「個人的無意識の内容は、ユングによれば、「感情を強調する葛藤」であり、集合的無意識の内容は、これに反していわゆる「元型」(Archetypen)である。作用単位としての元型は、人間的な根源的性格、衝動力および魂の永遠に存在し、無時間的である像であり、調整者である。それ故に、それは精神の中で、人間的現存在の形態原理や形成原理を表現している。このような創造的な形成原理は、ユングの精神にとって特徴的である」(L.ソンディ 佐竹隆三訳 運命への挑戦 p128 金沢文庫 1984年)
フロイトは「無意識においては、時間喪失性が支配している。時間は、意識においてはじめて置かれる」(前掲書 p142)と指摘しているが、「浦島説話」を深層心理学の観点から考察するうえで、前述のユングとフロイトの見解は参考になる。
「浦島説話研究所」
フロイトは「無意識においては、時間喪失性が支配している。時間は、意識においてはじめて置かれる」(前掲書 p142)と指摘しているが、「浦島説話」を深層心理学の観点から考察するうえで、前述のユングとフロイトの見解は参考になる。
「浦島説話研究所」