にゃんこな日々

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【映画】『J・エドガー』

2012年02月05日 | MOVIE
『J・エドガー』J. Edgar(2011年/米)
監督:クリント・イーストウッド。
出演:レオナルド・ディカプリオ。ナオミ・ワッツ。アーミー・ハマー。ジョシュ・ルーカス。ジュディ・デンチ。

アメリカ連邦捜査局FBIの長官ジョン・エドガー・フーバーは、自らの伝記をスミス捜査官に口述タイプさせていた。彼の話は1919年のパーマー司法長官の自宅が共産主義者のテロにより爆破された事件から始まる。常に母親から男らしく人の上に立てと教えられ望まれていたエドガーは、29歳でアメリカ連邦捜査局FBIの長官に就任。現在では当たり前になっている指紋採取、筆跡鑑定などの犯罪捜査の基礎を築き、数々の事件を解決するが、その一方では盗聴などの非合法な手段を用い、政治家を抑え、大統領までも抑えていた。しかし老いと共にエドガーの威光は陰りを見せ始める。

実はこの作品ノーマークだったんですよねぇ。え?イーストウッドの最新作?それは観なければ!ってことで劇場に出かけた。
地味な出だし。自分の伝記を口述タイプさせてるもんだから、セリフが長い。このまま私はこの作品をちゃんと観ることが出来るだろうか?との不安が頭をよぎる。そんな時にいきなりのドッカーン!まじ吃驚した(笑)。おかげでちょっと目が覚めたけど、またもセリフの羅列。ところが派手なドッカーン!はもう二度となかったんだけど、なぜだかだんだん覚醒し、どっぷりと作品にのめりこむ。さすがイーストウッド監督ってことなんでしょうか?ジョン・エドガー・フーバーをすごくフラットに描いているような気がする。差別主義者で権力欲が強くゲイ・・・なんてのを変に特化させない描き方は見事ですね。そして演じるディカプリオもすごい。トム・ハンクス化してる。って似てるっていう意味じゃなくって、演技に力入っているというか・・・うーん・・・とにかく私にはトム・ハンクス!って感じの演技だったんですよ(笑)。決してどちらも貶してるわけじゃなくほめてんですよ。
アメリカの裏歴史を垣間見ることが出来る作品。面白い。これがアカデミー賞に全く引っかかってないというのもなんだか不思議なんですけどね。

-2012.2.5 MOVIX堺-


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