超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波システムの技術(超音波振動子の設置技術 液循環技術 音響流制御 ・・)

2023-10-16 09:13:13 | 超音波システム研究所2011

 

http://youtu.be/nDliwEY7vTM

 

超音波技術の説明

*<液循環について>

水槽の上部液を(循環ポンプの吸い込み部に)取り込み、
水槽下部に(ポンプの吐出)液を吐出します

上下の液の分布(温度分布、溶存気体濃度分布、・・)
 を改善するために、
 単純な一定流量の条件のもとで
 水槽内に、3次元的な均一化を行うための
 具体的な水槽・装置に合わせた、
 水槽の液循環に関する最適位置があります

実際に液循環動作と、計測・解析による確認を行い、
 超音波照射条件としての
 「液体の均一化を行います」

この状態に設定した後は
 超音波利用の目的に合わせて
 キャビテーション効果、加速度効果、・・・を
 コントロールするために
 水槽と超音波(周波数・出力・・)に合わせた
 次の設定を行います
 1)水槽や振動子の設置方法
 2)液循環の設定方法(流量、タイマー制御、・・)
 3)超音波制御・・・

以上の工程の後で
 最後に
 超音波の伝搬状態測定として
 1日(あるいは3-8時間)の連続測定により
 安定性の確認を行います

注:季節(気圧)変化・・・による対処は
 測定管理の中で、流量調整で実現できます 

これまでの装置・・の対策に比べ
 現状の装置を最大限利用した、
 最適な、改善・改良が実現します

具体的には
 超音波の音圧が高く(利用効率が高く)安定します

(水槽設計ノウハウについて
 理想的には
 黄金比(近似値1:1.618)を利用して設計します
 洗浄効果のある水槽には
 1:1.8~1:4の比率が沢山あります    )

超音波技術の説明

*<振動子の設置>

キャビテーションと定在波を
 液循環に合わせた
 超音波振動子の設置方法で
 コントロールできます

ポイントは、振動子の固定状態です
 振動する振動子を100%固定すると
 「振動が制限されます」
 自由に振動させると
 「低周波の振動現象が発生します」

超音波伝搬状態の測定解析による
 最適化がノウハウです


参考(超音波技術)
マイクロバブルを超音波照射でナノバブルにします
 超音波の伝搬状態が大きく変わります
 各種設定の組み合わせにより
 超音波の制御が簡単に行えるようになります
 
To nanobubbles by ultrasound microbubbles

超音波システム研究所
ホームページ
  http://ultrasonic-labo.com/

 


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