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ボーヴォワールとサルトルに狂わされた娘時代

  ビアンカ・ランブラン著 阪口由美子訳 草思社 1995年刊   発売から25年の間に、3回手に取っている。初回はまだ東京にいたころ、発売早々に本屋で見かけ、ぱらぱらめくってそのまま置いてきた。そのつぎは10年後で、自分のハンドルネームBiancaを検索していたら、この本にぶつかり、読みたくなった。さいわい近くの大阪府茨木市立水尾図書館の書架にあり、その際ジョンソン「 . . . 本文を読む
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「バルザック」

シュテファン・ツヴァイク著 水野亮訳早川書房 1980 発行 (初出 1945)正月にゆっくり読もうと暮れの26日に借りて、昨19日読了した。生涯のほとんどを借金取りから逃げ回っていたバルザックは、外国での方が文学的名声が高く、しばしば王侯のような歓迎を受けていたらしい。著者の故郷ウィーンでも大変な人気だったから、この著書にもツヴァイクの尊敬の念がよく表れており、彼を妨害する人やものへの怒り、本来 . . . 本文を読む
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