ぼちぼち日記

大切な日々のこと

本、本、本。

2013-11-23 01:34:47 | 娘と読んだ「よみもの」の本のこと



「ヘンテコどうぶつ日記」を読み終えてから、続けて読んだ「ボンヤリどうぶつえん」は、
やっぱり、なんじゃこりゃーで、母には理解不能。
サイの話は、とても面白くて気に入ったけれど、他のは・・・私の中の「なんじゃこりゃ」を超えている。
あまりに、なんじゃこりゃなので、ある夜、思わずポロリと・・・
「そろそろ、普通のお話読みたくなっちゃったな。」と、こぼしてしまった母なのでした。

それを聞いて娘さん、猛然と抗議。
「読み終わっても、次、これを読む!!!!!!」

ああ、娘の柔らか頭が羨ましい!
次は、「・・・・すいぞくかん」への予定でしたが、やっぱり休憩したくて、図書館の返却期限をたてに、
何冊かの絵本を読むことで、娘に納得してもらいました。




可愛くて、ほっこり。
私としては、何かが心に残るという感じではないなーというのが、正直な意見ですが、
娘は、たいそう気に入って、自分ひとりで読む時間にも、この絵本を選んでいました。
(ようやく、母が読書モードに突入したので、時間があるときは、2人で布団の上で、それぞれの
読書を楽しむようにしています)

学校で「音読」を繰り返しやっているせいか、家でも、読むときに、大きな声で読む娘さん。
隣で、一緒に本をひらいている母、どうも、自分の読書に集中できません(笑)
おかげで、そのうち、私が、読み聞かせしてもらっている感じになります。
そうするとね、この本、とっても素敵に思えくるから不思議です。
大切な人に読んでもらうって、それだけで魔法です。



「げんまん げんまん」のおかげで、もう少し、休憩が出来る感じです。
で、大好き「ももいろのきりん」再び。

小さかった息子に、私の妹がプレゼントしてくれた本。
何回も何回も読まされて、のどが痛くなるほど読まされて、、、、、
十年以上たって、はじめて娘に読んであげたのは、幼稚園のとき。
久しぶりに、私の中の王道を読んでみたくて(これも、長新太効果でしょうか)、手にとりました。

あー。すごいなー。
何年たっても、何回読んでも、決して色褪せないというのは、このことです。
最初に読んだときと、まったく同じ輝き。わくわく。くすくす。
すごいなー。すごいなー。と、うなりながら、読了です。

ちなみに、小さい時に読んだのに、娘が、ほとんどストーリーを覚えていたことは、本当に驚きでした。
子どもの記憶力、恐るべし。



ずっと手元に置きたかった絵本を、古本屋さんで見つけました。
娘に読むのは、はじめてです。

とにかく、探す。探す。
途中、母から本をとりあげて、ページを戻って、探す、探す。
ストーリーなんて、そっちのけ(笑)ま、いいか。

娘さん、
「もりのかくれんぼうは、最初からけいこを見ていたと言ってるんだから、(けいこが)森に入った
ページにも、もりのかくれんぼうが隠れているはずだ!」
と言い張って、読み終えてからも、けいこが森に迷い込んだページを必死で探していました。
しかし、残念ながら、そのページには、誰も見つからず。

もりのかくれんぼうのセリフに気づいた者の特典として、
そこにも、密かに、もりのかくれんぼうを忍ばせておいてくれたら、良かったのにね(笑)

「おひさまはらっぱ」の後、続けて読んだ中川さんの本を記録するのを忘れていました。
こちらも、再読。「三つ子のこぶた」。

娘は、「おひさま はらっぱ」よりも、楽しんで聞いていたように思います。
私は、奇想天外なストーリーが、どんどん展開していくお話が好きだけれど、娘は、こういう
日常を描いた、ほっこりしたストーリーが好きなんだろうな。

ちなみに、幼稚園のときも、たしかに喜んでいたけれど、より文章を理解できるようになって、
もっともっと、楽しめているように感じました。
その年齢にあった楽しみ方ができるから、本って、いいな。
だからこそ、いつ読んでも、何回読んでも、決して色褪せないということは、児童書の基本な
んだと思います。
いつ読んでも、何回読んでも、かわいい三つ子たち。

母は、これを娘にプレゼントしてくれたお友達のことを思い出しながら、本を読みました。
元気かな。早く、クリスマスカード書こうっと。


読書

2013-11-13 14:14:14 | わたしの読書

しばらく、いやいや、かなり前から・・・自分の読書をしていなかった。
あまちゃんから始まって、今は、リーガルハイ!に、アメリカのテレビドラマのDVDと、テレビドラマを
見ながら編み物をすることに夢中になっていて、本を読みたいという気持ちはあっても、
以前のような「読まずにはいられない!」という衝動のようなものが、消え失せてしまっていた。

もう、さすがに友達に返さないといけないという本があって、半ば、仕方なく本を開いたのが、つい最近。
随分遅い、読書シーズンの到来です。(あっという間に冬だし)


映画の原作?本。(DVDを借りて、続けて本も借りました)
映画の脚本家の方が書いた小説版だから、映像を観ているみたいにサクサク読めて・・・。
しばらく活字から遠のいていた私には、調度良いリハビリみたいな本だった。

映画ではわからなかったイロイロなことが、すとんすとんと落ちてきて、大好きだった映画が、もっと好き
になれたような気がした。
小学生の女の子の表現には、無理があるように感じたけれど(これって大人の思考回路?という脳内ツッコミ)、
それを差し引いても面白かった。
映画では好きになれなかった香織が、身近で愛おしく思えたし、お風呂屋さんの夫婦の話には、もっと深く想いを
寄せることができた。これは・・・映画とセットで一つの作品かも!?

それにしても、最後に、りえさんがマーニが見つけてくれて、本当に良かった!
やっぱり、りえさんは、原田知世だよー!と、うなりながら読了。
また、映画が観たくなりました。



「しあわせのパン」の後、久しぶりに「読みたい!」モードにスイッチが入って、
図書館から借りて、永遠と延長し続けていた本を読み始めました。

久しぶりの いしいしんじ さん。
高校生の息子が、「ぶらんこ乗り」を読んでいるのを見て、私も、久しぶりに読んでみようかと、図書館で
一番新しい いしいしんじ本を借りたのでしたっけ。(今では、2番目に新しい)
四とそれ以上の国」を読んで、途中、具合が悪くなって読み進められなくなり、挫折して以来のしんじさんです。

面白かった。

足をふんばって、歯をきりきりいわせて読んだ。
生まれるって、生きるって、こういうことなんだと思った。
生きよう。
私も、足を地につけて、ふんばって、歯をきりきりいわせて、一歩、一歩、歩いていこう。
最後の最後まで、生きよう。

この人の描く世界は、やっぱり凄いと思いながら、だからこそ残念だったのは、この世界を、以前のように、
自分の中に取り込めていない自分。
うまく言えないけれど、あまりに読書しなかった時期が長すぎたからか、テレビドラマの見すぎか、私の中の
物語を受け止める部分が感度不良で、活字をうまく取り込めていない・・・気がした。

しかし、感度不良の今なら、「四とそれ以上の国」を読めるかもしれないなーなんて思ったり。
いしいしんじ。本当に、面白い作家さんだなあ。


『まいごのどんぐり』

2013-11-03 18:07:08 | 娘と読んだ「よみもの」の本のこと

 『まいごのどんぐり』

息子と読んだ記憶のある本を図書館で見つけてきました。
次の予約が入っていたため、返却日の前の日にあわてて読みました。
まずは、そこが失敗。

どんな内容なのか、すっかり忘れていて、ふいをつかれました。

母、号泣。

読み手として、最悪。必死に耐えたのだけれど・・・無理。
おかげで、娘は、私の顔を見上げることに夢中でした。
こんなに素敵な本なのだから、もっと、ちゃんと下読みするべきでした。

翌朝、私が朝食の準備をしている間に、パパに頼んで、この本を読んでもらったらしい娘。
パパも泣いてしまったとかで、娘は、妙に満足気な顔で、下に降りてきました。
ほら、やっぱり、そっちに興味がいっちゃったよ。くー。反省。

でもね、その日の夕方、パパとお兄ちゃんと大くん(犬の)とキャンプに行った娘から、
「おかあさーん!どんぐりイッパイあるよー」と電話がかかってきました。
反省すべきは多かったけれど、まあ、タイムリーだったから良しとするか。

この内容は、もう少し大きくなってから読んであげたかったと思いましたが、今は、
今なりの理解と面白さがあったかもしれません。
また来年、読んであげよう。

母は、祝日も仕事のため、キャンプはなし。
DVD鑑賞してから、遅すぎる衣替えを一人頑張る予定です。
(段ボールからセーターやらを引っ張りだして着ていたので、ただ今、タンス前が、無法地帯~)


『ヘンテコどうぶつ日記』

2013-11-01 13:10:15 | 娘と読んだ「よみもの」の本のこと



次も、中川李枝子さんの本を読もうと思っていたのですが、突然、思いついて、長新太さんの本を読むことに。
ナンジャコリャ童話館の3冊から、まずは、この本!と出してきました。


息子は、「ノンビリすいぞくかん」から、このシリーズに入りました。
その後、「ボンヤリどうぶつえん」「ヘンテコどうぶつ日記」を買ってきたのだけれど、そちらは、いまいち、のりきれず・・・・。
「ノンビリ・・・」が、ハマりすぎて他のものを楽しめなかったというのもあるかもしれないのだけれど、内容が、どうぶつえんの方が、
少し低学年向きかな?というのがあった記憶があります。「ヘンテコ・・・」は、さらに低学年向き。

読み期を逃したために、3冊全部を楽しめなかった!という悔しかった思いが、頭の片隅に残っていたんでしょうか。
とにもかくにも、娘が1年生のうちに思い出して、本当に良かった!

 

〇月〇日 

で始まる、動物たちのトンでも日記。

アリエナイとか、ナンセンスとか、そんなものを超えた、訳わかんなさでした。
あまりに、訳がわからなくて、母は、あまり楽しめなかった話もあったのですが、娘は、どれもこれも気に入った様子で、
大笑いして聞いていました。いやあ・・・。色んな意味で、低学年向きかも。

どういう意味?とか考えたら、もう、この世界を堪能することは出来ないというのが、母の結論です。
まさに、ナンジャコリャ童話。

可笑しいから可笑しい、でいいのだ。
バカボンのパパ風に心でツッコミながら、毎晩、本をとじました。
それでいいのだ。これでいいのだ。長新太とバカボンのパパは、哲学的なのだ。


どれもこれも、大笑いして聞いていた娘でしたが、一番、目をキラキラさせていたのは、なんといっても、
シロクマレストランの話。

「おかあさん!」

途中で、声をあげた娘。「・・・・・・・・・・・これって、もしかして・・・」
おおー。このブラックがわかりましたかー。お姉さんになりましたねえ。
あまりにサラリと、オチなく終わるところが、長新太さんの魅了だなあ。

娘が、とても気に入ってくれたので、今日から、「ボンヤリどうぶつえん」に進む予定。