0161_西方浄土(005）裕也の冒険

0161_西方浄土(005）裕也の冒険
－－末法－－
裕也は、疑問を解消しようと仏教大辞典を読みあさった。
日蓮大聖人さまは、新しい題目を説いた。
それにより、世間の人は驚いた。
これは、末法で白法隠没（釈尊が説いた経の効力が無くなる。）中で新たに釈迦の教えに光を当てたのである。
鎌倉時代に「南無妙法蓮華経」だけでなく「南無阿弥陀仏」も説かれた。
裕也は、いつから「南無阿弥陀仏」が説かれたかは知らない。
裕也は、当然「南無妙法蓮華経」を唱えている。
その理由は、仏法に発心した時の題目であるからである。
しかし、十法界の全神仏を尊ぶ裕也は、勤行のまえに三界の王の心の名のひとつ「南無阿弥陀仏」も唱える。
裕也は、「南無阿弥陀仏」の題目を説く立場として、法を説いてみることにした。

つづく　次回（西方浄土００６）成仏とは。

 

「裕也の冒険」ストーリー２０１９年１２月。００４

「裕也の冒険」ストーリー２０１９年１２月。００４

末法。
釈尊が説いた経の効力が無くなる。
白法隠没
阿弥陀。
・無量光仏、無量寿仏
・西方極楽世界の教主
・・三種
・・・観経
・・・迹門　大通智勝仏の十六王子
・・・本門　釈迦分身
「いかなる罪人・悪人でも阿弥陀を念ずれば西方十万億土の極楽浄土へ往生することができる。ただし五逆罪と誹謗正法の者をば除く」
五逆罪
・父を殺す。
・母を殺す。
・阿羅漢を殺す。
・仏身より血を出す。
・和合僧を破す。
極楽浄土（浄土宗）極楽浄土は架空？
常寂光土（日蓮大聖人）現世を浄土にする。
「夫れ浄土と云うも地獄と云うも外には候はず・ただ我等がむねの間にあり、これをさとるを仏といふ・これにまよふを凡夫と云う、これさとるは法華経なり、もししからば法華経をたもちたてまつるものは地獄即寂光とさとり候ぞ」

ここで問題は、西方浄土があるかないかである。
「神仏。噓をつき賜わず。釈尊死したときに西方に浄土を創り賜う。」

裕也は、思った。
・死んだ人は、直ぐに生まれ変わるのだろうか？
・そうは思えない。
・死者が休む世界があってもいいのではないか？
・仏の慈愛とは、そんなに厳しいものだろうか？
・宇宙は、もっと優しく温かい心だと思う。
・別の宇宙とでも言えば日蓮さんは許してくれるのだろうか？

先祖
・「悪の中の大悪は我が身その苦をうくるのみならず子と孫と末へ七代までもかかり候けるなり、善の中の大善も又又かくのごとし、目連尊者が法華経を信じまいらせし大善は我が身が身仏になるのみならず父母仏になり給う……乃至子孫・夫妻・所従・檀那・無量の衆生・三悪道をはなるるのみならず皆初住・妙覚の仏となりぬ」

所詮、信仰者の善行。思いなり。

教機時国抄
宗教の五綱
・教を知る。
・・教の相である。
・・法華経には何が説かれているのか？
・・・法を説く仏の姿と法の姿が説かれている。
・・・何を説くかは書かれていない。
・・・己が法を説け。
・機を知る。
・・人の相である。
・時を知る。
・・時の相である。
・国を知る。
・・国の相である。
・教法流布の先後を知る。
・・高きに流れる。

・・鎌倉時代になぜ自然災害が起こったか？
・・・太陽の劣化。地球の劣化。
・自然災害
・天変地異

・武士の対等、胎動
・機
「衆生にこの機あって仏を感ず、ゆえに名づけて因となす。仏機を承けてしかも応ず、ゆえに名づけて縁となす」
・時
釈尊が法を説いてからの経過した時間である。
・国とは
仏法に縁している土地で地域であるかである。

・成仏
・・煩悩
・・十界論でいうと仏界に入ること。
・・仏の境涯と等しくなること。
・・絶対的な幸福境涯を確立すること。
・・すなわちいかなる社会の困難にぶつかろうとも。ゆうゆう乗り越えて、あらゆる不幸な人々を救いきっていこうとつねに願う慈悲の心を持ち、社会に対しつねに価値創造して、どのような要因によっても絶対にくずれない金剛不壊の幸福境涯を成仏という。
・・永遠の生命を覚知する。
・煩悩
・・思想的または本能的な欲望に心を煩わされて身を悩ますこと。心身ともに乱れて真の自由が得られないこと
・・煩悩の種類
・・・貧しい（まずしい）。瞋る（いかる）。癡（ち）（おろか）。慢（まん）（おこたる）（なまける）。疑（うたがう）。見（けん）。

 

つづく