ぼちぼち日記

大切な日々のこと

誕生日おめでとう!

2007-06-25 11:57:04 | つぶやき
昨日は、息子の誕生日。
欲しがっていた時計は、おばあちゃんが買ってくれると言うので、私たちは、何にしようかなあ~?と悩んでいました。で、思いついたのが、「ベッド」。

私が子どもの頃、八畳間に布団を敷き詰めて、家族四人で寝ていました。
父親のいびきがうるさかったこと、妹の寝言、夜トイレに起きると、必ず、となりの母親の足をふんずけてしまっていたこと
それらが、今では、宝物みたいな思い出で、結婚して子どもができたら、「みんなで川になって寝たい」というのが、私の夢でした。
そして、今までずっと、その夢は実現されてきたのです。

狭い団地の時は、もちろんでしたが、新しく家を建てるときも、ここだけは譲らず。
おかげで、2階は、でっかい部屋が1つだけという家ができあがりました。
すぐに、大人になってしまう息子のために、一応、3枚の仕切り戸を閉めると、1つ部屋が出現するという作りにはしておいたのですが、幸運にも、その仕切りを閉めることは、冬の寒さをしのぐため以外には、ほとんどありませんでした。
ところが、先日、息子が、突然、「一人で寝てみてもいい?」と。
ああ、そんな年になったんだなあ~
小学生だった自分が、あの八畳間を出て、狭い勉強部屋に無理矢理布団を敷いて、一人で寝るようになった時のことを思い出しました。
そこで、「ベッド」をプレゼントしてあげよう!と思ったのです。

安売り家具やさん・○トリに行けば、かなり安く手に入るはず。そう思っていたのですが・・・
作ってしまいました。うちの「園芸・陶芸・日曜大工好き」の旦那さま。
 私の思いつきから、たった2週間での完成でした♪


上のマットだけは、○トリでお買い上げ♪かなりの出来です。
当日まで、息子に悟られないように作れるのか?ということだけが、旦那さまの心配の種でしたが、私が予想した通り、目の前のことしか見えていない息子は、当日まで気づかず・・・。
(旦那は、そんな息子を「アイツは、5年生にもなって、こんなことで大丈夫なのか?」と、心配していましたが )
誕生日前日の夜中、立てておいたベッドを横にして、ベッドメーキング。
ことり文庫さんで選んでもらった本に、カードを挟みこんで置いたら、完成です。

誕生日の朝。頬を赤くして、鼻の穴を膨らませて、大興奮の息子くん。
堂々と、「今日から、ここで寝る!」と宣言しました
夜。まだ、3枚の引き戸は閉められることなく、開いたままでいてくれましたが、確実に、昨日とは違う息子。
その寝顔を見ていたら、なんだか、無償に寂しくなってしまい、不覚にも泣いてしまった母なのでした 恥ずかしい
私が、「勉強部屋で一人で寝る!」と宣言した日、母は、どんな思いで布団を敷くのを手伝ってくれたのだろう?泣きながら、そんなことをボンヤリ考えました。

息子くん。誕生日、おめでとう!
もう11歳。とうとう、二分の一成人式も終えてしまったね。
愛しているよ。その気持ちだけは、0歳の時と、ちっとも変わらない。
今も、これからも、ずっとずっと。