2012年6月23日
霧深いシオジの森から、尾根をたどって雁ヶ腹摺山へ
道は下草が刈り払われて整備されています。
このような気持ちよさげな笹原も現れたり
歩きやすい道が続いていく
これで天気さえよければね・・・
しばしの登りで大樺ノ頭に到着
ここで初めて他の人とすれ違う。
私とは逆コースで、大峠から雁ヶ腹摺山をへて歩いてきたというご夫婦
残念な天候ですねとお互い苦笑い。
羊羹をほおばり、お茶を飲んで雁ヶ腹摺山への稜線をたどる。
先日の台風に耐えて咲き残っていたミツバツツジの木がありました。
ほとんどの木は花を落として足元を飾るだけでしたが、
こちらの木は森の中の色合いの少ない風景のなかで
ピンク色がふわりと浮かび上がるようでした。
ふと足元を見るとギンリョウソウ
雨に洗われて透き通る白
ガラスのような、飴細工のような、
尾根がくの時に曲がる地点
心なしか明るくなってきたような・・・
一瞬の雲の切れ目に行く先の稜線が浮かび上がりました。
再び、針葉樹の森を抜けて雁ヶ腹摺山の山頂にたどり着きました。
山頂の先には草原の斜面が開けていて
なかなかいい場所なんですが、その先に見えるはずの富士山は・・・無し
まだまだ午前の早い時間、展望はないけれど
トレーニングと思って姥子山まで行ってみましょうか。
ここから姥子山へは、山下りです。
雁ヶ腹摺山から370メートルあまり降りてゆきます。
山の東側に回ると、パラパラ雨が降ってきました。
土の道、苔の岩、湿って滑りやすい下り斜面
下りきったところで林道を横切り、
再び少しばかり登ると西峰と東峰からなる横に長い山頂
西峰は表示もなく通り過ぎて、小さな岩場を登ると東峰につきました。
相変わらずガスの中で展望はなし。
しかたありませんが、岩の上に腰を下ろしておにぎりを食べる。
再び雁ヶ腹摺山に登り返します。
ヤマツツジもまだ咲いていました。
山頂に帰ってきました。
本当ならこんな感じに富士山が見えているはず、と想像を膨らませ
再び天気の良い日に来ることを思いつつ
大峠にくだっていきました。
よく写真に写されている、城の石垣のような岩
ぐいぐい下って、木道を渡って
水場で冷たい水を味わうと間もなく大峠
帰ってまいりました。
半ば覚悟の上ではありましたが
ここの看板である富士山は全く見えず。
天候は残念でしたが、しっとりとした森の中を歩く静かな静かな山旅でした。
おしまい
私の地図は古いからか、シオジの森が出ていません。
新しい地図だと大峠からシオジの森の登山道が出ているのでしょうか?
大樺ノ頭は雁ヶ腹摺山の山頂から波線でのっています。
あまり人は歩かれていないようですね。
写真で見る限り、霧で視界がはっきりしないようですが、幻想的といえばそうですが、知らない登山道では怖いでしょうね。
大樺ノ頭もどうなっているのだろうと思っていたので、知ることが出来てうれしいです。
ありがとうございます。
姥子山まで往復されたのですね。
健脚なので改めて驚きました。
姥子山は何年か前に林道を何時間も歩いて登りました。
林道が通れる時は簡単だったのにと、思いました。
富士山が見えなくて本当に残念でしたね。
また、天気の時に登ってください。
お疲れ様でした。
描かれた富士山も素敵です(笑)
「しっとりした森の中を歩くだけでも体中から毒気が抜けていくような・・・」
ほんとですね~(^^)
晴れた山歩きもいいですけど、ガスガスの山もその分毒気が抜けるような気がします(笑)
大樺ノ頭、無線で繋がったことありますが、
そんなに展望のよさそうなところじゃないですね。
私の大菩薩の地図は2010年と最近買い換えたので、シオジの森が出ています。シオジの森から雁ヶ腹摺山までは破線になってますが、リボンの道標などもあり思ったよりも整備されているようでした。ただ、その1で書いたように、大峠からのトラバース道で道が崩れている個所もありました。姥子山も展望のよさそうなピークでしたが周囲は真っ白。展望は残念でしたが様子が分かったので、また改めて歩いてみたいと思っています。
山にしばらく行かないと、もやもやしてきますが、霧の中でも森の中を歩いていると、気分は逆にスーっと透明になっていく気がします。
大樺ノ頭は森の中ですので展望はありません。このコースは森林浴が好きな人向けですね。
晴れた日も良いですが・・・こんな霧に包まれた世界もまた幻想的で良いですね。
なにより涼しそう~。