ぼちぼち日記

大切な日々のこと

絵本覚書

2012-02-26 15:59:12 | 娘と読んだ絵本のこと



高校に入ったら、また剣道漬けなのだから、今のうちに旅行に行こう!と
沖縄のパンフレットをもらってきたのだけれど、息子ったら、
「冬の沖縄に行っても、何もすることがないから、スキーがいい。」と言いました。

美しい海を眺め、砂浜で遊ぶだけでも良いじゃないかと、母は、必死で反論しましたが、
(私ったら、どんだけ沖縄行きたいの!)息子の祝卒業の旅行なので、息子の好きなように
ということになり、長野の黒姫に、家族みんなでスキー旅行となりました。
犬OKのコテージを予約し、私の妹も誘って、久しぶりのスキー。4歳の娘は、初スキーです。

私は、ずっと娘と雪遊びの予定でしたが、一回だけ、旦那のブーツを借りて滑りました。
久しぶりのリフトは寒すぎるし、斜面を目の前にして、何より、怖くて、怖くて・・・足がすくんだ。
若い頃は、守るものなんて全然なくて、怖いもの知らずだったなあ。
ガンガンとばして降りていく息子の後姿をぼんやりと追いかけながら、ちょっと、
切なかった。年をとるって、嫌あね。



それでも、最終日、無鉄砲に登ってしまった「戸隠神社」の奥の社。
道の駅で、奥の社は、徒歩では無理だと言われたのだけれど、とりあえず、鳥居と
参道ぐらいは見られるんじゃないかと、駐車場に入ってみたのです。
しかし、駐車場は満車状態だし、みんな、軽装のまま、山に登っていく、登っていく。
私たちは、みんなスキーウエアだし、スノーブーツだし・・・・・行けるんじゃない?
と、そのまま、突き進んでしまいました。

途中までは、本当に、ただの雪道で、余裕だったのだけれど、神様は、そんなに甘く
ありませんでした。最後の最後が、キツカッタ。
何度も訪れている?方が、「行ける!行ける!登ったら、世界が変わる!」などと仰るので
最後まで、登りきりました。世界が変わったかは別として、達成感!と爽快感は格別。

娘さんは、「おんぶ~」と泣きが入っていたくせに、神様に拝んだ後は、俄然、元気になり
帰り道は、文句1つ言わずに、一人で歩いて行きました。
逆に、母が、斜面で滑って転びそうになり、のろのろ・慎重な歩き。
すっかり置いてきぼりをくらいました。とほほ。4歳児にまで、置いてきぼりかい。

中耳炎に、冬山に、2月は、年を感じることばっかりだったな。ふう。
もうすぐ春です。気持ち、切り替えていこう!
そんな訳で、最近の娘と読んだ本、覚書。



私の妹が、幼稚園生だった息子にプレゼントしてくれた本。
当時、年長さんだった息子に、毎晩、この本を全部読み聞かせて、大変なことだったのを
覚えています。
幸か不幸か、娘は、そんなに集中力がもたないので、3~4日かけて、分けて読みました。
それでも、キリカ大好き!なのは、同じ、同じ。

おかげで、娘は、画用紙イッパイに、キリカの絵を描くようになりました。
お気に入りの蜜蝋クレヨンにピンクがないので、赤で描きます。
普通のクレヨンを使えばいいのに・・・クレヨンの方にこだわりがあるみたい。面白いです。
誕生日プレゼントは、ピンク入りの蜜蝋クレヨンかな。



娘が、幼稚園から借りてきました。
悩んで、悩んで、お母さん達の読み聞かせも聞かないで、選んだのだそうです。
それは、それで、ビミョーなんだけど・・・。

今までは、文庫に入ったとたんに、目の前にあった2冊を、ぱっと選んでいた娘。
それについて、色々思うところもあったけれど、悩みすぎて決まらず、読み聞かせも聞かない
というのにも、思うところアリ。あー。母親って、面倒な動物です。

選んだポイントは、表紙が、とても可愛らしいから!なんですって。
そんなに一生懸命に選んだ癖に、あまり「読んで!読んで!」とならないで、私が、出してきた
から、仕方がないという風に読みました。選んだだけで満足だったのかな。
でも、読んでみたら、とても面白かったようで、何回も繰り返して読みました。
大満足で、返却デス。




珍しく、「読んで!」と言って、この本を出してきました。
画面いっぱいの「おやつパン」のところで、全く、前に進めなくなり、ちょっと困った。

休みの日にパンを焼くときは、娘に、二つだけ「おやつパン」を作ってもらうことになっています。
うさぎとパンダは簡単なんだけれど(顔だけね)、それ以外は、どうも手が出せません。
「雪だるまパン」は作れそうだようねえ・・・と言うことになりましたが、娘は、「わにパン」が、良い
のだそうです。難しそう・・・。「へび」なら、いいんだけどなあ。



母が、図書館で借りてきた本。
立てかけてある本を見て、お友達が、絵本屋さんで買っていたのを思い出しました。

ヤカちゃんが大好きな娘だったので、興味津々で見ていました。
でも、途中で、主人公の二人が変わったことが、どうも理解できないようでした。
まあ、理解できなくても、楽しいんですけどね。
そこのところには首をかしげながらも、喜んでいた娘です。

また、絵が素敵なのです。
ママとママねずみは、再会できるのかな?なんて想像してみるのも、また、楽しい。



定番本となったヤカちゃんは、2~3日読んでいないと、
「最近、読んでなかった!」と言って持ってきます。
・・・・・・・「最近」の使い方間違ってないか?

お兄ちゃんが、すっかり覚えてしまったため、日常生活で、ヤカちゃんの台詞がとびかって
なんだか、大変なことになっています。
息子くん、公立高校の受験、全日程が終了したため、本日より部活復帰。
毎日いてくれると楽しいのだけれど、ちょっと・・・・・ねえ ヤカちゃん二人は、ウルサイ 
しずかな、日曜日の午後です。



大好きなこの本で、覚えた言葉を使うのが、娘のマイブーム。
このところ、何かにつけて「ひびがきれる。」と言います。
畳の擦り切れも、柱の木のむけたところも、みーんな「ひびがきれる。」なもんだから、
とうとう、お兄ちゃんに「使い方を間違えてる。」と指摘され、プライドが傷つき、大泣きの娘でした
「女ってメンドクサイ。」が、息子の最近の口癖。



ヤカちゃんの時ほどではないけれど、この本を最初に読んだときも、怖がって大騒ぎでしたっけ。
それ以来、歯磨きが終わる度に、ミュータンス役をやらされ、ぴかぴかの白い歯を前に、
「やられた~」と、倒れてみせるという毎日を送っています。
そんなに大好きなのに、「あの本はコワイから、もう読まない!」と言う娘さん。

ところが、先日、「今日は、ミュータンスを借りてく!」と言い出しました。
閉架本なので、出して欲しいと図書館のお姉さんにお願いしたら、
「絵本じゃないですよ。」と。
「実は、好きなんですよー。」と答えたら、お姉さん、びっくり!
毎日、ミュータンスごっこしてるなんて聞いたら、もっと、びっくりしたかな。

しばらくぶりに読んだミュータンス。
娘が、ちっとも怖がらなくて、ちょっとがっかりした母でした。
その分、冷静に本も眺められたので、あのネバネバの歯の絵に、本気で気持ち悪くなりました。
読み終わったら、娘と二人で歯磨き。
どうしたって、この本を読んだ後は、歯磨きしたくなります。


1月に読んだ本

2012-02-07 20:40:09 | わたしの読書

ホッとしたのか?体調を崩してしまった一週間。
中耳炎になってしまった左耳を、もてあまし中。
微熱まで出てきてしまったので、重い腰をあげることにしました。
明日、病院に行ってきます。とほほ。

通院の友には、どの本を持っていこう。それだけが、楽しみです。
読書の方は、集中できないモードから、読む読むモードに移行中。
私の読書は、最近、アップダウン走行です。

このところ、再読の本と新しい本を、同時進行で読むことにハマッテいて、
再読は、若い頃、夢中になって読んだ村上春樹を。
なんだろう?人生の折り返し地点かしら?なんちゃって。
あまりに読んでいるので、息子が、「村上春樹って、そんなに面白い?」と
聞いてきました。

私自身が、読みながら気持ち悪くなることもあるので、
「読んでみる?」と、気軽に言えなかったりします。
私の初めての村上春樹は、たしか、「ノルウェイの森」だったような。
今度は、これを再読してみようかな。

1月にヒットだったのは、「歳月」という詩集。
茨城のり子さんは、以前から気になっていた詩人さんだったのですが、
図書館で立ち読みしても、あまり、びびっとこないで、そのまま棚に戻していました。
今回、読書メーターの読友さんのレビューを読んで、これだ!と直感して予約。
久しぶりに、出会えて良かったと思える詩集を手にしました。
詩を読んで涙したのも何年ぶりだろう?

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1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1442ページ
ナイス数:16ナイス

歳月歳月
詩を読んで泣いたのは何年ぶりだろう?こんなにも激しく、切なく、艶かしく、哀しい・・・
恋の歌があるだろうか?「愛してる」とか「恋しい」と言う言葉が、風に吹き飛ぶように軽く感じる。
素晴らしい。本当い素晴らしい。今年、自分の誕生日プレゼントに選ぶ本は
(毎年、趣味の絵本を買っているけれど)たぶん、これに決まり。出会えたことに感謝。
読了日:01月31日 著者:茨木 のり子

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 新装版 (新潮文庫 む 5-5)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 新装版 (新潮文庫 む 5-5)
再読。途中、現実の生活を全て忘れて世界に入り込んでしまった。無の境地って、こんな感じ
なのかなあと思うくらい集中した。「ねじまき鳥」が、不完全すぎる!と声をあげたくなるような
終わり方で、謎が残されたままなのに対し(それは、それで素晴らしい作品です)二つの世界が、
完璧すぎる位につながり、完璧なる終わり方。なのに、やっぱりすべてが謎だ。素晴らしい。
読んですぐに、再読したくなる。でも、たぶん、この謎は一生解けない気がする。でもでも、
少しずつ近づいている気もする。それがいい。ほとんど、中毒患者。
読了日:01月25日 著者:村上 春樹

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 新装版 (新潮文庫 む 5-4)世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 新装版 (新潮文庫 む 5-4)
「壁と卵」のスピーチを読んだときから、ずっと読みたかった。再読。たぶん3回目。
全く意味がわからないまま、ひきずられるようにして読んだ1回目から、変わらず好きなのは
「世界の終わり」の章だ。穏やかで、慎ましやかな生活。でも、この穏やかさは作り物だと思う時の、
何ともいえない気もち。対称的に、とことん破壊的な世界「ハードボイルドワンダーランド」。
全く違う世界が、途中で、繋がった?と思った瞬間から、もう、読むことを止められなくなる。
主婦になると、これは辛い。独り身のときの読書は良かった・・・と、関係ないことを思う。
読了日:01月12日 著者:村上 春樹

贋作『坊っちゃん』殺人事件贋作『坊っちゃん』殺人事件
こんな所にツッコミ入れたり、考えを膨らませて、あの「坊ちゃん」を読む人がいるんだなあ・・・
すごいなあ・・・と感心しながら読んだ。感心しすぎて、ストーリー自体を楽しめたのかは疑問。
「坊ちゃん」を再読したくなった。
読了日:01月05日 著者:柳 広司

怪物はささやく怪物はささやく
コナーの痛みが迫ってくる。これは、昔、感じたことのある痛みだ。混乱した。混乱して、怪物の
言っていることの意味が、全く理解できなかった。3つの物語が示唆するものも、4つ目の物語を
どうしてコナーが語らなければならなかったのかも。号泣の中、迎えたラストが「救い」で良かった。
私が受け取ったバトンの続きは、こうだ。コナーと祖母は、多分、良いパートナーになると思う。
そしてきっと、小さな幸せを手に入れるだろう。
この本、いつか再読しよう。その時は、もしかすると、怪物を理解できるかもしれない。
読了日:01月03日 著者:パトリック ネス,シヴォーン ダウド

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター


感謝

2012-02-01 16:42:06 | つぶやき

 サクラ サク 

遠くから、近くから、ご心配下さったみなさま、本当に、どうもありがとう。

「面接で、どう答えたのか、何1つ思い出せない。」
という、迷言を吐いた息子くん。
天然なのか?インフルエンザのせいなのか?と、首をかしげていたら、
近所のママから「そりゃあ、天然でしょ!」と、ツッコミを入れられました。
たぶん、その通り。

この県では、約半分?(より下かな?)の生徒だけが、今日、合格の通知をもらいます。
ここからは、応援です。

うかれずに、気を引き締めて!と言ったら、仲間全部が合格するまで、
気持ちなんて緩まないし!と、逆に、怒られました。
残念だったお友達と外で会ったら、「おめでとう!って伝えて下さい!!」って、
笑顔で言ってくれた。倍率がとびきり高い高校に挑戦した君だもの、
大丈夫、後期試験まで頑張れる。
羨ましいぐらいに、良い仲間。息子は、幸せ者です。ありがとう。

これから、受験のみなさん、どうぞ、頑張って下さいね。