自分宛ての手紙

 入院中に自分宛ての手紙を書いてみた。少しでもこころの変化があるかもしれないと思ったからだ。

 退院した今、手紙を読み返してみて、やっぱりたいして成長してはいないと思ったけれど、自分のこころのことを、前よりは良く見るようになった気がする。

 主治医の先生に「こころってしーんとしているものなのでしょうか。」と質問したとき、「混沌としていると思いますよ。」と答えていただいて、なぜかほっとした。

 きらめく
 水面を見れば
 その奥の
 生き物は
 観えない

 こころのすみずみまで見るのは不可能だと思うが、どんどん掘り下げたり、あるいは昇りつめたりして、自分のこころを歌に昇華することによって開拓してみたい。

 そして、誰にも迷惑をかけないように、いろいろなことを考えられるようになりたい。急には無理だけど、少しづつでも。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )