時間を描いた漫画を2時間の映画にしただけあって、かなりはしょられている印象で、説明不足気味。

まあ人間と”ミュウ”の対立と和解という軸だけはずさないようにはなってるので話にはついて行けるし、そこそこ面白かったです。きっと原作が面白いからこそ、いろいろ省いてもそれなりに面白かったのでしょう。

映画は”ミュウ”側を描く時間が多く、もっと人間側を描いて欲しかったですね(原作ではもっとバランスがいいのでしょうか?)。

作画については手抜きの部分もあるものの大事なシーンではかなり力が入ってますね。人間が動くところとか、ジョミーのマントがふわりとなる作画には唸ってしまいました。逆に宇宙船による戦闘シーンはチープな印象。まぁ見せたいところはそこじゃないってことなんでしょう。

劇中の音楽は可もなく不可もなく無難な印象ですが、ダ・カーポの主題歌二曲は名曲でしょう。

「地球へ…(Coming Home To Terra)」ダ・カーポ


「愛の惑星(All We Need is Love)」ダ・カーポ


この2曲が懐かしのアニソンとかに出てこないのが不思議です。

キャスティングですが、映画紹介のところでも書きましたが、主要キャラは有名俳優を起用しています。

ちなみに有名俳優が演じた役だけ紹介してみますと・・・・。

ジョミー・マーキス・シン - 井上純一
キース・アニアン - 沖雅也
ソルジャー・ブルー - 志垣太郎
フィシス - 秋吉久美子
ジョナ・マツカ - 薬師丸ひろ子
グランドマザー - 岸田今日子(この人は本職の声優みたいなもんですよね)

この中で井上純一さんって人だけワタクシ、よく知らなかったのですが、当時ジャニーズ所属のアイドルで戸田恵子さんの元ダンナさんだったそうです。それから沖さんも若くて亡くなっているので今の若い人には馴染みがないでしょうね。ワタクシは『太陽にほえろ!』ファンなので特別に思い入れがありますケド。

この人たち、確かに本職に比べれると下手といえば下手なのですが、コスプレの効果があったのかそんなに違和感はないですね。まあ、薬師丸ひろ子は除いてですが。

みんな役の特徴を掴んで演じてくれてますね。特にソルジャー・ブルーの志垣さんとキースの沖さん。

志垣さんは当時ベルサイユのばらに出演中だっただけあって本職にひけをとらない演技をしてくれました。

それから沖さんの演技は本当に素晴らしいです。表面的には人間味の薄いエリートでありながら”ミュウ”と人間の関係に人知れず思い悩むキースという難しい役どころを年齢ごとにちゃんと演じ分けてます。ただ惜しいのはキースの出番って案外少ないことですね。

この映画の一番の見どころは沖さんの演技かもしれませんね。

最後に総評ですが、古い作品ではあるもののそれなりにしっかり作ってあるのでそこそこは楽しめる作品でした。時間に余裕があれば観ていただければいいのではないでしょうか?


放送局:女性チャンネル / LaLa TV 

放送日時:地球(テラ)へ・・・

2017/10/20 (金) 23:00~25:15
2017/10/28 (土) 17:45~20:00
2017/10/30 (月) 26:00~28:15



地球へ・・・ [Blu-ray]
井上純一,秋吉久美子,志垣太郎,薬師丸ひろ子,岸田今日子
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)


ちなみに『地球へ...』は2007年にもテレビアニメ化されているんですが、ちゃんと観てないんだよなぁ~。今回、映画でいろいろ気になったからテレビの方もちゃんと観てみようかな?

ということで新企画の第一回はこんな感じになりました。とりあえず続けていけるように頑張りますのでどうぞよろしく。で、次回ですが、今の段階では不明ですね・・・。課題というだけあって予告してないと企画の意味がないと思います。が、とりあえず今日は燃え尽きたので、それについてはまたブログで発表することにします。


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