ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

会津駒ヶ岳 2010年7月 その2

2010-07-29 21:18:40 | その他の山
我が家のネットワーク、時々不通になります

モデムとルーターの電源を切ってほっておくと
自然治癒するのですが
というわけで続きがだいぶ遅れてしまいました。



駒の小屋に到着したところでしたね
あまりにも天気が良かったので
ここで水分補給の?大休止







小屋の前の池からハクサンコザクラの姿が見られるようになってきました。
未だ咲き始めのようです。










イワイチョウも多かったですね。






小屋を後に山頂へ~~~











燧ケ岳がよく見えます。
未だ登ったことのない山・・・他の皆さんは経験者なのでコースの様子を教えていただきました。
そのうち登りに行きます。









そして山頂へ
笹に周囲を囲まれて展望はいまいち。
5月は雪が積もっていたので展望が利くのだそうです。

雪の季節に来るのもいいですね。







山頂を越えて中門岳へ

このあたりからは思い思いに写真を撮りながら進んで行きます。







なだらかな草原が広がる気持ち良い空間
















雪もちょっぴり残ってました







チングルマもだいぶ穂になってましたが、
固まって咲いているところもありました。
なんだかうれしい~











2094ピークのあたりはコバイケイソウの群生地
キンポウゲの黄色と混ざって鮮やか。






どこまでも伸びてゆくかのような草原の木道
トンボを従えて進むリンゴさん











道端にハクサンコザクラが固まって咲いていました。
一部日が当って飛んでしまいました。
コントラストが強すぎて、
なかなか自然な色合いを写すのが難しい。






小さな池もコースの中のアクセント











そして中門岳へ
皆さん書いてますが、池のほとりに頂上の碑という不思議なところ








ここはワタスゲの揺れる素敵なところでした
















池のほとりで大休止
Q造さんの用意してくださった味噌汁
良い塩分補給になりました。






あとは木道をたどって戻ります。

帰り道にraymariさんとすれ違いました。
また機会があったら、まったりとお話しましょう







Naoさんが指さす先には、ぽっかりと夏の雲



























山頂の向こう、雲をめがけて歩いてゆく~






だいぶ日が昇って暑さが厳しくなってきました。

でも元気な皆さん、ハイペースで下ってゆきます。



あっという間に駐車場へ
最後は駒の湯で汗を流し
コーラの一気飲みで締めました。


真夏の一日
皆さんと歩いた会津駒ケ岳
良い山行となりました。


おしまい










会津駒ヶ岳 2010年7月 その1

2010-07-25 23:10:27 | その他の山
2010年7月24日

高原山オフの時から、今年は会津駒が岳を狙ってました。
・・・でこちらの方面に経験豊富なリンゴさんやQ造さんに声を掛けさせていただきまして、
Naoさんもご一緒していただき、今回のオフ山行となりました。

金曜日の晩、東京の渋滞を抜けだし西那須野塩原からさらに国道を走りつないで
会津駒の登山口に着いたのは12時過ぎでした。

4時過ぎに目が覚めアンパンをかじって朝食とします。
お三方が到着し車を駐車しに行った後、
ふと下を見ると・・・



最近の私、出会いの神が降臨しております。


???!!!「まさか!」


かねてよりブログでそのお姿を拝見していたお二人が
目にとまりました

ふらりとその車のそばに行き、
不躾にも声を掛けさせていただきますと
正にraymariさん、その人でした。

それよりびっくりしたのは、
声をかけた私を見てmariさん
「えーと、ちょっとまって!trekkerさんですよね!」

 どうして分かったんでしょう

「昨日のtrekker-kさんのブログのコメントに
>人気の山ですので万が一林道終点のPが満杯になりそうでしたら1台分確保願います。
とあったのを見てもしかしてここにきてるんじゃないかと・・・」


mariさん、鋭すぎます






というわけで、スタート地点の記念写真、メンバーにraymariさんも加わってパチリ






しばらくは樹林帯の急登






昨夜は雷雨でしたが
少しずつ雲は切れて快晴へ







休憩ポイントの水場へ
冷たくておいしい水でした。




水場の上のベンチで休んでいると、
思いがけずかわいいお出迎え


「オコジョだ!」
写真、速くはやく!
といわれても、すばしこく動く様子
とてもとらえきれません。


一応努力はしました、という証拠写真です。




さらに樹林帯を登っていく

だんだん暑くなってきます。





しばらくすると大戸沢岳に連なる主稜線が見えてきました。











道の傍らにはマイズルソウ







イワカガミもちょっと枯れかかってましたが残ってました。






そして木の間から燧ケ岳
こちらからは三角形の精悍な姿





いよいよ会津駒の姿も見えてきました。





このあたりからは木道が続く






開けたところにベンチがあります

会津駒を背後に記念撮影




ワタスゲの揺れる気持ちのよい草原
(暑いけど





駒の小屋も見えてきました。










明るい道を小屋目指して進む









それにしても池塘のある山っていいですね















期待したよりも花は少なめでしたが、

それでも草原の中に可憐な花がちらほらと





















再び燧ケ岳




登るリンゴさん











イワイチョウがあちらこちらに





駒ノ小屋に着きました

かわいいお人形が迎えてくれます。





続く



塩見岳 2010年7月 その4

2010-07-25 10:28:20 | 南アルプス
塩見山頂~下山



天狗岩から塩見岳の頂上までは浮き石の多い急斜面
慎重に登ると傾斜が緩くなって、西峰の山頂にたどり着きました。

西峰から見た東峰






そして最高点東峰はすぐそばです。






期待した通り、素晴らしい展望がまっていました。
間もなくFさんも登ってきました。
さらにakioさん、Sさんご夫妻も到着
頂上で写真を撮り合いながら
周囲の景色を味わいます。






富士山

手前に蝙蝠岳への稜線
気持よさそうな縦走路、あちらもいつか歩いてみたいものです。










農鳥岳の彼方に奥秩父の連山





飛翔する鳥のように大きく広がり、流れる雲






中央アルプス、恵那山






白根三山、甲斐駒の向こうには小さく蓼科まで見えています。









ガラガラと岩の重なる斜面を飾る花たちも
目を楽しませてくれます。














山頂で大休止のあと来た道を引き返します。






天狗岩を見下ろす
なかなかの高度感





左右の風景に目を留め・・・





時々振り返りながら・・・






目の前に広がる景色を見渡しながら
快適に下って行きます






ピカピカの好天ですがライチョウも姿を現しました。














だいぶ歩いたところで、もう一度塩見岳を振り返る
南アルプスの中央部では大きな存在感






樹林帯を抜けて





本谷山を越えたころ
今日も雲が上がってきました。











テント場に帰り、再びお花畑に行ってから水を汲み
缶ビールを開ける






Fさん、akioさん、Sさんご夫妻、
皆さんテント場にそろって再び談笑の夕暮れ時

かかっていたガスが切れて
赤く染まった塩見岳の姿が印象的でした。







楽しかった山行の最後を飾るにふさわしい美しい夕焼け空でした





次の朝は渋滞を避けるため早めに出発
お世話になった皆さんに、再開を誓い鳥倉林道へと下ってゆきました。


おまけの写真は、駐車場から少し下ったところにある夕立神パノラマ公園の案内板






はるかな昔に太平洋のプレートが南洋から旅してきてこの地で山脈を形作った
その痕跡が南アルプスのいたるところに見られるのだそうです





最後にもう一度、中央アルプス




今回は多くの出会いと、好天に恵まれました。

思いがけず再開することができたFさん、akioさん、
テント場で出会ったSさんご夫妻
おかげさまで楽しいひと時を過ごすことができました。
どうもありがとうございます。
またいつかどこかでご一緒できたらいいですね。
やまとそばさんにもお会いできてうれしかったです。
今週も南アルプスを楽しんでおられるようで。



というところで塩見岳のレポはおしまいです

塩見岳 2010年7月 その3

2010-07-22 22:05:49 | 南アルプス
2010年7月18日

三伏峠から塩見岳へ


目が覚めてベンチレーターから空を見ると、満天の星空
梅雨明け直後の青空が期待できそう

夜明け前からテント場も動き始めました。
お隣のSさんは既に準備完了、出発してゆかれました。
私も早々に朝食をとり、ヘッドランプを頼りに三伏山に登り始めます。
三伏山頂では既に三脚を立てて夜明けを待っている人がいます。

間もなくFさんも登ってきました。


塩見岳の稜線がオレンジに縁どられています。





雲海の向こうに北アルプスが浮かぶ




三伏山を振り返る





中央アルプスも静かにたたずんでいます。





雲が赤く染まってきました




爽やかな朝、本谷山への縦走路に入りました。
しばらく森の中を下り、登り返します。

所々森が途絶えて草原になる道

朝日に照らされて緑が生き生きとしてきました。










ここでちらりと富士山が見えました。
山頂に着いたらゆっくり見られることでしょう。







朝のまだ涼しい空気、快調に進み間もなく本谷山へ





展望も開け、写真を撮りながら一休みしていると・・・


















ここで再び奇跡が・・・



そんなに広くない山頂で休む人数名
そのうちのお一人と目があって

!!!!!

お互い目が丸くなりました。

今年5月の連休に登った燕岳出会った方

合戦小屋の前で出会ってから、燕山荘、そして下るまで
ほぼ同じペースで歩いていたakioさん

まさかこんな所でまた出会うとは

聞けばテント場も同じ、これからの日程も同じ。

Fさんといい、akioさんといい、一度の山行でこんな偶然が二度重なるとは
思いもかけないことでした。







塩見山頂で逢いましょうと一旦お別れして、本谷山を下ります。

ここからしばらくは樹林帯の下り、そして登り






ホシガラスが頭上で鳴いています。




淡々と樹林の中を歩き、権右衛門山をトラバースしていよいよ塩見岳への登りにかかります。







ひと頑張りすると展望が開け、森林限界、そして塩見小屋まであと一息





その時、何んとなんとまた・・・





ハイマツの道を登っていくと

前方より軽快に下ってくる登山者一人、

その凛々しきお姿は・・・





サー・やまとそば殿下!



「あれー、やまとそばさん? テカリに行ったんじゃなかったんすか~?」

「いやー、光岳はまた今度にして、塩見に変更したんですよ。
 もう山頂に行って来たけど、今日は最高だよー」


やまとそばさんは塩見小屋泊の一泊二日コース
名残を惜しみつつ写真を一枚。
またどっかでご一緒しましょう!


三度目のバッタリに興奮しつつ
まぶしい太陽のもと歩いてゆけば
塩見小屋はすぐでした。


小さいけれど山小屋らしい雰囲気の小屋









Fさんも登ってきました。
Sさんご夫婦にもここで追い付きました。



小屋の脇のベンチからは、いよいよ天狗岩と塩見の峰が立ちはだかるのが見えます。






北方には白根三山と甲斐駒ケ岳






天狗岩へと一歩一歩進む






右手には悪沢岳、荒川岳




喘ぐように登ると、天狗岩を越えて本峰との間のコルへ
雪渓の向こうに南アルプス北方の名峰が並ぶ






そして正面に塩見の岩峰がどっかりと迫っていました。





続く

塩見岳 2010年7月 その2

2010-07-21 22:27:03 | 南アルプス
2010年7月17日

三伏峠から烏帽子岳往復、そしてテント場でのお話です。


三伏峠にテントを張ったのは未だお昼前。
この日は烏帽子岳から小河内岳あたりまで行ってみようと思ってました。


テント場を下っていくと分岐






今日は右の道






想像力をかきたてられる、森の中の小さな草花の世界














森を出たところは、お花畑が広がっています。
鹿よけの柵が無粋ではありますが
お花を守るためにはいたしかたないのでしょう。
















それにしても密集したお花が見事










稜線に出るところで先ほどのSさんご夫妻が降りてきました。
ガスで展望がなかったのと虫が多いので烏帽子まで行って
引き返してこられたとのこと。

稜線の上はやっぱり真っ白でした。




それでも時折烏帽子が頭を出しています。
期待を持たされつつ登ってゆきます。














山頂に着きました。





塩見岳は・・・





なかなか全容は見えませんが、まっ正面に大きくそびえていました。


ガスが晴れるとくっきりと夏空なんですが、なかなか展望が開けません。




テント場に戻ることにしました。


途中、ライチョウや




アサギマダラに会いながら





霧の森を下ってゆく






お花畑の下にある水場で補給し





テント場に戻り、お待ちかねの一杯

外に腰掛けてのんでいると
お隣のSさんご夫妻も出てこられました。
同じく近くにテントを張っていた単独のFさんも加わり
山のお話に花が咲く


そして・・・先に気づいておられたのはFさんでした。


昨年の秋にFさんが歩いたという荒川岳から聖岳の縦走のお話を聞いた時
「同じ時に逆コースを歩いたんですよ!途中ですれ違ってるかもしれませんね」と答えた私に、

「やっぱり、もしかして・・・」とFさん


そこで錆ついた私の記憶にもピンと来たんです。



百洞の小屋の前で、たまたま同じベンチにいた人と
おつまみを交換しながらお酒を飲んでお話したことを

「あー!あの時の


山での出会いは一期一会と思っていますが、
こんな風に再開できるとは、山の世界も広いようで狭い。


Sさん夫妻も笑っておられました。








そのほか皆さんの登った山の話などうかがいながら過ごす楽しい山の夕暮れ。


そういえば、こんな話もありました。

Sさんご夫妻が八ヶ岳で出会った人の話。
その人からもらったものを持っていくと必ず晴れるというジンクスができて
大切にされているとのこと。

それは、山の花を撮っている写真家さんからもらった小さな手作りのわらじ・・・

???それって聞いたことあるんですけど・・・

そして見せてもらったのはこちら → yosiさんのと同じだ

私もその写真家さんに一度お会いしてみたくなりました。








そして、ばったりの旅はまだ続く・・・











塩見岳 2010年7月 その1

2010-07-20 22:46:50 | 南アルプス
2010年7月17日~19日


7月の3連休、かねてより狙っていた塩見岳山行を実行しました。

健脚の方は日帰りも可のコースですが、
「ゆっくりと山登り」の趣旨にのっとり
三伏峠にベースを張っての二泊三日、
ゆっくりのんびり山を楽しむプランです。



まずは三伏峠までの登り編



金曜日の晩、真っ暗な鳥倉の林道を登ると駐車場にはすでに何台かの車が止まってました。
この後も続々と車がやってきたようで
さすがに連休の百名山、早く東京を出てよかった!
駐車場にはトイレも手洗いの水も有ります。

翌朝、予報通り空はばっちり晴れていました。

谷間を挟んだ向こう側に林道が伸びています。あの尾根の先まで歩いてゆかねば・・・






林道の傍らに咲く花たちに時々眼をやりながら
淡々と歩いてゆきます。
































舗装道路が続いた後、尾根を回り込むと
砂利道に変わり間もなく登山口の広場が見えてきました。
バスならばここまで来るそうです。






登りにかかります。







最初はカラマツ林の斜面
未だなじまぬザックが腰にずしりと来る登りです。








白いオダマキや





ナデシコの清楚な姿
下草に交じる花たちに気を紛らわせながら





尾根に上がってさらに森の中を進む










このあたりからはトラバース気味の道が続きます





豊口山の尾根のコルを超えると時々木の間から中央アルプスが眺められるようになります。
あちらも雲海の上はきれいな空が広がっているようです。







丸太の道を慎重に超えつつ進む






苔の間から生えている小さな花が愛らしい





木道も所々荒れ気味のところがあります
滑らぬように登ってゆきます。






2/3まで来たようです。






途中現れた水場
冷たい水が豊富に流れています。
汗をかいた顔を洗い、のどを潤す
山ではこれが何よりのごちそう








ようやく塩川口との分岐






ここからジグザグに高度を上げてゆくと
森が途切れて周囲を見渡せるところがあります。




いよいよ塩見岳とご対面!







仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳もがっちりと見えています。






明日のコース本谷山から塩見岳への稜線が見えます。





間もなく三伏峠に着きました。






小屋で受付を済ませます。









テント場は未だ空いています。
場所は選び放題。





小屋に近い上の段の平らな所にテントを張りました。







お隣の黄色いテントの方と挨拶、
向こうの方から「オヤ?今朝お会いしました?」

駐車場で隣に車を止めていたご夫婦でした。
山梨県から来られたとのこと。

お隣どうしよろしくお願いします!という感じで三伏峠の三日間が始まりました。



続く

塩見岳 速報

2010-07-19 18:19:17 | 南アルプス

こんなことってあるんですね・・・というような、
不思議で楽しい出会いがたくさんあった山行でした。
テント泊でこんなにお話しできたのも珍しい



登ったのはこちら





私にとっては、日本の主たる三千メートル峰で最後に登り残していた山でした。



好天に恵まれ、素晴らしい展望でした。











ガスに囲まれた時もあったけれど





南アルプスならではのお花の密集も見られましたし






鳥やら蝶やら、動物たちも出迎えてくれました。







詳細はまた!

遠来の客

2010-07-13 21:37:09 | その他


この春から手がけていた仕事が一区切りを迎えほっとした昨日、
(といってもこれからがスタートなんですが)
ちょっと気分のよい一日でした。

ちょっとブログ関係ご無沙汰気味ですが、
頭の中にはそろそろ夏山の風景が浮かんでいます。




昨日は故郷鹿児島から親戚が訪ねてきまして
一緒に夕食を食べました。






雨も上がって汐留の眺めのいいレストランで
夕暮れ時の街を眺めながら乾杯!





久しぶりに聞く生の鹿児島弁が心地よく・・・
昔話に花を咲かせておりました。





平標山・仙ノ倉山 2010年7月 その3

2010-07-11 14:53:04 | 関東の山

間があいてしまいましたが、平標のつづきです。


仙ノ倉から雨の中を引き返し、帰りは平標山の家に向かう稜線をたどって行きました。
このあたりで一旦雨はやんで、小屋に明るい日が差していました。







稜線の所々はワタスゲの揺れる湿原になっていました。





















山の家に着きました。
小さいけれど、きれいで感じのよい小屋です。

水場で喉をうるおしてから、おもむろにコーヒーを沸かして
昼食にしました。





あとから雨雲が追いかけてきたようです。
ここからは樹林の中の下りに入ります。

湿った空気の中、木を見上げながら歩いてゆきます。










濡れた木道、ニガナの黄色い花











カラマツの森に変わると、もう間もなく林道に降り立ちます。











かわいい石碑が迎えてくれました






雨は降り続いています。

林道の中の道を駐車場へと戻ります。











雨に振られてしまいましたが、これも梅雨時の山の味わい

小さな花と森の緑に慰められての山行でした



平標山・仙ノ倉山 2010年7月 その2

2010-07-08 22:45:18 | 関東の山
松手山を過ぎると、笹原の草原が広がる稜線。
谷間に満ちている雲
霧雨が体の右側にスプレーのように吹き付けています。





平標の小屋に泊まったというパーティーとすれ違う。
上の方は天気が良くないけれど、ヨツバシオガマがきれいですよと
教えていただきました。













さらに登っていくと小さな花が現れ始めました。


ハクサンチドリや






ヨツバシオガマ
霧にかすんだ風景の中にピンクの花の彩りはうれしい

















ヨツバシオガマに混じってオノエランの白い花








道端の花に目をとめながら歩いているうちに
平標山の山頂に着きました。






さらに仙ノ倉に向かって進みます。
平標を超えると風雨が強くなってきました。

ここはハクサンイチゲの群落でした。
終盤に差し掛かっていましたが密集して咲いているところもありました。
チングルマは花が散って花穂ができかかっているところ。
ハクサンコザクラも残っていましたが
風に揺れて上手く撮影できませんでした





ゆったりとした稜線を歩いて行くと
今度はヨツバシオガマとマイヅルソウの群落










奥にはハクサンイチゲも混じって
このあたりが一番きれいなお花畑でした。





最後の階段を上って、





仙ノ倉の山頂です。




雨からカメラをかばいながら撮っていましたが、
このあたりではレンズが濡れ、ファインダーは曇り、
まともに写真が撮れません。
ほとんど頂上で休むこともなく
平標へと引き返しました。


続く


平標山・仙ノ倉山 2010年7月 その1

2010-07-07 22:20:30 | 関東の山
飲み会だの出張だので間があいてしまいました。
今、福岡から帰ってきたところです。



さて平標と仙ノ倉は二回目です。前回登ったのは9月ごろ
なだらかな稜線と展望の良さが気に入りまして、
これは花の季節に登ったらさぞ素晴らしいことだろうと
機会をうかがってました。


今回の山行も
先週の金曜日も飲みが入ってましたので
土曜日の晩に出発。

平標の登山口の駐車場で車中泊
しっかり雨が降ってました

翌朝4時過ぎに目覚めましたがやっぱり雨 
どうしたものかと車でパンをかじりながら考えておりましたら・・・







なんだか明るくなってきました。
駐車場のほかの人たちも動き出しました。








出発します。

駐車場の裏から松手山のルートへ
しばらくは森の中の登り道が続きます。

覚悟を決めれば
靄のかかった道も、しっとりとしていい感じです。






しかしさっきの青空は一瞬の気まぐれだったようです。
登るにつれて灰色が濃くなってきました。


ヤマツツジも最後の彩り




























最初の目標、鉄塔の下に出ました。
霧の中に霞んでいます。








湿った空気の中、こいつは元気です。






森の中、ミヤマカラマツの白い花が浮かんでいました。







でもやっぱりここでは樹木が主役ですね。





















しばらく登り続けて、森林限界が近くなってくる気配
シャクナゲの白い花がぽつりぽつりと咲いています。





松手山に出ました。
ここで大きく視界が開けるはずなんですが
今日は暑い雲が取れそうにありません

























ここからはゆったりした稜線が平標まで続いています。


ハクサンコザクラは未だ咲いているでしょうか・・・



気合の足りないレポですが、
続きます