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華ある季節へ



               ひとひらひとひら花弁が開くごとに




               華やかなスカーフを広げるように




               色のない世界を覆い尽くして




               長い冬はようやく終わった




               一息吹きかけても
               花びらの色はかわらずに




               青い空の色と桜色は
               もう昨日までの冬を忘れさせて




               人の心に入り込む自然の色の速さに
               安らぎを覚えたり呆れたりの春




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