筑波山岩屋決闘の部が始まりました。
大歌舞伎「忍夜恋曲者 将門」の舞台では玉三郎が演じ、
栃木県の那須烏山市で開催される有名な「山あげ祭り」では、
歌舞伎「将門」の主役として必ず舞台に登場する瀧夜叉姫は特に人気が高いと聞く。
ここは妖艶で強く美しい悲劇のヒロインで行きたい。
後半の舞台は浦辺六郎末武との大立ち回りが見せ所。
いざ、尋常に勝負勝負!!
筑波山と言えば蟇蛙。
この蟇蛙は美濃地方に度々出没し、コミカルなダンスも披露してくれます。
ゲロ、ゲロ、ゲロ 主役は俺だ!!
臼井荒太郎定光と相撲の勝負。
かくなるうえは是非もなし、女ながらも瀧夜叉の切っ先、受けてみよ!!
大詰めに源頼光が登場し、
時節を待って旗揚げせよ と一同またの再会を約します。
幕引きは錦絵のごとき絵面の見得。
登場人物が動きを止め表現する美しさは様式美の極み。
さすがは将門の息女瀧夜叉姫。 またの再会、さらば~ さらば~
振付指導は美濃地歌舞伎でお馴染みの松本団女師匠。 粋な音を響かせるツケ打ちが芝居を引き締めます。
2019年10月 岐阜県各務原市