Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

カトマンズで食べたステーキ

2006-02-06 | Asia 「圓」な旅
カトマンズを後にして、デリー、バンコクでトランジットして成田に着いたときは特に異状はなかったのですが、自宅に辿り着いて旅の疲れから眠ってしまい、腹痛とともに目が覚めました。やな予感。こ、これは、例の兆候。それも一刻の猶予も許されない急性の事態です。慌てて個室に駆け込み、なんとか危機を脱しましたが、もはや立ち上がって個室から一歩も出られなくなり、それから憔悴しきったまま一坪に満たない狭い空間で数時間を過ごすことになりました。

噂には聞いてはいましたが、これほど凄まじいものとは。バッグに潜ませておいたのですが、インド、ネパール滞在中に一度もご厄介にならなかったラッパのマーク・正露丸糖衣錠を、帰国直後に呑む羽目になるとは。脱水症状になりながらも、水を呑むとすぐに出てしまいます。このときばかりは、消化器が体を貫く一本のパイプであることを認識せざるを得ませんでした。狭い空間で気を紛らわせようとすればするほど、赤痢とか、コレラとか、まじやばい病気が頭に浮かぶのでした。

ネパールにいるときはあれほど食事に気をつけたのに。思えば、カトマンズ最後の食事は、西洋人で賑わうタメル地区のレストランで食べたステーキ・ディナーでした。付け合せの野菜は「ヨード水溶液で○分間か煮沸したので安全」などと壁やメニューにも書いてありました。食べたときには気にも留めなかったのですが、いろいろ考えると、牛を神聖視するヒンドゥー国ネパールで、牛をしたり、その肉を売買したり、調理して食べたりするのは最大級のタブーではないのか?と思えてきました。さすれば、あのパサパサしてお世辞にも美味しいと言えない牛肉の素性・出自は、いったいどういうものだったのでしょうか?


なんだか「深夜特急」に出てきそうな雰囲気


最新の画像もっと見る

コメントを投稿