Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

【Pet の部屋】 メトロン星人まっぷたつ (ちょいグロ)

2007-05-17 | Japan 日常生活の冒険
Tomotubby が「ややグロ」特集を続けているので、Pet も迎合してこういうのを載せてみた。You Tube にあげられていた「ウルトラシリーズ切断技集」から。歴代ウルトラマンはいずれも敵の怪獣や宇宙人に投げて相手を切断するブレード状の光線もしくは武器を持っていて、Wikipedia を調べると「八つ裂き光輪」「アイスラッガー」「ウルトラスラッシュ」「ウルトラギロチン」等々の名前が付けられている。こういう残酷技を使うシーンは教育に悪いとかいう気は毛頭ないが、ウルトラマン・エースがメトロン星人を縦にまっぷたつにするシーンは「ちょいグロ」ではないか。

メトロン星人というと、烏賊のような頭、タバコのような腕、極彩色に彩られた体表がとても印象的な宇宙人である。金城哲夫の脚本を実相寺昭雄が監督した「ウルトラセブン」第8話「狙われた街」という怪作品に登場する。特にとぼけた卓袱台シーン↓がCMにも使われて有名。



そのメトロン星人が、こうなる↓














極彩色の脳漿と内臓がちゃんとスプラッタするあたり、特撮の念の入れ方がいつもにも増して凄いけど、これが若し人間だったりすると「かなりグロ」かも。

新・フィレンツェの人体標本 (ややグロ)

2007-05-16 | Europe ところどころ
ラ・スコペラじゃなくってラ・スペコラ特集、好評につき、みつあみの女性標本三体に続いて通称「解体されたヴィーナス」の登場です。
(しかしスコペラと誤って書かれた記事の多いこと、多いこと。きっとオペラやアカペラなんかと混同されるんでしょう。引用したりするから誤謬は限りなく増殖していくのでしょう。スコペラと書いてあるだけで、記事が真面目な内容であってもなんだか胡散臭く感じます)


解体されたヴィーナス

ラ・スペコラの紹介記事を読んでいると、よくこの「解体されたヴィーナス」が必見みたいに書いてありますが、どちらかというと地味ですね。「解体されたヴィーナス」というより「眠れるヴィーナス」という感じ。昔どきどきしながら読んだ川端康成の「眠れる美女」なんかを想像させる佇まいです。全裸なのに真珠の首飾りをつけているという点が妙にエロティックで、男性の趣味が反映しているような気がします。





彼女の見どころは、お腹の蓋を取ったときに次々と現れる内臓標本なのですが、こうして蓋をしてガラスケースに入れられていると、惜し気もなく内臓を晒していた三体のみつあみの少女ほどインパクトは感じられません。実際は下のように蓋を取ってヴァーチャル人体解剖が味わえるわけですが、最後に子宮の中に赤ちゃんを発見。というのは、男性の考えそうなことですね。




つづく

続々・フィレンツェの人体標本 (ややグロ)

2007-05-13 | Europe ところどころ
フィレンツェのラ・スペコラ博物館の至宝、みつあみの女性の人体標本、最後の一体です。腹を割かれ、醜い臓物を晒していても、なおも気高く見えるのはどうしてでしょう。

外見はどこかウフィツィに架かるボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」にも似て、顔の表情はベルニーニの「聖テレジアの法悦」にも似て、指先の表情はレオナルド・ダ・ヴィンチの描くがごとく...。



ここまで「(ややグロ)」のタイトルつけていましたが、「(かなりグロ)」とのご意見も頂戴しましたので、今回はラ・スペコラ博物館の売店で買った絵葉書の写真で代用します。Tomotubby はここで以下のイタリア語版の写真集二冊

Arnaud「Le Cere Anatomiche della Specola di Firenze」
Arnaud「Le cere e le terrecotte osteriche del Museo di Storia della Scienza di Firenze」

を買いました。日本の洋書店でこれらを見かけたことがないのはなぜでしょう?(横浜のお医者さんのホームページに表紙の写真が出ていました。ラ・スペコラ博物館でこの二冊を買って帰る日本人は数少ないと思います)

つづく

続・フィレンツェの人体標本 (ややグロ)

2007-05-12 | Europe ところどころ
ラ・スペコラ博物館の人体解剖標本。「ややグロ」なのでエントリーは一回限りにしようかと思ったんですが、みつあみの女性の蝋人形は記憶では確か三体並んでいたことを思い出し、写真を入れ替えて続編もエントリーすることにしました。今回は小腸と大腸を中心に見せている一体の写真です。頬っぺたが赤いのはどうしてでしょう。



これらの蝋人形は18世紀後半、フィレンツェがトスカーナ大公国の時代、死んだばかりの美少女の遺体をモデルにクレメンテ・スシーニの手で作られたものです。



金髪の体毛には人毛が使われています。

つづく

フィレンツェの人体標本 (ややグロ)

2007-05-11 | Europe ところどころ
ナポリに続くイタリア18世紀人体標本の旅。今回ご紹介するのはフィレンツェのラ・スペコラ博物館です。正式には「LA SPECOLA MUSEO ZOOLOGICO UNIVERSITA DI FIRENZE」。つまりフィレンツェ大学附属スペコラ動物博物館で、別に人体標本だけを展示しているのではなく、全部で34室ある展示室のうち、人体標本室はたったの10室だけです。ん。十分多いですか?

ここは日本でも写真集が出版されたりして既に有名ですが、ここを訪れた人は意外なくらいに少ないのです。開館時間が短いせいもありますが、あんなに日本人観光客が多く訪れるフィレンツェにあり、誰しもが訪れるピッティ宮殿のすぐ近くにある博物館なのに。



ちょっと髪をみつあみにした、この女性の蝋人形が一番有名です。殉教した聖人の絵によくあるような、或いは凌遅刑を受けた中国の重罪人のような...生きたままお腹を割かれたリアルさ。Tomotubby の訪れたときは、たくさんの小学生が先生に連れられて見学に来ていました。課外授業なのでしょう。先生がこの女性を囲んで何やら説明していました。



しかし...



あーあー


なんだか収拾がつかなくなっているような。

つづく

ナポリの人体標本

2007-05-08 | Europe ところどころ
BODIES - THE EXHIBITION、人体の不思議展のウェブサイトをみていると、人型をした血管の標本がありました。色が毒々しくて珊瑚みたい。



おそらくは屍体の血管に樹脂を混ぜた食塩水かなにかを注入して固形化してから、肉や骨を酸で溶かすのでしょう。Tomotubby はこれと同じような人体標本をイタリア・ナポリのサンセベーロ礼拝堂で目にしたことがあります。ここは16世紀から貴族サンセベーロ家の墓所でもあり、中央に置かれた「ベールをかけられたキリスト」像が有名なのですが、地階には18世紀に生きた5代目のレイモンド・サンセベーロが作った人体標本があるのです。こんなの↓です。男女二体。絵葉書を買っておいたので、トリミングしてみました。18世紀にこのような技術があったとは驚きです。女性は妊婦で、昔は足元に胎児の模型があったそうですが、盗まれてしまったそうです。



レイモンド・サンセベーロは錬金術師にして、フリーメーソンでもあったそうですが、その奇行ぶりが教会の反感を買い、ひとり地階の墓所に祀られたということです。

つづく

BODIES - THE EXHIBITION (Las Vegas)

2007-05-07 | RUGlad2BInAmerica?
タクシーに乗ったときにグロテスクな宣伝に気づきました。展示される標本に本物の屍体を使っていることで日本でも話題を呼んでいた「人体の不思議」展。行ったことはないんですが、あやふやな記憶では、2003年くらいから国際フォーラムなんかで繰り返して開催されていたと思います。そのイベントが、ラスベガスでも Tropicana Las Vegas Hotel and Casino で開催されていたのでした。こちらでのタイトルは「BODIES - THE EXHIBITION」。


ミラージュの前に停まっていたタクシーの屋根に...グロ
右隅に見えているのが、先日話題にしたCasino Royale and Hotel


乗ったタクシーの車内にも...げげ

この展覧会、現在アメリカではワシントンD.C.、ニューヨーク、ピッツバーグ、サンディエゴ、ダーハムで開催されていて、ヨーロッパでもプラハ、まもなくリスボンでも行われるらしいです。日本のほかでも、少なくとも世界8箇所で展覧会が行われているということは、死体標本の数も相当必要になるはず。調べてみると、標本工場は中国の南京か大連だか?にあり、そこでは標本を量産する生産体制が確立されているとか。標本製造工程は、まず貰ってきた新しい死体を-25℃のアセトンの槽の中に数週間漬けておき、体内の脂肪分や水分を取り去ります。次にシリコーン樹脂を含浸し、硬化剤を加えた槽に数週間入れます。最後に特殊なガス雰囲気で一ヶ月以上乾燥してできあがり。縦に真っ二つに切断されたり、輪切りにされた人体標本は、ブレードでスライスしてからアセトンに浸漬するのでしょう。死体は、本人が生前に遺した遺言により合法的に献体されたものとのことですが、臓器売買と同様にお金に困って遺体を手放したのではないでしょうか?

死後、人体の全てを晒し、縦切りや輪切りになって、世界を旅するって、なんとも因果な?

つづく

ラスベガス空港で見た御馴染さんたち

2007-05-06 | RUGlad2BInAmerica?
ラスベガス・マッキャラン空港でプリンス(の写真)を見てからの顛末は先日記事にしましたが、同じ場所で、このブログならではの懐かしい面々にも出会いました。


まずは Blue Man Group

色男特集()に登場したこの人たちは、NYから4月30日まで期間限定で The VENETIAN に遠征中なのでした。こんな感じ↓



そして↓の写真の左上の方に注目。


MAMMA MIA!

ラスベガスでは Mandalay Bay Hotel & Casino 内の Mandalay Bay Theater で公演。なぜかカウボーイハットを被っています↓



気になる「右の人」はどんな人なのでしょうか?
探してみたら、本場ロンドンと同じタイプの人↓でした~♪



今回は使いまわしネタでした。

空中からスカイウォークを見つけた (Grand Canyon)

2007-05-05 | RUGlad2BInAmerica?
プロペラ機に乗って、グランドキャニオン・サウスリムからラスベガスに戻ったとき、グランドキャニオンも少し見飽きたな~。と思いつつも窓の外を眺めていたら飛行場を発見しました。



場所はグランドキャニオンの西の果て、ウェストリムのあたり。こんな辺鄙なところにどうして空港があるんだろう。と訝しがっていたら、次の瞬間、見つけました。空港から延びる道の先に...



わかるかな。グランドキャニオンの崖っぷちに突き出たU字状のもの。ズームアップしてみましょう。



これが話題の展望台「Grand Canyon Skywalk」。3月28日にオープンしたばかりの新名所です。グランドキャニオンの崖の上から空中に向かって20m以上突き出した展望台は、崖底からの高度が約4000フィート、つまり1200mを超える高さ。これがどんなに高いかというと、現在世界一高い建造物「台北101」が 509m。二番目のKL「ペトロナスタワー」が452m。(番付はこちらを参照ください)



高所恐怖症ぎみの Tomotubby としましては、話を聞くだけで足が震えますが、さらに怖ろしいのは、この展望台の床は透明の強化ガラスになっていること。うわー。厚さは5インチ、約12cmで70tに耐えるそうですから割れはしないだろうけど、もし割れたらと思ってしまうともう歩けませんね。この写真この写真この写真を見てると怖くなります。訪問客は靴を脱いで、布の靴下みたいなのを履いてるけど、これはガラスを傷つけないようにするためなんでしょう。ガラスにマイクロクラックが入ると、そこを起点にしてヒビが入って割れるなんてこともありえるからでしょうか??



Skywalk は先住民ワラパイ族の居住地に作られ、一人25ドルのチケット代金は、長い間貧困に苦しんできた彼らの収入源になるそうですが、この地はワラパイ族の聖なる土地であるため、批判の声も上がっているそうです。そういえば空中から撮影した写真をよく見ると、ネイティブ・アメリカンの横顔とも見える影が写っていました。


ぞぞぞ...


地図

羊山公園の芝桜 (連休花便り・埼玉1の1)

2007-05-04 | Japan 非日常生活 遠征篇
ポスターに釣られて、秩父まで出かけて、羊山公園の満開の芝桜を見てきました。

ゴールデンウィーク中の来訪者は晴天だと一日10万人を上回ることもあり、西武線も超満員らしいので、時間をずらして西武秩父駅に着いたのは午後4時前。まだまだ陽は高く汗ばむ陽気でした。武甲山を背景に、全8種類、35万株以上の芝桜の花が敷きつめられたように咲く羊山公園は駅から徒歩15分程度。来訪者が幾分減った園内で閉園時間まで過ごして、普通列車で帰ってきました。