Tosh!'s Blog

ただ生きるな善く生きよ(ソクラテス)

ただなゐなりけりと...

2014-05-05 14:11:08 | 時事


久々に大きい揺れで目が覚め、東日本大震災の揺れを思い起こした。縦揺れは(寝ていた所為か)感じず、大きな横揺れだったから震源地が遠いのかと東日本大震災を想起させ、揺れが強まる(東日本大震災がそうだった)のか収まるのか数秒待って、大丈夫そうだとスリープ状態のパソコンを立ち上げ「地震なう。久々に大きな揺れが来ました。体感震度4 #jishin」とツイートした。

よく晴れた日には江ノ島から大島が見えるから、震源地を大島近海とされると、確かにそうだが、大島より遠くと云う気分になる。相模湾沖とすれば頭に描き易いし、江ノ島から見える大島との間の視野の範囲だろうと具体的に想像できる。厳密には相模湾の境界は三浦半島の突端(三崎)と神奈川と静岡の県境に近い真鶴半島を結ぶ内側だが、伊東市(伊豆半島の東に出っ張っている当り)と千葉の房総半島の突端近くに西に出っ張っている館山市を結ぶ真ん中当りが震源地。三浦と大島を結ぶ真ん中当りだから、やはり大島近海は少しイメージし辛い。要するに相模トラフ下で起きた地震。

先ほどNHK朝7時のニュース(Podcast)で聞いたが、震源が深く(約160km)太平洋プレートで起きた地震で関東大震災とは関係がないと言いたげだったが、一方で起こる確率が高いとして研究費を充てがって貰い乍ら、今回は心配ないと東日本大震災も予兆を無視して結局決断できなかった学者・役人如きに命を預ける気など更々無いわい。と、個人的に思うから、心配ないと打ち消すよりもこう云う大きな地震があった時にこそ、避難訓練や地震対策の啓蒙を報道すべきじゃないのかね。

以前も記した記憶があるが、そう云う報道に慣らされ疑問すら持たない会社の上司は、揺れが収まってもいないのに「ラインを動かせ」(震度3以上だとラインが自動停止する)と構内放送で宣う始末だよ。そう云う時こそ訓練ともなる避難優先だろ。と私一人、上司に怒鳴り込みに行ったがね。

始発直後の時間帯、近隣の電車も遅延した。政府も素早い対応で内閣府情報設置室を設置したのが2分後の5時20分。普段霞ヶ関(強いて云えばおかしな判断下す個々人)を批難していても、此れには良くやったと褒めたい。何時でも是々非々で判断するが、10分、20分だと普通以下の評価だから当たり前の範疇で褒めない。内閣府がPDFだが9:00までに第3報までの状況報告を出していて、8:30現在13名の軽傷者が出ている様だ。民主党政権時ではあり得なかった。

因にUSGSだとMw6.0 23km ESE of itou, Japan 151.1kmと、伊東の東南東23km深さ151kmとなり、大島と真鶴を結ぶラインの大島寄りで震源も大島近海となります。1989年7月に伊東市沖で海底噴火が起きたライン上でもあり、個人的には気象庁の発表を鵜呑みにしていません。

深発地震で今日の様な強い揺れを起こすのは稀ですが、例を上げますと...
1993年1月15日、釧路沖地震 深さ101km Mj7.5 最大震度6
1994年6月8日、ボリビア深発地震 深さ631km Mw8.2 最大震度メルカリ震度階級Ⅵ
2005年7月23日、千葉県北西部地震 深さ73km Mj6.0 最大震度5強
2011年4月7日、宮城県沖地震 深さ66km Mj7.2 最大震度6強
2014年5月5日、伊豆大島近海 深さ160km Mj6.2 最大震度5弱

検索していて気になる論文表題を見つけました。
「関東地方の地震と飛騨地方の稍(やや)深発地震の相関再考」吉田明夫(気象研究所地震火山研究部)
論文内容を私は見る事が出来ませんでしたが、とても気になります。

(´ー`)y━・~~

ANNnewsCH(YouTube)
元気象庁長官「地震波が潜り込む太平洋プレート沿って一番早く伝わり易かったと思うんですね。それがちょうど関東の辺りに一番伝わり易い構造線に広くあったので...地震の揺れは地盤の柔らかさ、固さによって震度が変わるんです...」

つまりこう云う事かな。...東京千代田区大手町って、駄目駄目じゃん。