ロシア議員ら「平和条約不要」=プーチン大統領に公開書簡
時事通信 12/10(土) 5:28配信
北方領土を事実上支配するロシアのサハリン州議会議員や学者ら約40人が、15日に訪日し首脳会談に臨むプーチン大統領に宛てた公開書簡を発表し、日本への領土引き渡しにつながる平和条約締結について、「明らかな時代錯誤」であり不要だと訴えた。
ロシアのメディアが伝えた。
60年前の1956年12月に発効した日ソ共同宣言は、平和条約締結後に歯舞、色丹2島が引き渡されると明記している。議員や学者らは、領土で譲歩するくらいなら、平和条約は必要ないと強弁した格好。領土引き渡しへの反対が、保守派を中心に根強いことを浮き彫りにした。
公開書簡は「日本にとって平和条約は目的ではなく、利己的で歴史的・法的根拠のない領土要求を実現する手段だ」と主張。その上で「(ロシアと)ドイツとの間に平和条約は結ばれていないが、全面的かつ充実した2国間協力の障害とはなっていない」と例示し、平和条約不要論を唱えた。
************************************
ロシアが歯舞色丹を日本に返還する義務も、日本が返還を
ロシアに強制する権利も存在しないが、戦前日本の領土であった
事実を無視して、歴史的根拠が無いと決め付けたり、
領土問題のみを理由に
平和条約不要とする姿勢の方が
私には時代錯誤に思える。
地球上で一番知性があるはずの人類が、子孫の為を想い、
お互いに明るい未来を築こうという気持ちが少しでもあるなら、
日本もロシアも返還交渉を棚上げしてでも、友好的な共生関係を
築けるよう努力すべきだと思う。