観光客の急増に伴い、石垣島最大の繁華街・美崎町に「半グレ」と呼ばれる不良集団が数年前から進出し、悪質な客引き行為の常態化や料金トラブルの頻発など風俗環境悪化を引き起こしているとして、地元関係者が強い懸念を示している。今年に入ってからは集団のメンバーとされる男たちが飲食店に対し、集団が運営する事業との契約などを迫ったとして逮捕される事案も発生。被害に遭ったという飲食店経営の女性や地元関係者らは、「平和な美崎町に戻ってほしい」と訴える。
地元関係者らによると美崎町では関西や関東から来島したメンバーが活動しており、飲食店関連業のほか、マリンレジャー業にも進出している。
被害に遭ったという女性によると、男たちはたびたび女性が経営する飲食店を利用してきた。だが従業員の引き抜き行為が発覚したため、女性は男たちの入店を拒否。
すると営業中の店に怒鳴り込み、「けんかすんだな」と店で使った遊興費の返金や事業契約の締結を迫ったという。女性は「穏便に帰ってもらおうと平常心を装ったが、足はがたがた震えていた」と振り返る。
事態を収めようと面談した集団の別のメンバーは、落ち着いた口調で「(契約しないと)ひどくなるよ」と話してきた。女性が「(あなたたちの)けんかってなんですか」と質問すると、「つぶすってことだよね」と答えたという。
警察への相談から男たちは逮捕されたが、不起訴で釈放。事態は落ち着くが、「今でも何かされるのではないかという怖さはある」と話す女性。「(集団が運営する事業との)契約は結構広がっていると聞く。実質的な『みかじめ料』ではないか」とし、「今の状況を止めないと石垣島はひどくなる。平和な美崎町に戻ってほしい」と訴えた。
美崎町関係者の男性は「半グレが関わっているとされる特定の店舗で料金トラブルがよく起こっている」と解説し、「地元の人はともかく、観光客にはトラブルがある店は分からない」と話す。「『ぼったくりにあったから、石垣島には二度と来ない』との声もある。安心安全な美崎町だといわれてきたのに」と頭を抱える。
八重山署は4月から「美崎町歓楽街環境浄化総合対策」を実施。客引きなどへの取り締まりを強化しており、事実上の半グレ対策とみられる。
【用語】半グレ 暴力団などに所属せずに犯罪行為を行う集団。元暴走族や同じ出身地域の先輩後輩でつながるメンバーで構成されている。違法賭博や特殊詐欺などの犯罪行為で資金を得ているとみられる。得た資金で合法的に会社経営を行っているグループもいるとされる。暴力団と一般人の中間を意味する造語で「半分グレてる」や黒と白の間を意味する灰色(グレー)などが命名の由来とされている。
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一人では何も出来ないので、絶えず同類を探してはツルんで一旗揚げようと画策する。
しかし、知識も技術も無いので、結局は人を騙したり脅したりして金を貪る事しか出来ない。
そんな生き様に共感するのは結局やくざしかいないので、自然とその組織に飲み込まれていく。
数の力を自分の力と勘違いする奴らの行動は集団心理の定番で次第に凶悪化していく。
そんな自然の摂理から逸脱していく生き物を、空と大地が傍観している訳がない。
石垣島、横浜、千葉で何が起きているかを見れば
解る人には解ると思うのだけど。