考えるための道具箱

Thinking tool box

◎斉藤和義 歌うたい15<16@Zeep Osaka 081221

2009-01-08 00:12:07 | ◎聴
奥さんに連れてってもらう。「年末に、ガツンと一発」みたいなタイトルで書いていたけれど、書きかけのまま忘れてた。
セットリストにつけた◎はあくまで便宜的なもの。前座からアンコールまで、曲が終わるたびに、「すげえな」と呻いていた。ふつうのライブだと、それがたとえジャクソン・ブラウンやミスチル、ハマショーなんかであってもなかなか「すげえな」といった感想には至らないわけで、これは「すげえな」ことだ。ひとつはZeepなんでアンビエンス・エフェクトというか聴覚立体感のようなものにどっぷりつかったからなんだろうけれど、それだけではなくR'n R、R&Bのフォースのようなもの、ギターの神が降りてきたかのようなアウラを、曲やパフォーマンスはもとより、ギターやドラムのような利器からも感じることができたからなんだろう。なんていうのは、まあかなり言いすぎで、そんなふうに気負わないところにちょっとした爪が垣間見えるのが、せっくすちゃんのよいところ。だから、脱力の“いえ~ぃ”が、かっこうよいわけだ。

[01]僕の見たビートルズはTVの中 
[02]男節 ◎
[03]Hey! Mr. Angry man
[04]Baby, I LOVE YOU
[05]空に星が綺麗
[06]YOU&ME
[07]おつかれさまの国
[08]やぁ 無情
[09]レノンの夢も ◎
[10]BAD TIME BLUES
[11]彼女は言った
[12]Rain Rain Rain
[13]誰かの冬の歌
[14]約束の十二月
[15]何もないテーブルに
[16]歌うたいのバラッド
[17]ポストにマヨネーズ
[18]ささくれ
[19]劇的な瞬間 
[20]FIRE DOG ◎
[21]COLD TUBE ◎
[22]I Love Me ◎

□Encore1
[23]Don't Worry. Be Happy
[24]君の顔が好きだ

□Encore2
[25]ベリーベリーストロング ◎
[26]歩いて帰ろう

[02]はスタジオ録音ではどうしようもない曲で、その70年代フォークくずれのようなゆるさにより、だいたいにおいてスキップの対象となっていた。だからライブでしかも二曲目にリストするなんてどうかねーと思っていたわけだけれど、一転、リズムセクションのがんばりによりライブバージョンはロックロール、R&Bに進化し、それこそ、ライブの二曲目にふさわしい仕上げになっていた。スタジオ・バージョンはあれこれ計算しすぎてナマの獰猛さのようなものが削がれていたということなんだろう。よくわかんないですが、チームってのは大事ですよね。

[09]とか[20][21]なんかを聴くと、この人はほんとうにギター狂、ロック狂で、しょっちゅうギターばかり触ってんだろうなというのがよくわかる(実際は、そうではなく、曰く、そうなのは山崎まさよしらしい。しかし、ほんとうは彼も奥田民夫もギター狂だと思う)。そして[22][25]でギター・キッズの最高の戯れが炸裂する。ベタだけれど、この二曲はやっぱりよい曲だ。ベリベリは前にも書いたけれどなんど聴いても涙がでるね。とくにシャンプーのくだり。

あとあれだな、おれが大声であんなこと言うと、まわりから総スカンなんだろうけれど、斉藤なら許されるんだよな。女子は点数甘すぎ。

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