招き扇に導かれ
末番の曳山から
順次神前に揃えられる
所定の位置に寸分の狂い無く据え付けるのが伝承されてきた決まり事
世界が認めた動く美術館の伝統美
揃いの法被に地下足袋を履いた引手衆
八幡宮参道の側道には旧家の軒が連なり趣のある光景を演出する
祭りの風景に無くてはならないのが「しゃぎり」
神楽が奏され曳山は正装して境内に曳き込まれる
しばらくすると曳山楽屋後方から
役者陣が若衆に抱えられ
社務所の休憩所へ
絢爛豪華な曳山を背景にしたオフショットポイント
砂利に覆われた八幡宮境内
砂埃を巻き上げ曳山が近づいてきた
曳山の重量は5トンを超える
据え付け完了までは気が抜けない
陽は西に傾き役者の顔を照らす
晴れやかな場面です
午後3時30分、壱番山が八幡宮境内に曳き込まれ
登り山の行事は終了する
黄昏の「しゃぎり」が流れ
勢揃いした4組の曳山は日没を待って提灯を燈す
2024年4月 滋賀県長浜市